2018/02/15
前回の記事、【キャロットクラブ】歴代の出資馬回顧録(2007年~2011年産駒)の続きになります。
カープストリーマー(牡 2013年5月5日生 21戦2勝)
- 父:ダイワメジャー 母:キッズトゥデイ
- 清水厩舎
- 成績:平地 未勝利(2-3-1-17)
2018年7月現在、今も現役馬として元気に走ってくれるカープストリーマー。
現在の成績はさて置き、デビューから既に20走以上している(2018年7月時点)ことから「無事是名馬」を実感させてもらっている。
これまで「現役時代に好きだった馬が父となっている子」を何となく出資の基準にしてきました。サクラバクシンオーやフジキセキ産駒と同じようにダイワメジャー産駒の子も胸前が立派、むきむきに成長するのは一緒なのですが、その後の活躍ぶりを見ると明らかに違うのは、もしかしたら筋肉の質が異なるからではないだろうか。ダイワメジャーのそれも確かにモリモリなのですが、同時に柔らかさも備えているような気がしています。
オーバーレイ(牝 2014年3月2日生 3戦0勝)
- 父:ダイワメジャー 母:ヒシシルバーメイド
- 奥平厩舎
- 成績:平地 未勝利(0-1-0-2)
母の母が、なんとヒシアマゾン。そこに父ダイワメジャーと来たら、これまでの傾向から早期デビューだって視野に入れられる。きっと筋骨隆々な子になるに違いない。という漠然としたイメージで一口出資した馬です。
見た目が良い体つきをしているからと言って、走るかどうか断言できませんが。ただ、パドック内での上の過去写真を久し振りに見ても、「まったく走らないことは無いだろう」と思ってしまう位に惚れぼれする馬体。「1000万下の短距離で走っている馬だよ」って、唐突に写真だけ見せられても、たぶん納得しちゃうと思います。
この馬が、なぜ新馬戦も無くなった5月デビューにまでズレ込んでしまったのか?だったり。なぜ3戦しかできずに引退となってしまったのか?「なぜ、なぜ?」が色々と残ってはいるけれど、過去は過去のこと。今後、当厩舎にあてがわれる予定の馬には出資することは無いと思っている。
最後の出走レースとなってしまった中山のダート千二。その出走エントリー前には「相手関係を見て、千二か千八のどちらにするかを見極めたい」という先生のコメントもありました。
1勝をあげることができず未勝利で終わってしまうかもしれない馬を、(相手次第で)千二と千八のどちらかにしたいと考えるのは、今まで芝を使ってきたけど(もしかしたらダート適正もありそうなので)最後ダートに賭けてみますって言うのと同じくらい衝撃的な印象でした。
素人目ですが、何レースも走ってきた馬が千二と千八どちらを使うかで迷うのは何となく理解ができます。でも、まだ2走しかレース走ったことがない(しかも千六のみ)馬に対して迷う選択肢ではないような気がしました。相手関係で決めるのではなく、短距離なのかマイルなのか、どちらの距離が馬に向いているのかで選んでほしかったです。見るべきは馬柱ではなく、馬そのものであってほしかったです。
とても残念な結果になってしまったけれど、この子はいずれ良い仔を産んでくれると思っています。
リリーバレロ(牝 2015年2月4日生 1戦0勝)
- 父:ロードカナロア 母:ヴィートマルシェ
- 堀厩舎
- 成績:平地 未勝利(4-2-1-4)
体がしっかりと出来上がらず、デビューが6月にズレ込んでしまった馬。3歳未勝利レースがデビューの中、府中の最後の直線ではしっかりと脚をのばしてきて2着。
堀厩舎に預託される馬への出資はこれが初めてなのですが、堀調教師の毎週のコメントを読んでいると、ただただ「すごい」のひと言。何か特別な言葉を発しているワケではないのですが、1頭1頭のことを本当によく見ているような印象です。
蹄が痛んでいるなどの理由でデビューは遅れてしまったけれど、初出走の内容から未勝利で終わる馬でないことだけは実感。この記事を書いている現時点が、7月上旬。使えてあと2レースあるかないかなので、後がないことも確かです・・・。結果は果たして如何に。
あと、リリーバレロの特筆すべきトコロは、未だにサンデーサイレンスの血が入っていないこと。ノーザンダンサー以外のクロスが無いので、あてがわれる父の血統次第で、もしかしたら爆発的な能力を持った子が生まれてもおかしくはないはず。