2018/02/15
2019年4月28日~5月5日、FTRと行く東北6県ツーリングが終わりました。
上の画像は、ざっくりと巡った道を描いてみたもの。
正直、1週間で巡るにはあまりにも移動範囲が広すぎた印象です。
青森では大間にも行ってみよう!と思っていたものの、結局行かずじまい。岩手も、ほぼ走り過ぎただけの感じになってしまったり、八幡平アスピーテラインの雪の回廊も見ることができなかったり。
と、振り返れば色々と思い残すところもあるのですが、そういう「宿題的なコト」が出来るのも、旅の醍醐味のひとつかもしれない。
特にバイク旅だと、天候に泣いたりすることもあり「良い景色を観ることができなかった」だったり「予定を変更して、行かなかった」というようなものが常に付きまとうもの。
ただ、考え方によっては「次、訪れた時こそは!」という捉え方もできますし、そういう感じで次回へのモチベーションに繋げるほうが好きです。
満を持してのツーリング旅だったのに・・・という後悔に捉われてしまうよりも、次があるじゃないか、って。
東北6県めぐりを終えて思ったこと、のまとめ
冒頭にも書きましたが、1週間で東北6県すべてを堪能するような旅はムリ。というか、やや無茶。
と、身をもって勉強させて頂きました。
男鹿半島や弘前の桜祭りなど、ポイント、ポイントで訪れてみたかった場所を楽しむことはできたけれど、それこそ男鹿半島も1泊2日を使ってノンビリ廻るつもりで行ったら、もっと楽しめるような気がしました。
青森も、生きているうち一度は観ておきたいと思っていた弘前の夜桜には行けたけれども。津軽や大間に立ち寄ってみたりもして、もっと堪能したかった。
ぜんぶ、素泊まりお宿で巡ってみたかった旅
東北巡りは、ぜんぶ素泊まりお宿で行こう。そうしよう。
と決めて行った2019年の東北巡りツーリング。
唯一、素泊まり宿を確保できなかった(弘前の桜祭りと被っていた)青森を除き、事前に5千円以下で泊まれる宿を抑えての旅でした。
雲海閣(栃木県那須市)
素泊まり料金:4,800円 【雲海閣の詳細はこちら】
東北6県に突入する前、那須にて立ち寄らせて頂いたお宿。
浴衣やタオルなども一式揃っています。部屋に冷蔵庫はありませんが、共同炊事場に冷蔵庫があるので心配ご無用です。共同炊事場にはその他レンジやガスコンロはもちろんのこと、フライパンなどの調理器具や食器も自由に使えるようになっているので、それこそ自炊男子にもピッタリかもしれませぬ。
これまでに浸かってきた、どの湯よりも効能があると感じたので、近いうちにまた訪れたい宿です。
※徒歩圏内にコンビニやスーパーはありません。こちらのお宿に向かう際は、事前の食材購入がおすすめです。
伊庭旅館(秋田県由利本荘市)
素泊まり料金:3,000円【伊庭旅館の詳細はこちら】
浴衣こそありませんが、タオル等のアメニティもひと通り揃っています。
内鍵はかけることができても、外出するときに外から部屋鍵を掛けることができないので、チェックイン後の外出時には貴重品をお忘れなく・・・。
※徒歩3分ほどの距離に、セブンイレブンがあります。
青森センターホテル(青森県青森市)
宿泊料金:9,800円 【青森センターホテルの詳細はこちら】
今回の旅で、唯一ホテル泊となってしまったのがこちらです。
浴場はスーパー銭湯並みの広さ、朝食バイキングも充実していて美味しかった。
本当は弘前周辺の素泊まり宿を探していたのだけれど、時期的なこともあり思い立った時には宿を取れず。
それでも青森駅近くの「ねぶたミュージアム」や「塩谷魚店」に行くことができたのもまた、青森センターホテル泊でなかったら、きっと実現していなかったこと。
※青森駅近(徒歩5分くらい)、駅周辺に居酒屋やコンビニが数店舗あります。
お宿ちとせ(秋田県鹿角市)
素泊まり料金:4,000円 【お宿ちとせの詳細はこちら】
実際に利用したのは一泊二食付き、6,000円のプラン。
部屋はもちろんのこと、館内の至るところがとっても綺麗です。廊下に置いてある本棚に、びっしりと漫画が置かれていたのも印象的でした。
※徒歩3分ほどの距離に、COOPやセブンイレブンがあります。
職場おっちゃんの実家(宮城県仙台市)
宿泊料金と思い出:プライスレス
こちらのお宿については、何も語りますまい・・・。
「東北を巡ります」と伝えた際に「うち泊ってくか?」と、お声がけ頂いたことに感謝しています。
〇〇へ行ってきます!って、けっこう声高に言うのはためらってしまいがち。でも、もう少し堂々と「〇〇へ行きます!」と発することで、旅先に詳しい方から貴重な情報を頂けたりもするんだろうな、と思いました。
これからは、もっと堂々と「ドコソコへ行きます!」と宣言しようと思った出来事でもあります。
東京庵(茨城県常陸太田市)
素泊まり料金:3,500円 【東京庵の詳細はこちら】
楽天トラベルの「お客様の声」に同じことが書いてありましたが、新調品なんじゃないか!?と思うくらい布団がふっかふかで気持ちよく眠れます。
このフカフカ状態を、どう維持しているのだろうか?という疑問は、他の部屋の方がチェックアウトした後、開け放たれていた部屋を見て納得でした。
どうやらチェックアウト後、すぐに布団を天日干しされているようで。なるほど毎日のように干していたら、我が家の布団も常にふっかふかなのかもしれません。
