2018/02/15
まだ今年は10日ほど残っているけれども、すでに出資馬の年内出走もないことから「2020年の一口キャロット馬たち」を振り返ってみる。(と言いながら、ライバルクラブにあたるシルクの馬をトップ画像に用いてしまった・・・)
そして今年も有馬記念を現地観戦するゾ!なんて意気込んでいたけれども、指定席抽選は見事に外れました。
今年の有馬記念は競馬ナカマと一緒にテレビ観戦し、そのまま夕方から鍋パーティー予定です。
リリーバレロ
2020年5月の高尾特別を勝利したあと、その後は半年間ずっとしがらきにて長期調整をしてきたリリーバレロ。
やはり体質面がネックなのか、トレッドミルとキャンターのみで5か月ものあいだ調整。
11月末、28日に堀厩舎へ帰厩したものの血液検査の結果、ウイルス性のものかどうか定かではないけれど腸炎を発症している様子とのこと。
「たられば」を言ってもどうしようもないけれど、もしもリリーバレロが体質的に問題もなくコンスタントに調整、出走することができていたらもう1、2年ほどはやく3勝クラスまで駆け上がっていたのではないだろうか。
デビュー前から体質的な弱さを心配する声はあったものの、それでもこれまでわずかに8度の出走で3勝も挙げることができているのは、やはり堀調教師をはじめスタッフの方々、しがらきで調整される方たちが常に最善な施しを試行錯誤されてきたことの証でもあると思う。
堀厩舎だって馬房のローテーション等も考えないといけない人気厩舎であるにも関わらず、11月の帰厩後もなかなか本調子になれないリリーバレロの調子を自らの眼でもシッカリと見極めようとしてくれているかの如く、今も根気よく置いてくれている。
キャロットで一口をはじめてはや13年になるけれど、堀厩舎預かりになる馬への出資はリリーバレロが初めてだった。
毎週の堀さん更新コメントがすごく丁寧で、しかも長文で(笑)。こんなにも預かり馬のことをコト細かくチェックし、丁寧なコメントをキャロットにファクス(いや、今の時代はEメールだろうか)する人がいるんだ!と、思ったことを今も覚えている。
泣いても笑っても年明け2021年の春には引退である。
今年5月に勝利したあとは放牧され、その様子から「あぁ、良くて引退まであと2~3走かもなぁ」なんて思っていたけれど、今の状況を踏まえると良くて2走。年明け1走したあとは様子を見て、体調に問題がなければさらにもう1走して有終の美、という感じだろうか。
ブルメンダール
9月21日の新馬戦を1番人気で出走し、その期待に応え1着となった。
一口馬主初のデビュー勝利をもらたしてくれた馬だ。
ただ、前評判にあった「キレキレ」な走りというよりは、やはり何処か一辺倒な走り方である点は今でも少し気になっている。
それを補うだけのスピードがあるので能力は確かなのだろうけれど、2走目の11月2勝クラスでは楽に抜け出したかと思ったのもつかの間、後ろから気持ちよく伸びてきたニシノアジャストにゴール手前で差し切られたように、行きっぷりの良さゆえに「展開のあやひとつ」で裏目に出てしまうことが、もしかしたら今後もあるかもしれない。
それでも2021年こそは、実家のテレビ前で親父といっしょに、重賞レースに出走するブルメンダールを応援する日がくると信じている。
キャロットクラブに入会して以来、いくつかの夢のうちのひとつに「競馬好きの父といっしょに、出資馬の重賞勝利で盛り上がる」がある。
当初それはやっぱりGⅠだろう。安直にそう思っていたけれど、出資馬がGⅠを勝つなんて夢のまた夢になっているので、GⅠだなんて贅沢はもう言わない。GⅡでもGⅢでも、とにかく重賞レースでの勝利を一緒に楽しむことが夢である。(それでも自身にとっては、GⅡやGⅢだって夢のまた夢なのだけれども)
願わくば、こんな感じをイメージしている。
昼過ぎにぶらっとバイクで実家に行く。そしてテレビの前の競馬場は、5月の連休も終わった週末、府中だ。
テレビの前でそわそわしながらも、15時40分にゲートが開きレースがスタートする。
そして15時43分には、父と一緒に感嘆の声をあげているだろう。
しばしその余韻に浸った後、ふと我に返り「今日はこのまま実家で夕飯食べて帰るから、何か買ってくるわ」と言い残し、実家近くのイトーヨーカドーで普段だったら決して買わないようなお値段の刺身をいくつか買うだろう。
そんな5月にブルメンダールが勝利するレースは、NHKマイルであった。
結局GⅠかよ!っていうツッコミは無しでお願いします・・・
ただ、ブルメンダールの走りを見ているとNHKマイルは距離もコースも、何もかもがピッタリな気がしている。
エクスプレッサー
リリーバレロやブルメンダールの活躍と、良いことばかりでないのもまた事実。
