2018/02/15
2か月ほど前、今年の年末年始は、ちょっと変わったことをやってみようと思った。
2年前とくらべて約10kgも体重が増えてきてしまったことなどもあり「そうだ、断食道場で過ごしてみよう」なんて思ってしまったのだった。迂闊(うかつ)にも。
そうして色々と調べてみると、淡路島に、国内唯一の「公的医療機関」としての断食道場があることを知り、せっかくならココにしようと予約を入れたのだった。
今この記事を書いている今日が入所して2日めである。
一昨日(27日(金))の夜に、夜行バスで浦安市舞浜を出発し、淡路島の断食道場に着いたのが28日(土)のAM10時半頃。
三宮で一度バスを乗り継ぐ必要があったため、入所前に朝マックでも食べよう。ぐふふ。なんて思っていたのだけれど、思いのほか乗り換えに戸惑ってしまい、結局なにも食べずに淡路島へ。これが後からジワリと効いた。朝から飲まず食わずで入ったため、初日の午後からお腹ぺこぺこで辛いのなんの・・・。
あと、実際に断食してみて、断食自体を完全に甘くみてました。お茶は好きなだけ飲んでいいのだけれど、とにかく固形物は無し。朝・昼・夕と、食堂に行って名前を告げると出てくるのは薄いフルーツジュースっぽい飲み物一杯のみ。
食堂にいる皆さん全員が、この特製ジュースのみ飲んでいるならまだ良いのだけれど、中には低カロリーコースみたいなのもあって、普通におかずやお粥を召し上がられている方もいらっしゃり、これがまた目の毒なんデス・・・。
このジュース3杯の他に、楽しみがひとつあります。お夜食(お夜食と言っても、19時半ごろ)に配給される、クッキーとヨーグルト。
配給と言うと、何だかもう断食道場や医療機関じゃない、まったく別な施設に思えてきますね・・・
これを自部屋に持ち帰って、ちいさなテーブルの上に静かに置き、一口ひとくち、それはもう本当に口の中で存分に味わい頂くのであります。
恥ずかしいかな、ひとりだけなのでヨーグルトのカップも舐め尽くしちゃいましたよ。
ほんの数日前、会社忘年会で盛大な牡蠣鍋をいただいた時間が、まるでウソのような慎ましい、いや、慎ましすぎる日々を送っております。
会社の社長に、年末年始に断食道場に行ってくるといったら「馬鹿だな」と一蹴された。
たしかに、年末年始こそ盛大に飲み喰らう時間を満喫する日々だろう。だがしかし、だ。社長に嘲笑されようと、誰がなんと思おうと、自分は、今年は断食道場で年末年始を過ごすと決めたのである。お腹ペコペコで辛くとも、自分で決めたので最後まできっちりやりきろうと思っています。年末年始は、何度でもある。一度くらい、変わった年末年始があっても、いいではないか。
ちなみに、いま一番食べたいものは神戸ということもあって、蓬莱の豚まんを思いきり頬張りたいです。帰りは新幹線なので、三宮でぜったいに買って帰る・・・