2018/02/15
昨夜まで霧掛かっていた、えりも町内。朝起きたら、標高の高いところや海には霧があるものの、1日前と比べたら視界も良好に。
これなら行ける。よし、昨日のリベンジだ!と、再びえりも岬を目指すことにした。
岬を目指す前に町内のガソリンスタンドで給油していると、スタンドのおじさんFTRをしげしげ眺めながら「いいバイクだね~。少しくらい悪い道でも走れそうだし何処でも行けちゃうんじゃないの」と話しかけてくれました。「いやぁ、長距離移動はつらかったりもします。」と謙遜しつつも、こういうヒトコトって何だか嬉しい。
北海道のガソリンスタンドでは、働いているおじちゃんが総じて気さくだ。「何処から来たの?」とかは、あまり聞かれない。今回のようにバイクについてだったり、時にはこれからの天候を教えてくれたりも。ひとりで走り続け、誰とも言葉を交わさない時間が増えるほど、この何気ない気遣いがとても嬉しかったりします。
気さくな方が多いのは、道内を車やバイクで廻る旅行者と接する機会が多いことも関係しているのだろうと思う。
当初の目的地、えりも岬に到着!
まさかの!と言うよりも、岬に向かうにつれ濃霧になっていたので薄々分かってはいたのですが。
えりも岬では、何も眺めることはできず(笑
耳を澄ませば「ざざぁ~ん、ざざぁ~ん」という、波の音だけは聴こえました。
この崖下には、本当は壮観な景色が広がっている(らしい)。
前日に急きょ素泊まりさせて頂いた「田中旅館」のご主人さんも言っていました。
- えりもは、夏は寒くて冬は暖かい
- 寒流と暖流、天候の関係で夏は霧の日が多い
この2つのお話を聞くだけでも、夏のえりも岬でキレイな海を眺めることが出来るのはホントに幸運なことなのではないだろうか?と思ってしまいます。(あと、ガソリンスタンドのおじちゃんは「風向きに寄っては、いっきに霧が晴れたりする時がある。」とも教えてくれました。それってつまり、行くまで諦めるんじゃねぇぞ?って後押しをしてくれたものだと勝手に都合の良い方に捉えていたけれど。ただ、稀にそういう日も本当にあるらしいです。)
とは言え、ひとつの目標だった「えりも岬」。無事に訪れることが出来ただけでも良し(と、無理やり)納得して岬を後にしました。
霧のあと、ご褒美のような快晴だった黄金道路
えりも岬がこんな感じの濃霧だったので、ここから先、釧路まで向かう海沿いの道も同じなんだろうなぁと諦めていました。(2017年は逆方向、釧路~浦幌町までが濃霧だったので。)
ところが意外にも、黄金道路から先はとても快晴。
数キロ走っただけで、天候がガラっと変わるから不思議です。
これだけ晴れているならダイジョウブだろう、と持ってきたぬいぐるみを取り出し、タナックスのツーリングバッグにあるドリンクホルダーに入れて走り始めることにしました。
娘が小学4年の時だったでしょうか。熱を出して学校を休むことになったので、急きょ有給を取って会社を休んだ日。あまりに退屈だと言うので、夕食の買い出しついでにダイソーで布や綿などを購入して、ふたりして作ったぬいぐるみがコレです。
この共同作品を自慢するため実家に持って行ったら、なぜか母が手作りセーターを着させて。そして、たすき掛けしているのはツイッターで知り合った方に、バイク御守りとして頂いたミサンガです。
この満面の笑顔のクマ(クマ・・・でいいのかな?)と、いつか北海道を走ってみたかったのです。またひとつ、やりたいことが実現できた道のりになりました。このぬいぐるみは色々と詰まり過ぎていて自身にとって御守りのようなものです。
途中、フンベの滝でも止まって1枚。
国道336号の、トンネル内外の寒暖差は要注意
ためになる情報か分かりませんが、ちょっとした経験談です。
上の赤枠近辺が、えりも町から釧路方面へと続く国道336号線。いくつかのトンネルが続く道ですが、トンネルの内と外での寒暖差が激しい。外は快晴で気持ちが良く、黄金道路のスタート地点では重ね着していたウインドブレーカーも途中から脱いで走ったのですが、トンネル内に入った瞬間とても寒くて。しかも、想像以上に長いトンネルもあり。
トンネルのなかをブルブルしながら走ることになってしまったので、多少汗ばむような日でも、厚着のまま走った方が快適に走ることができると思います。
浦幌町では、ご機嫌な海沿いダート道を見つけた
浦幌町から白糠町まで向かう途中に、海岸沿いに伸びる面白そうなダート道も見つけました。この先、釧路での昼食から霧多布岬まで行くことを計画していたので入口までに留めたのですが。見るからにぱっさぱさのダートだったので、バイクで走ったらきっと気持ち良さそうな道。いつかまた、この道をじっくりと進んでみたい。
記憶が正しければ、国道38号線、うらほろ森林公園キャンプ場を過ぎた辺りのトコロだったと思う。
北海道の魅力を再認識した、2018年7月16日
1週間、道内を走り続けた道を、今も頭の中でなぞりながら寝るだけでも楽しい日々が続いています。
えりも岬が霧掛かっていて何も見えなかったのも、次にまた来た時に観ることができたらイイじゃんって思ったり。えりも岬に限らず、この先も濃霧や湖に沈んでしまって何も見ることができなかった場所が幾つか出てきますが、それはそれで仕方がないかな、と。
望んでいるような景色を観ることができなかったぶん、次に訪れた際、本当に観たかった景色を観ることができた時の感動もひとしおなハズです。
とても楽しみにしていた旅程、あいにくの雨で想像していたのと違っていて残念。ということも多々あるかもしれません。でも、あいにくの雨だった時にしか観ることができなかった景色かもしれないぜよ?
そんな風に考えるようにしています。まだまだ今夏の北海道ツーリング日誌は続きます。そしてたぶん、去年や今年と同じ道を走ってもまったく違う景色を観ることができそうな気がする北海道へ、来年も行っちゃうような気がしている。
次回は「釧路和商の勝手丼、ホントに好き勝手に盛ってみた!」の話になります。続きは下のリンクカードから、どうぞ。
コメント
初めまして。たぶん同じ時期に反対側(時計回り)で北海道を回ったものです。たしかに国道336号のトンネル内は寒かったですね!ミストに満ちていてそれが気温を落とす原因だと思いますが、自然的に発生したものなのか今も不思議ですね。トンネルを出るとメガネが曇って大変でしたが、今思えば楽しい思い出でしたね^^
by nmind 2018-07-29 1:15 PM
nmindさん、初めまして。どこかですれ違っていたかもしれませんね(^-^)北海道は、少し移動しただけでガラっと雲行きが変わったりと、寒暖差がはげしい場所もいくつかありますよね。nmind.blog拝見させて頂きました。後ほどじっくり読ませてください。お差し支えなければリンクさせて頂いてもよろしいでしょうか?
by ken_ken 2018-07-29 2:59 PM
ですね。どこかですれ違ったかもしれません。今週木曜日に家に戻ってきましたが、まだ北海道を引きずっています^^;
リンクは問題ありませんのでご自由にどうぞ。ありがとうございました
by nmind 2018-07-29 4:46 PM
ありがとうございます。自身も北海道から戻ってきて1週間が経ちますが、楽しかった日々に未だに浸ってしまう時があります。その繰り返しで、気づいたらまた2019年に行っているかもしれません^-^;
by ken_ken 2018-07-30 8:49 PM