2018/02/15
もう、何年前から気になっていただろうか。
自宅から実家に向かう際、必ずと言ってよいほど通過するルートにあるカレー屋さん。
その名前はサールナート。
はまちょう橋を渡って、サールナートに行った話
上の写真にある赤い橋は、昔っから船橋にある橋。
滅多に歩いて渡ることはないけれど、サールナート付近にバイクを停めておけそうな場所もないので船橋ビビットに駐車してから向かうことに。ついでに、久しぶりに「はまちょう橋」を歩いて向かった時に撮った1枚です。
この「はまちょう橋」、ドラマやマンガにもたびたび登場することがあるみたい。
船橋は本町⇔ららぽーとがある浜町を往来する、地元(であろう)方の姿をよくお見かけします。
観光スポットというよりは、自分を含め地元の方の生活のためにあるような橋で、この橋を眺めると何故かいつもホッコリします。
初訪問、地元・船橋は大神宮にある、人気のサールナートさん
話をサールナートさんに戻します。
サールナートは何年も前から気になっていたけれど、お店の前にはいつも行列ができていて。
いつか行ってみたい、いつか行ってみよう。と思いながら、気づいたら数年が経っていました。
記憶が正しければ、3年ほど前にオーナーさんが体調を崩され、それから1日数十食限定となってしまった、と記憶しています。※これは勝手な憶測なので、間違いあればスイマセン。
そうなってしまって以来さらに入店待ちの方が増え、自身の中では勝手に敷居が高くなってしまったような印象でした。
「本当にカレーが好きな、ツウのひとが行くようなお店なのだろう。」
いつも店前で待っている方がいるので、いつからか勝手にそんな風に思っていました。
行ってみたら、なんとかなる。というか、行ってみないことには分からないことって沢山ある
そんなこんなで、それでも食べに行ってみたい欲が納まらず2019年年明け1月13日に行ってみました。
サールナートは11時半開店なのですが、11時半ちょうど頃、勇気(何の!?)を出してドアを開けると、たぶんオーナーさんの奥さまと思われる方が応対してくれました。
「今からだと、12時50分頃のお食事になります。」
と教えて頂いて、朝から何も食べておらず腹ぺこだったので一度あきらめて退店。
サールナートのカレー諦め船橋大神宮へ初詣を済ませたあと、それでも「やっぱり今日、食べておきたい」という想いが再燃してしまったので、あらためて予約を入れにいったのでした。
時間は、ちょうど11時40分頃。
名前を告げて予約を済ませた後、まだ1時間もあるし、ぶらっとFTRで近所の2りんかんへ。それから近所のショッピングモール駐車場にバイクを停めて、件の「はまちょう橋」を徒歩で渡ってサールナートさんへ向かいました。
思いのほか、ランチのカレーセットがボリューム満点でおなかいっぱい
12時40分過ぎにはお店に着いてしまったので、そのまま店の前にあるイスに座って呼ばれるのを待ちます。
お店の方に名前を呼ばれて、入店。初めての店内。
何年も片想いだった子の部屋に初めて入れてもらった気分。笑
2人掛けのテーブルが全部で6個あり、そこに12人が一度に入ったらけっこうギュウギュウな感じかもしれない。
渡されたメニューを見て見ると、ランチセットは2種類。
- カレーセット(1,080円)
- バタークリームセット(1,150円)
カレーセットは、以下の4種類の中から2つのカレーを選べる。
- チキン
- マトン
- エッグ&ベジ
- 本日のカレー
バタークリームセットのほうは、骨なしチキンのトマトクリームソースがデフォルトで、4種類のカレーからもう1つ選ぶようになっていた。(メニュー表が食べログにも載っています。)
とりあえずカレーセットにして、カレーは何にしようか迷ったけれど、鉄板そうな「チキン」と「マトン」を選択しました。
奥にある厨房では、店長さんらしき方がナンを焼き始めたりして、注文後10分もしない位でランチプレートが目の前に。
選んだ2種類のカレー、ナンとご飯、サラダと玉ねぎピクルス、ヨーグルト付きです。
見た目の第一印象では、普通に食べられる量だなって思っていた。
ご飯をスプーンでひとすくい、続けてチキンやマトンカレーもひとすくいして口の中へ。
うん、カレーが美味しい!
