2018/02/15
4月さいごの週末イベント、人生初グルキャン後編です。
あまりよく眠れずに過ごしたテント泊、それでも6時過ぎにはウグイスの声でお目覚め。
それぞれに朝ごはんも済ませてからサイトのお片付けもひととおり終わり。最後に神聖なる薪と、神聖なるこん棒を祀(まつ)ってから撤収。
うわ、めっちゃバットみたいな良い木じゃないですか、とか。
(やったことないけど)モンハンに出てきそうなこん棒見つけちゃいましたーとか。そんなことでいちいち盛り上がっていたので記念に一枚残してみた。
はたから見たら「なにを下らないことを・・・」という感じのことだけど、やっぱり遊び心って大切だと思う。
焼き鳥のれんを提げたり、そこに、のれんがボンヤリと良い感じに照らされるようにランタンを提げみたり。まるでバットのような薪を見つけて盛り上がったり。
それらはいずれも必要のないことだ。焼き鳥のれんなんて提げなくても焼き鳥は焼けるし、バットみたいなまっすぐな枝でなくとも火は燃える。
でも、キャンプなんてそれ自体がそもそも遊びなのだから。せっかく遊ぶのなら、とことん童心にかえって遊ぶほうが楽しい。
それに、そんな些細なことも面白おかしく楽しんでしまえるって、たしかに馬鹿っぽいかもしれないけれど内心が健在である証かもしれない。心配ごとで頭いっぱい一杯だったら、きっとそんなことさえ思い浮かぶ余裕なんてないと思うもの。
昔、ナムコのコマーシャルにあった印象的なナレーションの一言を覚えている。
クーソーは 頭のコヤシです
空想じゃないけど、ちょっとした遊びごころもきっとコレと同じく頭の肥やしとなっているはずだ。
仕事以外はすべて遊びと思って良いとさえ思ってる。いや、仕事ですら人生ゲームだと思うような時がある。そこにあるのは勝つか負けるかのゲームではなくて、自分を楽しませることが出来るのか出来ないのかゲ~ム!みたいな感じで。
寿司ざんまいならぬ、たけのこざんまいな春
キャンプ場撤収後は昨日の集合場所「道の駅 たけゆらの里おおた 」まで、またマスツーっぽいものを。
男5人、外のベンチに並んで腰かけソフトクリーム食べたところで解散。
午後から天気もくずれそうということで、5人のうち2人はここ道の駅にて帰路へ。
残った3人で、この後どうしましょ?昼ごはん食べ行く?という話になったときに、ふと思った。
ボクは、たけのこが食べたいんだな・・・
そもそも道の駅の名前は「たけゆらの里」で「たけ」って言葉が付いているし。道の駅内ではタケノコを販売しているのも見かけたし。そんなサブリミナル効果のせいか、優しいお味のタケノコご飯がむしょうに食べたくなっていた。それに、きっと今がタケノコの旬なのだろう。
ということで、タケノコご飯を食べられるお店を探して向かうことに。
みんなでグーグルマップ調べたりして見つけたんです。向かったお店は、一見たけのこを提供してくれるようなお店とは分からないような定食屋さん。
郷土料理・お食事「たけのこ」
入店後に渡されたメニューには、たけのこ御膳というフルコース的なものが4,000円。
その他に山菜天ぷら御膳、たけのこの唐揚げ御膳などがたしか2,400円ほどだった。
う~ん、さすがに4,000円コースはちょっとなぁ・・・と、しばし悩んだ。いやかなり悩んだ挙句、3人とも「たけのこの唐揚げ御膳」を注文。
もう、前菜から何からすべてにタケノコが絡んでいて。こんなにタケノコが主張というか、生き生きと嬉しそうにしている姿を初めて見た。
しかもタケノコご飯と、タケノコのお味噌汁はいくらでもおかわり自由ときたものです。
職場近くのとんかつ屋「でん」もそうなんだけど、ある程度おはしが進むと通りすがり器をちらっと見ては「おかわり大丈夫ですか?」って聞いてくれるのが困りつつも嬉しくて。それと同じようなものをココ、たけのこさんでも感じた。
お腹いっぱい食べて満足させようとしてくれている安心感のようなものでしょうか。好きなだけおかわりしんさいねって、田舎に帰ってきた時の気持ち。
ご飯とお味噌汁、それぞれ1杯だけおかわりさせてもらってお腹いっぱい。1日でこんなに大量のタケノコを食べたのも、人生初。
人生初グルキャンとマスツー(っぽいもの)、たけのこづくし
と、タケノコでめいっぱいお腹を満たした3人もここで解散です。
終わりよければすべてヨシ。じゃないけど、前夜キャンプで楽しんだあと、まるで〆のような形でタケノコご飯を食べることができてよかった。
食ったねぇタケノコ。たんまり食べましたねぇタケノコ。タケノコばっかでしたね、あのお店(たけのこを食べ行って何を言っているのか)。
なんていう懐古も交えたグルキャンが、またいつかあるような気もする。
そういえば「テントはどうでもえぇ、寝袋にはこだわれ」なんてタイトルにしておきながら何も触れていなかった。
今回のテント泊、もう4月だというのに夜中はそこそこ冷え込んで寒かった。やっぱり寝袋がぺらぺら過ぎるのかもしれない。
そんなことを思ったので、朝方に寝袋について伺ってみると「テントはどうでもえぇ、寝袋にはこだわれ」という言葉を聞かせてもらった。
※実際そこまで乱暴な言い方ではく。とりあえず寝袋だけこだわっておけば、あとはテントがどんなでも何とかなる。というような感じの言葉でした。
その名言を聞いて以来、良い寝袋を手にいれようと模索中な日々なのです。