今日はかねてより楽しみにしていた森沢明夫さんトークショーのため、幕張イオンモールにある蔦屋書店に行ってきました。
森沢明夫さん著書との出会いはたぶん「風の谷のあの人と結婚する方法」だったと思います。たぶん⋯いや、「あおぞらビール」が先だったかな?ちょっと思い出せないけれど、そのあたりです。もうかれこれ、15年前くらいになるかと思います。
その後は「大事なことほど小声でささやく」や「夏美のホタル」、「ゆうぞらビール」に「ロールキャベツ」等など、色々と楽しく読ませてもらってきました。
本の感想は人それぞれですが、個人的に惹かれているところはやはり「風の谷のあの人と結婚する方法」にあるような気がしています。あの精神世界的なものがきっと礎のように在るからこその、夏美のホタルやロールキャベツなどの作品に繋がっているように思います。勝手な憶測ではありますが。
この世界を構成している、2つのこと
そんな森沢さんのトークショーがあることを知ったのは、ついったーでした。ついったー恐るべし。50人ほどが定員でしたが、予約の電話をした際の番号は「25」です。セーフ⋯笑。(なお、当日の立ち見参加も可能だったようで、多くの方がいらっしゃっていました。)
トークショーで特に印象に残ったことは「この世の中を構成しているもの」について、です。森沢さんは、それは2つのみで構成されていると仰っていました。
- 物理的事象
- その物理的事象の、捉え方
世の中を構成しているもの、と言うと私の説明が端折りすぎかもしれませんね。具体的には「とある事象」と「それをどう受け止め、感じるか」その2つで成り立っているのが自身の世界(=身の回りのこと)である。ということを表現されていました。
なにか嫌な出来事、忘れてしまいたいような過去。そんなことがあっても、その捉え方次第で人はいつだって、如何様にも自身を変えることが出来るのである、とも。
そんなトークショーであらためて思った個人的な想いについて。
嫌な出来事や過去というと何か大きなことに思えてしまいますが、人生は絶えず「選択」と「決断」の連続だと思ってもいて。たとえばぶらっと入ったラーメン屋さんのメニューに、A定食とB定食があって。しばらく迷ったのちB定食を頼んだとします。ひと口食べたあとに「あぁ、やっぱりA定食にしておけばよかったのかな⋯」と思ってしまう。
これはささいな例ですが、つまるところ人生ってこの「選択」と「決断」の連続なんだと思います。そこに極力、持ち込まないようにしているのが「比較」です。この場合で言うと「A定食にしておけばよかったのかナ」です。自分のなかで比較を生じさせてしまうことほど、勿体のないことは無いと思っています。心ゆくまでB定食の味を堪能することに注力できる人ほど、きっと幸福度も高いのではないでしょうか。
と、つらつらと個人的感想を書いてしまいました。
ただ、「選択」と「決断」のあとに「比較」を続けてしまう。これって意識しないと気づかず、大なり小なり誰もが割とやっていることです。自身の中に比較を持ち込んでしまうことはもちろん、誰かと誰かを勝手に比較対象にしてみたり。そこに気づくと、何かがちょっとだけ変わるような気がしています。なお、こんなこと森沢さんはひと言もトークショーで仰ってはいません。あくまで自分の中で前述の2つのワード(事象と、捉え方)でのお話内容をどう解釈したかなので、あしからずです⋯笑
トークショーの中では他にもクスッと笑ってしまう面白話やほろっとするよな話などなど、色々とありましたが「物理的事象」と「その捉え方」の2つ。そのことが印象的でしたし、家に帰ってきてからもずっと頭に残り続けています。
あとは「生と死」という言葉が何度か出てきたことも印象的でした。特に「死」という言葉。何か死を特別なものとして扱うのではなく、自然と「誰もが死を迎えるものだから」という感じで。「あぁ、森沢さんは(も?)死を意識されているのだろうな」と勝手に思って、勝手に親近感がわいたりして。
誰にでも終わりがあるのだということを意識しはじめた時、人は本当の意味で今を大切にしようという気持ちになれるでしょう。その「今」とは自分自身のことかもしれませんし、大切な家族や友だち、一度きりかもしれない景色や旅。すべてに通じるものだと自分は思っています。
森沢さんのトークショーはおおよそ1時間、その後は40分ほど質問コーナーでした。
そして最後にはサイン会があり。基本は(原則として?)発刊された本を持ち込んだり、その場で買ったりをして、その裏表紙にサインを書いていただくことがサイン会だと理解してはいたのですが、どうしてもここに書いていただきたい。書いてもらいたい。と思っていたものを持ち込みました。
受付の方に「ここでも大丈夫でしょうか?」と念のため確認もして、OKいただけました。

紙の本にいただくことが基本と分かってはいながら。自分は、どうしてもKindleにほしかったのです。なぜなら、これからも色々な本を電子書籍という形で読むことになっても、常に「原点は、いつだってここにある」と思えるような気がしたから。(原点なのかどうかは自分でもよく分かりませんが、少なくとも、とても影響を受けた作家さんのおひとりです。)
大切な紙の本にいただくのも良い記念と思い出になりますが、できればこれからも身近な存在(支えのひとつ)であってほしい。そんな願いからKindleに書いてもらうことが叶い。なんて最高にツイてる週末なんだ!
