2018/02/15
以前、東北巡りの際にスタート地点として利用させて頂いた那須塩原にある「雲海閣」というお宿。
こちらのお湯が最高に気持ち良かったので、ついつい再訪してしまった話。
雲海閣で味わう、最高のノスタルジック
ここ雲海閣で堪能できるのは、何も「お湯」だけにあらず。
宿の雰囲気すべてが、何処か懐かしいのである。
おかしいのは「宿に来た」という旅気分よりも「また帰ってきた」という感覚に近いものを感じる不思議。
再訪ということもあり、今回は湯舟の写真を撮らなかったので。前回に撮ったものを上げておきます。
朝方8時頃、お湯に浸かりに行くと地元にお住まいの方と思われる方が2名、はやくも入浴していた。
「どっから来たんだ?」
「千葉の船橋です。」
「あぁ、昔に行ったなぁ。船橋競馬行ってさ、トルコ風呂も行った。トルコ風呂まだあんのか?え?ないのか。」
トルコ風呂というワードを、久しぶりに聞いた気がする・・・
でも、こういう会話も何だか楽しい。
前回も思ったけれど、ここのお湯に浸かりに来られている地元の方は、みんな気さくな人ばかり。
良いお湯には、楽しいヒトを惹きつける力があるのだろうって思っちゃう。
そしてこの方がお湯から出て脱衣所に向かう際、とても面白いヒトコトを頂いた。
「このあとの湯の神は、まかせっからね」
湯の神?え、なに?なんですの?って一瞬思ったけれど、たぶんお湯の温度や湯量だったりを整えておいてね。ってコトなんだろうと勝手に解釈した。
そうか、ここ雲海閣に訪れる人は誰でも「湯の神」になることができるし、それを楽しまなくちゃいけないんだろう。
こんな些細な会話をきっかけにして、雲海閣の雰囲気がますます好きになっていくばかりである。
雲海閣の外観(造り)って、どうなっている?
雲海閣って、受付を済ませた後、白濁の湯へと向かうにはこのような地下通路と木造の階段を下っていく。
これが秘密基地、または隠れ家的効果を醸し出しているためか、風呂に浸かりに行くという行為であるのにワクワク感が倍増するのである。
結構な長さの通路と急階段を降りることから、きっと崖下にお風呂があるのだろうとは思っていた。
というワケで明るい時間を狙い、外観を観察してみた。
青で囲っている建屋が受付のある「本館」で、その右、赤矢印が白塗りの通路がある箇所と思われる。
ここからさらに右側に目をやると、木造の階段と思われる建物が見える。
なるほど崖のような場所に建っているのは確かなようで、急階段になっているのも納得である。
「ここのお湯に浸かると、階段もスイスイ上がって帰ることができる」という話を聞いたことがあるけれど、日帰り入浴利用は、こちら崖下から受付~入浴できるようになっていたらより便利ですな。
なんて思ったけれど、ご主人ひとりで切り盛りされているので無理な話だろうか。
岩下の新生姜ミュージアムで、カオスと魅力は紙一重なのかもしれないと知る
雲海閣のお湯に再訪したのも、実は「岩下の新生姜ミュージアム」に一度行ってみたいと思ったことがキッカケでした。
同じ栃木県、那須まで北上して雲海閣のお湯を堪能したのち、帰りがけに「新生姜ミュージアム」へと行ったのです。
何て言えばいいのか。出来る限り誤解のないよう表現したいのだけれども、新生姜ミュージアムは「カオス」だったり、「狂気じみている」という言葉が合っていると思った。
ミュージアム内で目にするもの、ほぼ全てが新生姜のピンク一色なのである。
それでも岩下食品の現社長、岩下和了社長のこのヒトコトが、きっとこういった場所にも表れているのだろう。
「漬け物屋が、ただの漬け物屋で終わってしまわないことを意識している。」
実際おっしゃっていた言葉とは若干、違うかもしれないけれど。
でも、このような感じのコトを言っていた(はず・・・)。
趣味でも仕事でも、カテゴリーみたいなものを意識するあまり自らカゴに納まってしまうような過ごし方をしてしまわないよう、ちょっと意識してみよう。そんな気づきをもらえたミュージアムでもあった。
自身のなかの新生姜ブームは、まだしばらく続きそう・・・
生まれて初めて食べた「新生姜」に衝撃を受けたのは、ついこの間、2019年春のこと。
その味を知ってしまったのが比較的遅かったためか、気づけばポリポリと食べ続けてしまっている。
岩下の新生姜、アマゾンでも購入できるけれど「バリューパック」という1商品のみ取り扱い。あとは「おつまみになった新生姜」などもあるけれど、全般的に岩下食品の通販のほうが低価格で販売されている。
岩下食品オンラインショップ ⇒ https://www.shinsyouga.com/
ちなみにアマゾンで販売されている「高知特産の新生姜(2kg)」を見て、ふと思った。
これに「生姜漬けの素」を用いたら、自宅で「岩下(風の新生姜」が大量生産できてしまうのだろうか・・・。