チキンは最初のひと口こそ甘く感じるけれど、後から優しいスパイスがやって来る。
マトンは、羊肉独特の風味がやっぱり好き。こちらマトンは、最初からガツン!とスパイスが効いてくる。
次はナンで食べてみよう。
オーダー受付後に焼いてくれるので、まだ熱々である。
「あつっ、あっつ!」なんて心の中で言いながら、数口大の大きさにちぎり、カレーの池に漬けこんで口の中へ。
なんと!?ナンとカレーも合うんだなぁ。
くだらない親父ギャグを、そっと心の中でつぶやく。
普段、カレーは断然ライス派なので、もしもライスとナンのどちらか一つだけの選択制だったら、間違いなくライスにしていたと思う。きっと、ナンとは出会っていなかっただろう。
それが今日はこうして、ライスもナンも無条件に付いてくるランチメニューがあり、偶然にも出会ってしまったナン。
ご飯ひとくちカレーもひとくち、ナンをちぎってはカレーと食べる。
たまに箸休め的にサラダや玉ねぎピクルスを食べたりしていると、もう、あっという間にお腹いっぱい。
ナンって比較的薄く見えるせいなのか、多少大きくってもナントカなるだろうって思っていたけれど、結構お腹が膨れるものナンですね。
それにカップに入っていると少なそうに見えるルーも、実は底深いのか、なかなかの量だったりして。
最後はナンが無くなるのが先か、カレーが無くなるのが先かを見極めつつ食べなければいけないという楽しさにも気づきました。
これ、もしもナンだけが残ってしまったら、きっととても悲しい気持ちになるだろう・・・。
ナンだけじゃないか、それはライスだって同じですね。
ナンをちぎりながら食べるカレーで気づいた、食べるという行為自体の奥深さ
バターを塗って焼かれているのか、ナンをちぎり、ちぎりしていると、どうしても手がベトベトになってくる。
この日、ナンをちぎっては手元にあるタオルで拭き、ちぎっては拭き、を繰り返していたけれど。
たぶん、これは手がベトベトのまま何も気にせずに食べ続けるのが正しいスタイルだったのではないだろうか!?
と、帰宅後に改めて思ってしまった。
いや、もちろん食べ方に正解はないだろうけれど、絶対にそのスタイルの方が楽しいし、存分に味わえるような気がする。
次に行った時には、そうして食べさせて頂こうと思っている。
サールナートさん、ごちそうサマでした
カレーはもちろん、ほっかほかのナンも美味しかった。
銀の大きな1枚プレートに全てが載って出てくるのも素敵。
そう、これはもう、ただの銀皿にあらず。ひとつの宇宙である。
っていう、半分本気の冗談は程ほどにしておきます・・・。いやでも、ホントそんな感じで楽しめるプレートです。
このボリュームで1,000円(プラス消費税80円)で、いいんでしょうか。
お会計時は、厨房の店長さん(オーナーさん?)が「お待たせしちゃって、すいません。」と言ってくださり。
「間違いなく、いいヒトだ。」って思ってしまいます。
初訪問のこの日、途中で常連さんと思われるご近所の方が、お店の方々と楽しそうに会話しているのを目の当たりして、なんとなく地元のひとに長らく愛されてきているんだろうな、って勝手に思っちゃいました。
都内の老舗や話題のお店もよいけれど、地元にだって、まだまだこういう素敵なお店が幾つもあるのだろう。
自身が単純に知らないだけか、はたまた灯台もと暗しの如く何かを見落としているか。
そう、たまには立ち止まって、今ある自身の周り、近くを落ち着いた目で見てみたら、まだまだ面白いこと楽しいことって身近にもたくさんあるはず。
足元に転がっているなんて言ったら失礼極まりないけど、ミスチルもそういう類のことを唄っていたじゃないか。懐かしいな・・・笑
このまま、地元、船橋愛が止むことはなさそう。
って、最近急にグルメ日記みたいになっている。どこ行ったFTR?という感じですが、ちゃんと乗ってます。はい。
ちょっと遠出がしんどい時期なんです。それはあれです、寒さのせいです。
今月のどこかには「FTRと行く!キャンプでおでん」が投下されると思います。たぶん・・・。