FTR223と行く

FTR223からVスト250乗りになりました。明日はバイクと、どこ行こう。バイクでトコトコ、どこ行こう。

ありがとう、FTR223

time 2019/07/06

ありがとう、FTR223

実は、もうそろそろFTR223とお別れです。(2019年7月時点)

2011年の夏、レッドバロン柏店で一目惚れしたFTRを購入。
購入当初こそ、千葉県南房総あたりをトコトコ走るくらいで遠出しなかったものの、その後しばらくしてからは静岡県の大井川や三浦半島、遠いところでは北海道、東北巡りにも行ったりして。ホントにタフで元気なバイクでした。

ありがとう、ホンダFTR223

FTR223に7年間乗り続けてのインプレ」という以前の日記にも書いたけれど
取り回しが本当に楽ちん、足つきが良いため立ちゴケはもちろん、多少の悪路であっても転倒するんじゃないかという不安がまったくなく、バイクを操る楽しさをイチから教えてくれたバイクでした。

また、このバイクに乗るまではバイクメンテナンスのことなんて何も知らなかったにも関わらず、YouTubeや他の方のブログなども参考にさせて頂きつつ、ちょっとしたパーツ交換をしてみたりキャブレターのオーバーホールに挑戦してみたり。簡単なドレスアップもやってみたり、色々と楽しむことができました。

乗るのも楽し、いじるも楽し。

そんなバイクの色々な楽しみ方を基礎の基礎、イチから教えてくれたFTRとの思い出を少しだけ振り返ってみる、の巻です。

FTR223を購入したのは、2011年8月20日

Googleフォトから過去写真をさかのぼり、納車当時の写真日付を確認したところ
レッドバロン柏店に今のFTRを受け取りに行ったのは、2011年の8月20日でした。

以前のオーナーがそれほど距離も走っていなかったので、本当にぴっかぴかだった。

2011年夏に購入してからしばらくの間は千葉県内をのんびり巡ったりする程度だったけれど、ある時、突如としてツーリングキャンプに目覚める。

2013年7月には初の県外ソロツーリングキャンプと銘打って「静岡・上小川キャンプ場」まで行ったりもしました。

行きは千葉から静岡まで、ひたすら下道で向かった。2泊めは静岡は藤枝市の友人宅に泊まらせてもらったのだけれど「千葉からココまで下道で来たって、多分けんさんが初めてだ。」と言われたことを今でも覚えている。

何だか、ただただ走っているだけで楽しい!という思いで走り続けていた記憶がある。

FTRを手に入れて以降、ようやくFTRを手のうち入れたと言うか何というか、バイクと一体となって走る感覚のようなものを楽しみはじめていた頃なのだと思う。

そんなツーリングキャンプを楽しみつつ、以降も年に1、2度は必ず410号線を下って南房総まで走りに。

毎春、菜の花が咲いた頃。あとは寒くなる前の秋にも南房総へ。

千葉県ってそこまで高い山もなければワインディングが快適な道も多くはないので「バイクで巡るには物足りない」という話もたまに聞くけれど、だからこそFTRようなバイクでとことこ廻るのに最適だとも思う。

特に410号をひたすら南下しながら向かう道のりが好きだ。

そんなFTR223との、もっとも大きな思い出は2017年、2018年と2年続けて行った北海道ツーリング。

たまに「バイク、何乗ってるの?」と聞かれ、FTRと答えると「あぁ、街乗りバイクの」という返答を頂くことがある。まぁ、確かにトルクはそこそこ、かつ軽量なので街乗りには最適だけれども・・・。

それでも「街乗りバイク」という表現自体は、あまり好きでなかったりもする。

ただ、そんな「街乗りFTR」でも、その気になれば何の不自由もなく巡れるのだ。自由に旅ができるのだ。

ということを北海道ツーリングを通して体感したつもりです。

SNS繋がりで一緒になった方と、群馬のスーパー林道やキャンプ場を巡ったのも良い思い出。

群馬キャンプの帰り道に寄った道の駅では、偶然にもFTR仲間3台が一緒になったりもしたよ。

FTRの好きなところ

小さいくせに、やたらタフである。シンプルで元気。よく走る。

FTRは自身にとってそんなバイクだ。

何が好きかって、やっぱりがんがん使えるところではないだろうか。カスタマイズしていく楽しみ方などもあるけれど、次第に着古して馴染んでいくジーンズのようなバイクだと思っている。

