2018/02/15
1年というものは本当にはやいもので、今年も気づけば8月半ば。そしてキャロットクラブから2021年度の募集馬確定リストが届く。
1年ってどんどん早くなっていくからね。という言葉の裏にあるもの
入社したての頃に上司から。冠婚葬祭などで親族一同が集まった際に親戚から。一度ならず、何度聞かされてきた言葉だろう。
いま振り返ると「1年って、どんどん早くなっていくからね」の後に続いて聞かされた言葉が何だったのかは、まったく思い出せない。続きなんてものはなくて、もしかしたらその一言で終わっていたのかもしれないけれど。
でも、そんな風にして誰もがよく口にする言葉なのだから、実はその裏には本当に伝えたい、もうひとつ付け加えておきたい言葉があってもいいはずだ。
そして、もしも同じようなことを言う場面が自分にあったとしたら、その意味を汲み取ってみてね。なんていう含蓄の言葉も言えないので、きっと続けざまこう言ってしまうでしょう。
だから1日、1日を楽しむんだよ。自分を楽しみつつ誰かをも楽しませる、喜ばせることに注力するんだよ。って。
これは前にも書いたことがあるけれど、その昔、兄が何気なく言った言葉がある。
自分を楽しませる術を知らないままで、誰かを楽しませることなんて出来ないだろう。って。
これはまさしくその通りだな、と歳を重ねる度に思うようになったし、今でもこうして印象に残っているということは、なにかしら自分にとって意味あるヒトコトだったのでしょうね。
そして、さらに掘り下げると結局は「自分だって他人」なのだと思います。自我というものは何なのかとか、はたして自我は存在するものなのかとか、難しい話はまったく分かりません。
ただ、やらなければいけないこと、渋々やることがある時は誰だって少なからず自分をコントロールしているはずで。そういうことを考えると自分自身も、自分という他人と付き合っているような側面もあるのだろうなぁ。そんなことだけは、たまに思ったりします。
「人たらし」という言葉があるけれど、人たらしはきっと自分たらしも上手な人なのだと思う。
と、随分と一口馬主の話から離れたものになってしまいました。
ここで書きたかったのは、一口馬主だったり競馬が好きになると、さらに1年の経過を早く感じてしまうのではないか?ということでした。
毎年、産まれて1歳半くらいの仔が募集されて。デビューする頃には2歳半や3歳になり。
無事にデビューをして1勝あげたとしても、毎週レースを走るわけでもなく、多くても年に4,5回ほど。
そんなサイクルだから、気に掛けているうちあっという間に1年が過ぎていることに、たまに気づいたりして。有馬記念が近づいてくると「あぁ、今年も1年あっという間だったな」と思ってしまうのも、おそらく同じことだと思います。
という訳で、今年も募集馬が公開されて「1年って早い・・・」とあらためて思うこの頃なのです。
ちなみに上の写真は9月の新馬レースにてデビュー予定の「リゴレット」です。単なる親バカですが、端正な顔した美人なんです。
2020年度募集検討を振り返ってみる
2020年の募集検討時に挙げておいた数頭の、2021年8月時点の現況を確認してみることに。
2019年産駒の募集時に気になっていた馬たちの、その後
- 12.シェルズレイ → 「レイフル」(新馬:NF天栄にて調整中)
- 27.アールブリュット →「パラレルヴィジョン」(新馬:NF早来にて調整中)
- 30.カラベルラティーナ →「トライセイル」(新馬:NF空港にて調整中)
- 33.ティンバレス → 「パーカッション」(未勝利:7月新馬3着)
- 44.ロスヴァイセ → 「ヴァーンフリート」(OP:6月の新馬デビュー勝ち)
- 52.マルティンスターク →「アルトシュタット」(OP:8月未勝利勝ち)
- 57.シャムロッカー → 「トリフォリウム」(未勝利:8月新馬11着)
