2018/02/15
2018年9月、エッソやMobil、ゼネラル石油は「ENEOS(エネオス)」に統合されました。
以前からエッソ系列が展開していた「スピードパス」という決済ツールを利用していた身としては、エネオスへの統合によって、いったい今後のサービスはどうなってしまうのだろう?スピードパスはどうなるのだろう?と思っていたところです。
そして2019年6月10日、JXTGエネルギーから1通のDMが届き「スピードパス」の行く末が明らかに。
スピードパスから、エネキーへの切替申請が必要
そのDMには、以下のような案内文。
2019年7月「EneKey」デビュー!
スピードパスに新機能を追加した新スピード決済ツール「EneKey(エネキー)」がデビューします。
専用サイトにてスピードパスからの先行切替受付中です。
ぜひこの機会にEneKeyへの切替申込をお願いします!
まず、ウワサだった「スピードパス廃止」は事実でした。
スピードパス、エネキーともにICを利用した決済ツールとして機能に何ら変わりないのですが、やはりデバイス自体を持ち替える必要はあるのですね。(※切替手続きさえしなければ、まだ当面はスピードパスの利用も可能です。)
EneKeyの、6つの特徴
EneKey(エネキー)の6つの特徴を挙げておきます。
- 手持ちのクレジットカードと紐付け可能
- 決済がスピーディーに
- キーホルダータイプ
- 紛失、盗難補償付き
- 入会金、年会費無料
- Tポイント付与もあり
EneKeyの大きな特徴のひとつは「手持ちのクレジットカードと紐付け可能」という点です。
「スピードパス」を利用するためには、まず最初に指定のクレジットカードを所持済み、もしくは新規クレジットカード発行が必須条件でした。それが不要(既に手元にあるクレジットカードをもとに、エネキー発行が可能)とのことなので、もしかすると急速に利用が広まる可能性もあるかもしれません。
また、エネキーに一度登録したクレジットカードを後から変更することも可能です。
切替案内のDMには、スピードパスからEneKeyへの切替方法を促すQRコードやURLも記載されていることから、おそらくは有効期間を設け、いずれスピードパスは廃止の方向となるのでしょう。
ということで早速、スピードパスからEneKey(エネキー)への切替手続きをしてみます。
ちなみに、新規にエネキーを申し込まれる方はこちらの公式サイトから申し込み手続きが可能です。⇒ https://eneos-enekey.com/brand/register/
2019年7月現在、エネキー本体の店頭在庫を切らしているステーションもあるようなので、発行のためにスタンドへ行かれる方は事前確認をしてから向かわれたほうが良いかと思います。
エネキー発行ステーションの探し方
JXTGエネルギー公式サイトには、フリーワードやエリア、現在地から最寄りステーションを探すことができるサイトが用意されています。以下URLから公式サイトへアクセスすると「エネキー」にチェックが付いた状態の検索ページとなっているので、後はお好みの検索方法でエネキー発行可能なステーションをお探しください。
エネキー発行可能なステーションを探す ⇒ https://eneos-ss.com/search/ss/pc/top.php?cb[]=82
また、エネキーやイージーペイなどの給油決済ツールとは?だったり、実際にセルフスタンドでどのように使うのか?についても別記事にて簡単にまとめてみました。
まだお持ちでない方、これから申し込みを検討されている方の参考になれば幸いです。
スピードパスからの切替え方法は、2つ
ここからは、実際にスピードパスからエネキーへの切替手順について説明していきます。
- Webでの切替え
- 店頭での切替え
Webからの切替えに必要なものは「スピードパス番号」と「紐付けしているクレジットカード番号の下4桁」、「生年月日」の3つ。
店頭での切換えには、「紐付けしているクレジットカード自体」と「運転免許証」、「Tカード(※紐付けする場合に限る)」の3つです。
ここでは実際にスマホを用いた、Webからの切替え手順についての解説になります。
まず、案内にあるQRコードから切替申し込みサイトにアクセスします。
※なお、切替に関するお問合わせなどは公式ヘルプデスクをご確認下さい。
ステップ1:空メールを送信する
スピードパスからの切替サイトはこちら ⇒ https://eneos-enekey.com/kirikae/
まず始めに、サイト上にある「切替え申込み」をタップしてメールアプリを立ち上げてから、そのまま空メールを送信します。
送信後、すぐに登録URLのご案内メールが届きます。
メールに記載のリンクをクリック(タップ)し、必要事項記載のページへ。
ステップ2:必要事項を入力する
アクセスしたページから「スピードパス番号」と「紐付けしているクレジットカード番号の下4桁」、「生年月日」の3つを入力していきます。
※スピードパス番号は、手持ちのスピードパス本体や、DM宛名面に記載されています
3項目を入力後、次に進むと登録済みの住所や電話番号の確認画面へと遷移するので、必要に応じて変更し、最後に確認をタップ。以下の画面と「切替登録が完了しました」メールが届けば、これで手続き完了です。
ステップ3:エネキーの到着を待つのみ!