とにかく丈夫で元気で、よく回る。

少しくらいの悪路も気にせずにどんどん入って行ける。

小回りが利くから旅先やツーリング途中で、ちょっと気になった場所がふと目についたなら、くるっと廻ってUターン、引き返して確認!みたいなことだって気軽にできるため、バイク旅の自由度だったり気軽さのようなものを、より感じさせてくれる。

FTRと、もっとやっておけばよかったこと

道なき道だったり、ちょっとした砂浜(走行しても良いところ自体が少ないけれど)に入ってみたりと「分け入っていく遊び」みたいな乗り方を、もっとしておいてもよかったと思っている。

汚れに汚れてもいいし、この道行った先に何ある?そもそも行けるかな!?というような遊び方を、もっとしておけばよかった。「もっとこうしておけば、よかった」なんていう名残りがある時点で、何となく気が引けてしまうけれども。でも、きっとそういうものなんだろう。人間だもの・・・。

「このバイクと遊びまくって、もうお腹いっぱいです。」次にバイク乗る時には、最後にそんな風に思えるようにしたいもの。

このFTR、兄のもとで改めて活躍してくれる(はず)

そんな自身のFTRですが、下取りに出した訳でもなければ廃車となる訳でもありません。

実兄のもとへと旅立ち、そこで毎日の通勤バイクとして活躍してくれる予定。

それこそ下取りに出そうものなら、その時点が本当のお別れである。ただ、少しでも身近な人の手に渡れば、またそのうち目にする機会もあるだろう。何より、通勤バイクとして毎日のように走るのであろうことを想像するだけでも何となく嬉しい。

そして本日(2019年7月7日)、いったん実家の駐車場へとFTRを移動。

実家へと向かう途中でアクセルを少しだけ思い切りよく開けてみたり、シートの座り心地やシフトのアップダウンの感触、色々をしっかり味わっておいた。バイクの楽しさを教えてくれてありがとうFTR、という気持ちで。

そしてバイクと巡る旅は、これからも続く。

コメント

  • 初めまして。
    いつも楽しく拝見させて頂いておりました。
    同じ千葉県民FTR乗りとしては寂しい限りですがVストローム250での更新も楽しみにしてます^^

    by kou013 €2019-08-05 10:21 AM

    • kouさん、はじめまして!コメントありがとうございます。
      FTRは今でも最高のバイクだと思っています。
      それでも何だかすいません・・・でも、車種は違えどバイクに乗りながら観る景色やキャンプツーリングの楽しみ方を、これからも残していきたいと思います。
      こんな楽しみ方があったか!!というようことも経験しながら、少しづつ上げていきたいです。ホントにありがとうございます。^-^

      by ken_ken €2019-08-12 7:39 PM

  • はじめまして。
    伊豆半島の伊東でFTR223 Dに乗っています。
    私がFTR223 を入手したのは2016でした。
    今まだドップリとハマっています。
    すでに孫のある世代ですが若い頃からバイクはずっと乗り続けています。
    大きなバイクは卒業しましたが手軽なバイクはずっとそばに置いておきたいと思っています。
    FTRはチルトステップをアルミ板から自作し、現在はオイルクーラー、油温計を装着作業しています。
    8月25日には西伊豆スカイラインをツーリングする予定です。
    傍らには73年式のホンダTL125バイアルス もいます。
    これからも乗れる限りバイクに乗っていたいと思っています。

    by よっちゃん €2019-08-12 10:02 PM

    • よっちゃんさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
      ずっとバイク(時には大型もでしょうか!?)乗り続けていらっしゃるのですね、バイクの大先輩です!
      チルトステップをアルミから自作、オイルクーラーと油温計装着作業・・・本格的なカスタム中なのですね。
      ちなみに千葉県の身としては、伊豆や箱根方面を気軽に走ったり静岡以西にもアクセスしやすい神奈川の方が羨ましいです・・・

      私もあと16、7年後にはもしかしたらお爺ちゃんになっているかもしれません。
      もちろんその時までバイクに乗っていたいと思います。
      お互い、これからもバイクとある生活を楽しみましょう。

      by ken_ken €2019-08-13 8:58 PM

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けんけん

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鉄馬も好きだけど、本当の馬も好き。一口馬主やっていらっしゃるライダーさんいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。「FTR223と行く」ブログを書き始めたら、なおさらバイクへの愛着が増してしまったので、そんな愛情をココにどんどん残していきます。どうぞ宜しくお願いします。