- 60.アビラ →「ラスマドレス」(新馬:8月デビュー予定)
- 66.ジュモー →「フォアランナー」(未勝利:7月新馬4着)
- 69.ベルディーヴァ →「ベルシャンテ」(新馬:NFしがらきにて調整中)
- 78.プリンセスカメリア →「リゴレット」(新馬:9月デビュー予定)
- 86.シャレードスマイル →「スマイルアプローズ」(新馬:NF早来にて調整中)
やはり2019年産駒だと、まだ現時点では未デビューの馬が多く参考にならない・・・ということで、2年前を振り返ってみることにした。
2018年産駒の募集時に気になっていた馬たちの、その後
- 15.ケイティーズハート → 「エフフォーリア」(OP)
- 21.ウィズザフロウ → 「ウィズザベスト」(未勝利引退)
- 22.ブルーメンブラット → 「ブルメンダール」(1勝)
- 30.ロスヴァイセ → 「ロイバルト」(未デビュー引退)
- 52.フェルミオン → 「アイソスピン」(未デビュー引退)
- 58.ケルシャンス → 「ケルボヌール」(未デビュー引退)
- 65.ジュモー → 「ファジェス」(2勝)
- 70.マルティンスターク → 「ヴェックマン」(未勝利引退)
- 74.センシュアルドレス → 「プルミエロール」(1勝)
エフフォーリアも候補にあげていたのでしたか・・・そうでしたか・・・なんて思いつつも、華々しいのはその1頭のみ。当時気になっていたその他の馬を見ると、厳しい現実をあらためて知ってしまう。
それでもやはり、今年も募集馬動画を眺めると気になってしまい。
2020年産駒、気になった馬たち(★は母馬優先あり)
- 9.バウンスシャッセ ★
- 29.フェルミオン ★
- 32.パルティトゥーラ ★
- 45.アディクティド
- 53.レイリオン ★
- 56.コルコバード ★
- 61.ラフォルジェルネ ★
- 64.ラカルフォルニー
- 65.サンブルエミューズ ★
本当に素晴らしいと思ったのは、バウンスシャッセの20(父:エピファネイア)だけれども。一口20万ですって・・・
あとはパルティトゥーラの20、サンブルエミューズの20も良いなぁと思うけれど、母馬優先があるため果たして希望通りにいくのだろうか。
選んだ9頭のうち7頭もが母馬優先制度有り(母自身がキャロットクラブ馬で、その母に出資したことのある会員は募集口数の半数、200口が優先的に割り当てられます)のため、一体なにをどう選択すればよいのか迷ってしまう。
が、こういう時ほど素直に応募するのがよろし。
最優先がなんだ、最優先にわざと落選して翌年また良い馬を狙うんだとか母馬優先があるから敬遠しておこうとか。
腹の中でそんなことをいくら計算したって、当たる時は当たるし、当たらないときは当たらないものである。
ということで、今年も最初の印象と直感に従って応募してみるつもりです。結果についてはまた後ほどに。
ちなみに募集馬91頭のうち、母馬がキャロットだった馬はいったい何頭いるのかと気になり数えてみたところ、(数え間違いなければ)なんと46頭でした。
キャロットクラブが掲げる「OUR BLOOD」が、何だか現実味をおびてきたように思えます。そのうち母馬持ちじゃないと箸にも棒にも引っかからない時代がきたりして・・・
2020年産駒の応募内容(2021年9月9日追記)
2021年9月7日に締め切られた今年の応募。
最優先でラカリフォルニーの20、一般でメジロシャレードの20にしました。
中間に発表された応募数から推測すると、おそらくメジロシャレードは死に票(抽選のふるいにも引っかからず)、ラカリフォルニーはもしかしたら・・・という感じです。応募結果についてはまた後日に。
2021年度のキャロット申し込み結果
9月17日の金曜日、申し込み結果が発表されました。
最優先のラカリフォルニー当選、一般のメジロシャレードは落選という結果。
どうか無事にデビューを迎えてくれることを願います。