2018/02/15

ついこの間、「お気に入り音楽を声だけでリクエストして流すことができるって、どんな感じだろう?」と、ふと思い立ち。
それってつまりは最近ウワサの「スマートスピーカー」のことなのですが、「アマゾンエコー」にするか「グーグルホーム」にするかでしばらくの間、迷っていました。
そしてこの度「Googleホーム・ミニ」を我が家に迎えることとなり、使い勝手などの感想を残しておきます。
機械に向かって喋りかけるの、今のうち慣れておこう
まず初めに「スマートスピーカー」を購入しようか?と思いたった時、現時点でほとんどの方が最初に迷うのは「アマゾンエコー」or「グーグルホーム」の選択肢ではないでしょうか。
自分もけっこう迷いました。
「アマゾンエコー」の最大の特徴は「話しかけるだけでAmazonへの注文が完結する」というところ。ちょっとした日用品だったりバイクのパーツや整備用品も、ほぼAmazonに頼りっぱなしの身としては、これは大きなメリット(と言うよりも、”しゃべり掛けるだけで注文ができる”という好奇心)です。
ただ、冒頭にも書きましたが、スマートスピーカーでまず試してみたかったのは「ライブラリにある、自身のお気に入り音楽を声だけで再生してみたい」ということ。
もちろん「アマゾンエコー」でも音楽再生は可能ですが「マイミュージック」という概念はなく、あらゆるジャンルの曲をオンラインで聴くことができるAmazon musicという有料プランに加入しなければいけない点がネックだったのでした。
その点「グーグルホーム」は、クラウド上に保存しているお気に入りの音楽も再生可能です。
上記の理由から、一度は「カートに入れる」したアマゾンエコーをキャンセルし、グーグルホーム・ミニにしました。(ちなみに「グーグルホーム・ミニ」は、たまにビックカメラなどの家電量販店で半額キャンペーン(定価¥6,000)が行わていたりもします。自身はヤフオクにて¥2,000ほどで購入。)
まずは「グーグルホーム・ミニ」を開封
新品未開封として出されていたものなので、ビニールにも包まれている状態で届きました。
ぱかっと開けると、マカロンみたいな「グーグルホーム・ミニ」が顔を出す。
一見、ただの小さなスピーカーにしか見えないけれど、これがすごい!まぁ、よう喋りまんな・・・という位に、この後しゃべってくれました。
Bluetooth対応スピーカーとして使用するのは、SONYのHT-XT1
グーグルスピーカーは発売当初、Bluetooth対応の外部スピーカーとのリンクに対応していませんでしたが、2018年3月のアップデートでそれが可能となりました。
接続させてみたかったのは、SONYのHT-XT1です。
HT-XT1は、かれこれ3年ほど使用し続けています。
グーグルホーム・ミニからBluetooth接続の難点
グーグルホームとHT-XT1との接続設定が完了したら、さっそく音楽再生をリクエスト。
ただ、声で操作するにはまだ色々と改善点があるような感じです。
- 外部スピーカーとの接続指示から始めなければいけない
- クロームキャスト、もしくは外部スピーカーどちらから再生したいのかを認識してくれない
「○○の曲を再生して」と言うと、楽曲タイトルもちゃんと認識してくれる。違うミュージシャンだったり、違う曲として認識されることがないのは、ほんとすごい。ただ、欲を言えば「○○再生して」だったり「○○の音楽を掛けて」と一言話しかけたら、デフォルト設定している外部スピーカーの立ち上げも自動で行ってほしい。
今のところ、まず最初に「Bluetoothに接続して」と言って外部スピーカーをオンにしてもらってからでないと、自身(グーグルホーム)のスピーカーから再生しようとしてしまう。
あと、これも色々と調べたら改善手段があるのかもしれないけれど、グーグルホームと外部スピーカーのリンク付けに加え、クロームキャストともリンクさせると、音楽再生をクロームキャストから行おうとしてしまう点。
音楽再生を依頼した時は、デフォルトで外部スピーカーから再生するように出来ないだろうか。(たぶん出来るとは思っているけれど、そこまで調べる気力が今のところ無いだけである・・・。)
スマートスピーカーを初めて使ってみての感想いろいろ
- 音楽や動画再生を、新しい形で楽しめる
- 接続デバイスを増やすと、いまいち操作が分からなくなる
- これから色々な家電がリンクされるようになる(はず)
音楽や動画再生を手で操作するのか、声だけで操作するのかの違いではあるけれど。それでも「○○の曲を掛けて」と言うだけで曲が掛かるのは新鮮な体験。
前述にも書いたけれど、グーグルホームを外部スピーカーとクロームキャストの2つに接続させると、どちらを使いたいのか切り分けさせるための設定が少し難解である。
特段、何か必要性にかられて購入したものではないけれど、きっとこれから色々な家電がスマートスピーカーとリンク対応可能になるだろうと思っています。
例えば「フィリップスヒュー」という電球は、スマートスピーカー経由での「電気を点けて、消して」指示を受け取ってくれる電球。
いずれ(そう遠くない将来)、外出先からあらゆる家電を操作することが出来るようになるのでしょう。例えば、「今日はちょっと蒸し暑いな」と思った時は、帰宅途中でクーラーを任意の温度(25℃設定とか)でオンにしておくことだったり、今日はゆっくり湯舟に浸かりたいと思ったら、湯はりをデバイスから指示するだけで済んだり。
少し前から、そのうちスーパーで購入するもの全てにICタグが付いて、自宅の冷蔵庫にストックしておくだけで(冷蔵庫が)タグを読み取り、賞味期限切れ間近の食材を優先して作れるものや、今ある食材で作れるレシピ候補をスマホに送信してくれる時代が来るんだろうな、と漠然と想像し続けているけれど。
このタグ付けに関しては、どちらかというと野菜にICタグが付くよりも先に、冷蔵庫自身が「いま入っている野菜は何なのか」を認識する技術の方が早く訪れるのかもしれない。
そういうコトを外出先から担ってくれるのが、たぶんスマートスピーカーになるんだと思っています。
日々進歩していく便利さの中で、意識しておこうと思っているコト
「いつでも、誰とでも連絡を取り合えたらな」という思いから、あっという間に携帯電話やメールが普及して、そして「いつでも調べものが出来たらな」という思いからネットやスマホが広がった。自身にとってその過渡期は、学生からちょうど社会人になる頃にあたります。
あの頃当たり前ではかったものが、どんどん普通なモノになっている。
これから先も、ただただ便利さを享受するのではなく、そこから何かしら「自分には何ができるだろう?」だったり、こんなに便利になったのだから「何をどう活かしていこう」というような、便利さの中にも独自性を見出すような接し方をしていきたいと思っている。
色々と新しいものに触れていきたいとは思っているけれど、ほんの少しだけ距離を置きながらでないと、きっと「移動中はスマホでオンラインゲームに夢中」のような過ごし方が、もっと身近なところまで来てしまうような気がしていて。
少しだけでもそう意識しなければ、「便利だから」という名のもと知らず知らずに自分の時間を無駄に何かに費やしてしまうような危惧があったりもします。