このお宿に泊まってイチバン印象に残ったのは「ふっかふかの布団」でした。しかし素泊まりで、それ以上の幸福感はないかもしれない。
※徒歩圏内にコンビニやスーパーはありません。こちらのお宿に向かう際は、事前の食材購入がおすすめです。
東北ツーリングを終え、あらためて感じたこと
繰り返しになるけれど、すべての県を楽しみ尽くすには、やはり1週間ではまったく足りない。
ただただ走り過ぎるだけのような日もあったことから、もう少しじっくりと楽しむには、1週間に1県でも良いくらいかもしれません。とは言っても、ぶらり一人旅に使える日数自体が限られてもいる訳で。
もし次にまた東北へ行こう!と思った時には、高速道も積極的に活用した上で「1県を、とことん味わい尽くす」ような旅にしたいと思います。
また、最終日に福島県沿岸部を見て廻った際に感じたこと、きっと、今よりさらに歳を取った頃まで覚えていると思う。あれから8年という歳月が経っているけれど、今でも大きな堤防の続きが工事中だったり、汚染土を包んだものと思われる黒い袋が広大な荒地に山積みとなっている光景が印象的でした。
決して興味本位でなく、もう一度、福島県の一部地域がどのようになっているのかを今のうちにでも知っておきたいという思いは強くなっていくばかりである。
コメント
ken_kenさま。こんばんは。 荷物についての返信ありがとうございます。
今年は東北ツーリングを企画中です。6県めぐりは相当な時間が掛かるようですネ。
メンバーは「道を走り倒す」計画が好きです。
1日に1箇所だけ ”観光で止まれば”良いと考えてます。
走って楽しいルート(場所)で お勧めはどこでしょうか?
ブログは5月のツーリング記でしたが 8月に行く予定です。なお 出発点は島根県です
「2019年・春の東北巡り vol.2」の最初にある写真の「銀山温泉 旅館永澤平八」は素晴らしく見えます。
でも 料金面でアウトかな?
また「雲海閣」は良さそうな宿ですネ!選択肢に入れたいですが 膝の悪い人がいるので・・・。
松川浦へのルートは良さそうです。私感で十分ですので 数か所教えてください。
そして写真を見ると荷物が少ない。タンクバッグとリュックだけですか?
by wakaba 2020-02-07 6:25 PM
wakadaさま、こんにちは!
東北巡りで楽しかった道(気持ち良かった風景含め)、いくつか。
・秋田県は、男鹿半島。寒風山からの景色と道は気持ち良かったです
・岩手県は八幡平アスピーテライン(降雪で諦めてしまったのですが・・・)
・酸ヶ湯温泉から十和田湖周辺の道のりは交通量も少なく、山と山の間をひた走る感じで楽しいです
あと、松川浦周辺もおっしゃる通りとても良かったです。特に何があるという訳ではないのですが、本当に静かで気持ちの良いところです。
松川浦にある「なぎさの奏・夕鶴」という宿は大浴場から松川浦を見渡せますし、少し早起きしたら松川浦の向こう側、太平洋から登ってくるキレイな朝陽を拝めることもできます。
東北巡りはタンクバッグとリュックだけでした。
北海道ツーリング時、帰りのフェリー待ちの時にも「コンパクトにまとめてるね」と言われたことがあります。
決して無理にそぎ落としている訳ではないのですが・・・。
wakadaさんは島根県にお住まいなのですね。
近いうちに鳥取や島根、四国なども巡りたいと思っています。
その際は、おすすめルートなどをお教え頂けないでしょうか。
by ken_ken 2020-02-08 5:08 PM
ken_kenさま。こんばんは。
>男鹿半島。寒風山からの景色と道は気持ち良かったです
>酸ヶ湯温泉から十和田湖周辺の道のりは交通量も少なく、山と山の間をひた走る感じで楽しいです
有名な「??ライン」はチェックできますが それ以外で走った人の感想は現実味があります。ありがとうございます。
>「なぎさの奏・夕鶴」という宿は大浴場から松川浦を見渡せます
メンバーとの検討に入れます
子供の頃から”荷物の多い人”で 我が子にも継承されてしまいました。荷物の少ない人は とても羨ましいです。
鳥取 島根のルートは解った道なので入り口などの資料がありません。調べてご連絡します。
四国については 前に走ったルート(企画は私)をメンバーに褒めてもらいました。
観光は少な目で ”道を走り倒す”案です
・瓶ヶ森林道(カローラスポーツのCM) ・四国カルストの天空の道(県道383号線)
・東津野城川林道”東”線 ・東津野城川林道”西”線
・石鎚スカイライン
これはブログに載せてます。参考になれば幸いです
by wakaba 2020-02-08 9:59 PM
wakadaさま、有り難うございます。教えて頂いた「カプチーノとビラーゴ」ブログを参考にさせていただきます。
四国カルストは、ぜったいに走ったほうがいい!と、大阪にお住まいの方も昔おすすめしてくれました。
北海道外周を巡り終えたら、次はいったん四国一周!と思っています。
荷物ですが、バイク時だけでなく日頃の持ちモノも少ないほうでして。
決してミニマリストではないと思っているのですが、近いものがあるかもしれません・・・
バイクだけはずっと乗り続けていきます。
by ken_ken 2020-02-10 10:31 PM