あとは、登録住所にEneKey(エネキー)が郵送されるのを待ちます。
上の画像にもありますが、7月になってから順次発送とのこと。利便性などについては、実際に手もとに届いてから順次、追記していきたいと思います。
「EneKey(エネキー)」が手元に届きました(2019年6月下旬追記)
上記手順にて切替申し込み後、6月下旬にEneKeyが郵送にて手元に届きました。
台紙にEneKey本体とキーホルダー部も分けられた形で、しっかりとパッキングされています。
さっそく開封後、これまで使用し続けて居たスピードパスと比較してみました。
スピードパスのピストンのような形状も気に入っていたのですが、こちらEneKeyもそれより少しだけ大きいものの、かなり薄い形状(クレジットカード等より少し厚めな程度)で、とてもコンパクト。
ちなみにスピードパスからの切替の場合は、EneKey発送日の翌月末をもって手持ちのスピードパスは自動的に使用不可となるようです。いずれにしてもEneKeyが手元に届いた時点で、スピードパスの使用停止申し込みをしておくのがベストでしょう。
退会手続きの問い合わせ先についても台紙に記載されています。
スピードパス・ヘルプデスク : 0120-838-395
ツーリング時の給油利便性を、劇的に高めてくれる決済ツール
財布を取り出す必要もなく、当然お釣りも発生しない便利な給油ツールとして「エネオスのEneKey」を紹介していますが、実はシェル石油でも同じようなサービスが展開されています。
「イージーペイ」という決済ツールで、仕組みや利用までの手続き方法は「EneKey」とほぼ変わりません。
こちらも発行までの手順などを簡単な記事にしてみました。
バイクであちこち出掛けることの多い身としては、スピードパスやイージーペイ、EneKeyなどの給油ツールを利用できるガソリンスタンドが充実してくれると本当に助かります。
これは以前にも記事にしたことがあるのですが、例えば車であればスタンド給油時、助手席や後部座席に置いたカバンから無造作に財布を取り出して給油をする・・・というのは、比較的容易です。
ただこれがバイクとなると、一度バイクを降りてから背負っているバックパックを降ろし、中から財布を取り出して・・・という一連の動作に、けっこうな手間を感じることがあったりもします。
そういう時、バイクや家の鍵と一緒に取り付けておくことができる「EneKey」や「イージーペイ」は重宝してくれています。
コメント
スタンドでEneKeyを作ろうと思い、Yahooカードを渡したが磁気が飛んでいるらしく何度やっても読み込めない。このカードは使えないですね!そういえばドラッグストアでも手入力しますねと言っていた記憶が、、、
スタンドの機械は手入力ができませんとあっさり断られました。
磁気飛びにご注意下さい!
by isopye 2019-07-14 7:01 PM
isopyeさま、コメントありがとうございます。
お手持ちのYahooカードの磁気ストライプが飛んでしまっているとのこと、ドラッグストアやガソリンスタンドでもお手間が掛かるようでされば、Yahooクレジットのサポートへ連絡しての再発行手続きをご検討されてみては如何でしょうか。
by ken_ken 2019-07-14 8:43 PM