2018/02/15
先週末の日曜日、ブルオことブルメンダールが中山競馬場で走るというので現地観戦してきました。
出走こそ最終12レースの16時過ぎだったけれど、せっかく行くのだからと13時過ぎには現地入り。
9レースあたりからちょこっと遊びはじめて、(レース結果に)よっしゃー!なんて思っていた頃に電話が鳴った。
発信者は職場の方である。
き、来たか・・・
前夜から大きなシステム更改作業があることは知っていたので何となく覚悟はしていたけれど、それでも、やっぱり来たか・・・と思いながら、なぜか競馬場内の隅っこまで行ってから、こそこそと電話に出た。
電話の主「〇〇ということがあって。急対応が必要なのだけど最終確認のためテレワークできる?」
自分「いま外出先なもので。(出走レースを見届けてから)17時にはリモート入れると思います」
もちろん、出資馬のレースを見に来ているのでなんていうことは言えない。いや、別に普段と変わらない休日なので言ってもよかったのだけど。
それでも出資馬のレースがこれからあるんで。そこから帰宅してリモート入るの何時になります。とまでは言わなくてもいいだろう。
自分だけが知っているブルメンダール好走のサイン
そんな電話連絡もらって以降は、せっかくの中山競馬場・満喫気分も半減である。
あぁ、影響があったのは、あの処理かぁ。確かあれはこんな作りになっていたゾ・・・等などばかり気になって、気もそぞろ。
どこか気持ちは上の空のまま、ブルメンダールのパドック入りを眺めていて気づいたことがあった。
相変わらずの好馬体。漆黒の青毛が、より引き締まって見えてしまうのだろう。
それでも前回の府中競馬と同様、大丈夫か!ブルメンダール!というサインを知っている。
上のパドック写真を、もう少しだけ拡大してみましょう。
さらに、もう少しアップにしてみましょうね。
また、そんな歯茎むき出して歩いて~。大丈夫かブルオよ・・・
いったい何がそこまで彼を苛々させるのか。たぶん競馬場に到着する前後、環境の変化からレースがあることを事前に察知しスイッチが入ってしまうのだろう。
気合が乗り過ぎて、ひとり勝手にあらぶっている仕草なのだと思うのです。
チャカついているわけでないから決して目立たないけど、ブルメンダールが歯茎を剥き出しながら周回している時は、既にスイッチが入ってしまっているサインだ。
今回も力み過ぎて終わるか・・・なんて一抹の不安が過りつつ、応援の単複馬券をちょこっとだけ購入。
そして出走を迎えたけれど、今回は珍しくゲートもやや出遅れ。見せ場もないまま終わってみたら10着という結果だった。
残念な結果ながらも、ブルメンダールが覚醒するとき(=買い時)が、自分のなかでハッキリとした。それは
パドックで、歯茎見せずに歩いているとき
だろうと。
きっとそれが好走サインだと確信をしている。もしくは本当に走る気なくなっちゃったのかの、どっちかだ。
できれば前者であってほしいと思っている。そこまで競走馬のこと詳しくないけど、ブルメンダールの目つきはやっぱり気合ノリとかではなく、やや狂気染みたものを感じてしまうので、メンタル的に大丈夫なのだろうかという疑問もまた拭えず。
パドックでハミを噛んだり、引き手役の方のほうに顔を向けて何かを訴えていたりという仕草ならまだ何となく分かるけれど、ブルメンダールの場合はとにかく何かのスイッチが入ってしまっているようにしか見えず。
中山競馬場からの帰り道は、騎手気分
ブルメンダールの出走は残念な結果であっても、帰り道には楽しいことひとつ。
それは中山競馬場の駐輪場に停めておいた我がバイクに跨って帰る時だ。
いくつかのレースをライブで眺めたのち、跨る自身のバイクもまた鉄馬のようなもので。なぜかこう、セルを廻しエンジンを掛けて。走り出す際にはヨシっなんて、毎回思ってしまう自分がいるのである。
でも、実馬が走るところを眺めたあと、バイクに跨って走り出すあの瞬間がいつでも大好きだ。
この日は駐輪場を出る間際、トップケースに荷物をしまったり何だりしているとき、青い警備服に身を固めたおじさん(お爺ちゃん?)が近くまでやってきて。
いいバイクだねぇ~ 今日、巡回仲間の3人であそこに良いバイク停まってっから見に行ってみろよって話していたんだよ。
なんて言われて、思わずほっこり。ありがとうございますって返して。
スズキでしょ?たしか、浜松に本社があんだよね?俺も、バイクにも乗れる免許だったんだけどね。結局、乗ることはなかったなぁ。
そんな、いくつかの会話を交わして妙に嬉しくなってしまった。
巡回の警備員仲間3人で、そんなことを話していたなんて。きっと気心知れた良い仲間なんだろな、なんて思わずクスっともしてしまう。
そんな風にバイク褒めてもらって嬉しい、ひと時。この感情は、きっとアレにとても似ている。
昔に犬を飼っていて、散歩に連れて行った時などに。
あっらー可愛いわね、いい子だね~。なんてちやほやされている時のアレである。そのときの、愛犬の得意げな表情といったらもう・・・
そんなことがあった時は、決まってあとから「可愛いだってさ。よかったねぇ」なんてヨシヨシしてあげると、更にご満悦な表情を浮かべていたよ。
いいバイクだってさ。よかったね~。なんてタンクあたりを撫で。にやけながら帰路へとついた中山競馬場の、とある日でした。