8月22日の未勝利戦を勝利することができず、勝ち上がることのないまま引退してしまったエクスプレッサーがいる。
未勝利で引退してしまう出資馬がいるたび毎回思ってしまうのだけれども、こんなにも立派な首差し、トモや胸前をもった馬がどうして未勝利で終わってしまうのだろうか。
天候や馬場状態、騎手の手腕、その日の馬の気分だったりと色々なことが加味されるのが競馬だけれども、いちばん大きなところは馬の走るセンスに依るものが大きいのだろうなぁと改めて思う。
今こうして写真を見ても、やっぱり立派な馬体だもの・・・
プリンセスカメリアの2019
そして今年の募集で出資が決まったプリンセスカメリアの19。
父ドレフォンという未知数な部分がありながらも、募集時の映像で見た立派な歩き方とバランスに惚れて応募した馬。
2020年12月直近でアップされていた坂路の動画を観ると、やっぱりトモはまだしっかりしていないのか後ろ流されてしまうような走り方になってしまってはいるけれども。それでも行きっぷりの良さはうかがうことができる。
このまま順調にいってくれたら、短距離路線をメインに良い走りをしてくれそうな気がしている。
ちなみに、プリンセスカメリア19の馬名募集にも申し込んでみた。
年があけた2021年1月6日が馬名募集の締め切りなので、締め切りを迎えてからヒッソリと応募馬名をここに挙げておこう・・・
コメント
こんばんわ、tunaです!
未熟者が生馬にコメントしては恐縮かなと思いましたが、自分も何年か連続で有馬記念(他のG1も)の生ファンファーレと馬達の熱い息遣い、蹄の音に心震わせた時代がありました。オルフェーブル、ブエナビスタ等美人馬が揃っていた頃です(アパパネだけは、どんな馬の集団の中からも見つけ出せるほど、可愛い顔でした笑)。ジョッキーはうっちーが好きでした笑 懐かしいな〜
馬の生い立ちとか、ジョッキーとの組み合わせとかを掘り下げて知るのが好きでした。私の持論では、これは大好きなプロレス界にも通ずることなんです。馬もプロレスも、ギャンブルややらせなんかじゃない、至極のエンターテイメント、もはや人の社会の縮図を表している!とさえ熱く思っています^_^ 馬主とまではまだ若輩者なので踏み入れていませんが…バイク乗り以前にとても熱中したプロレス愛と馬達の歴史が思い出され、久々に熱い気持ちになれました!長文でごめんなさい!キモく思わないでください⤵️^_^
毎回記事の心暖かさにすごく癒されています!この情熱を女子力に発揮できたらもっとオシャレに生きられたかな笑笑
by ツナ 2020-12-21 11:44 PM
tunaさん、こんばんは。
オルフェーブル、ブエナビスタにアパパネ、どの馬も懐かしいですね。
うっちーとは内田博幸騎手でしょうか、なかなか渋いところをまた・・・笑
競走馬は「走る経済動物」になってしまった。とも言われています。競馬社会に関わる人はもちろん馬の生活は、ギャンブルとして賭けられる多額のお金で成り立っているからでしょうね。
ある人にとってはエンターテイメントであり、またある人にとっては当然ギャンブルであり。ある人にとっては馬と関わること自体が生活の糧となっているので、なるほど確かに言い得て妙な言葉だとも思います。
プロレスは詳しくないのですが、昔から八百長だなんだと言う人もある一定数いらっしゃいますね・・・^-^;
いまこのコメントを書いていて思い出したのですが、例えばたまに「音楽の好みは何か」という話題になると、誰かが挙げたグループを「あんなのはロックじゃない」なんて一蹴する人もいますね。
「あんなのはロックじゃない」と思っていたとしても、大きな目で見たら「同じ音楽好き」であることには何ら変わりがないのに不思議なものです。
あれ、何だかちょっと話が逸れてしまったかもしれません。
好きなものは好きなのだ!別に好きじゃないものをわざわざ否定しないのだ。って言いたかったです笑
記事に対する感想もありがとうございます。ほっこり文面を意識している訳ではないのですが、とても嬉しいです。
by ken_ken 2020-12-22 9:50 PM
ご丁寧にありがとうございました。ほっこり狙いだなんて微塵も感じませんよ
けんけんさんは文章を書くお仕事なのかもしれませんが、やはり人間力あってこそ魅力的な文章で心に響くのだと思います。ありがとうございます
by tuna 2020-12-22 10:58 PM
こころに響く・・・ありがとうございます。少しでもそういう風気持ちになることができる言葉を、これからも残していきたいです。
文章書くのは好きですが、仕事はまったく物書きとは関係ないです!^-^;
by ken_ken 2020-12-24 3:14 PM