2018/02/15
先週末はサウナ師匠と、富津にある花はなの里オートキャンプ場へサ活&キャンプに行ってきました。
サ活&キャンプとは「サウナを愛でつつ、キャンプ飯や焚き火も楽しもう」と言う、贅の限りを尽くした誠に不謹慎な行いである。
ちなみに略してサキャンとも言うらしいですが、はたして誰にでも通じる言葉なのかどうかは不明です。無いならないで、広めていきたい「サキャン」の素晴らしさ。
花はなの里オートキャンプで見つけた、秋の味覚づくし
土曜の11時、木更津南インターを下りてすぐにあるファミリーマートに集合。前日の台風がすべてを吹き払ってくれたかのような快晴からのスタートに、気分だって否応なしにアガってしまう。
まずは、木更津南インターから15分ほどの距離にある「花はなの里オートキャンプ場」へと向かいます。
ファミリー層のキャンパーさん達に挟まれつつ、その雰囲気にひっそり溶け込むような過ごし方をイメージしていたのだけれど、案内されたのは別世界。受付を済ませたあとに一度キャンプ場も退出し、秘密の鍵がなければ立ち入ることすらできない道の先に今回のサイトはありました。
宿泊サイトの目の前にある道、さらに奥へ歩いて行くとその先にはウォーキングデッドも出てきそうな雰囲気を醸し出していた。
プライベート感満載の立地がとても居心地よかったけれど、もしまた同じ場所でソロキャンプとなってもそう思えるだろうか。闇夜のなか、木々や草に浸食されているこの道の奥のほうからすり足のような音が聞こえてきたら・・・。たぶん、ソロだとびくびく過ごすことになりそう。
テント設営後は、君津の湯へサ活に向かう
ひととおりの荷物を下ろし、テントも設営し終えたらまずはスーパー銭湯「君津の湯」へとバイクを走らせる。そう、今回テーマは「サウナ&キャンプ」である。その第一目的「サウナを愛でる」ために向かう。
君津の湯は国道沿い、パチンコ店に併設する形でひっそりと佇んでいた。
よし、まずはここで汗をかきつつ喉をからっからにして、キャンプ場でのビールを楽しもうじゃないか。そんなヨコシマな思いで挑んだ君津の湯のサウナでしたが、想像以上に良いサウナ、良い水風呂、良い整いイス。
フィンランド式サウナは10~15人ほど入ることができそうな大型サウナ。湿度が高く、10分もしないうちに汗が滲み出てくる。水風呂の温度も低めで、こちらもサウナ部屋同様、贅沢な広さ。水深が深いエリアと浅めのエリア、2つに分かれたぜいたくな水風呂です。極めつけは、整い椅子のある露天風呂のロケーション。都内近郊では見られないような青空と田園風景をぼ~っと眺めながらの、最高のひと時。
サウナ3セットの他、炭酸風呂とジェットバスも堪能させてもらいチェックアウト。
映える(ばえる)こと、やってみた
サ活後は、いなげや君津店に立ち寄り夕飯食材の買い出しへ。
いなげやのお酒コーナーで、ふとコロナビールに目が留まり。いつかキャンプでやりたかったことを実現できた。
ライムならぬスダチで味わうコロナビール。
この日は秋刀魚を焼こう → 秋刀魚の味付けにスダチを絞ろう → スダチがあるならコロナビールを飲んでみよう。という流れに。
ちなみにキャンプでコロナビールといえば、氷水の入ったバケツの中にチンチンに冷やしたコロナビール。もちろん既に開栓済みで、栓代わりのライムが飲み口にきゅっと詰められているものではないだろうか。
重低音を効かせた曲を流しながら大騒ぎする陽気なパリピ達が、それを手に取っては次から次へとまるで水のごとく喉の奥へ流し込んでいくのである。
そんなイメージがあるのだけど、今回は2瓶のみである。それでもコロナビールから始まる夕暮れキャンプの気分はぐっとあがった。
そう、コロナビールには気分をクっとアゲる何かがあるのだ。
秋を堪能する食材づくし
コロナビールと岩下の新生姜ちくわ巻きから始まり、焼き鳥へ。それから三つ葉と茄子、アスパラの豚巻きで秋食材を存分に味わう時間へ。
秋野菜を堪能したあとは秋刀魚を焼き、八海山といただく。
ほどよく焼いた秋刀魚は渋めの青い陶器皿に盛りつけ。とは言ってもこれ、サイトの隅に放置されていた屋根瓦を(ちゃんと消毒して)お皿代わりにしただけです。
思いつきでも何でも、何だかもう、やってみたかったこと全部をぎゅっと詰め込んだような一夜だった。
ちなみに夜22時過ぎからゲリラ豪雨がおとずれ、雷雨のなか就寝するというのも初めてのこと。キャンプデビューからずっと使い続けてきたノースイーグルのテントもぽつぽつ雨漏りして。あきらかに耐久性が衰えてきてしまっていることも知りました。北海道でも活躍してくれたテント、そろそろお別れの時期なのかもしれない。
翌朝も、朝からばえる
翌朝は6時過ぎに目が覚め、7時頃から活動開始。前夜のゲリラ豪雨でずぶ濡れになってしまった薪たち。それでも何本かはテントに事前退避してもらっていたものがあったので、それを火種に火おこしすることができた。
火おこしをしている間に、例のビアレッティ・モカエキスプレスの登場です。人差し指を天高く掲げるビアレッティおじさんも、屋外だとより生き生きしているように見えるのは気のせいでしょうか。
モーニングには、ジョンソンビルというメーカーのソーセージを使った贅沢なホットドッグをいただきました。
ソーセージといえば日本ハムや丸大や伊藤ハムあたりと思っていたけれど、このジョンソンビルというのはアメリカ製ソーセージ。
日本国内ではジョンソンビル・ジャパン合同会社が輸入を行ない、プリマハムが販売代理店となっているようです。相も変わらず、初めて知る企業のことをアレコレ調べてしまう癖は健在、帰宅後にも気になって「ジョンソンビル」を検索してみたところ、公式ページがあった。
1945年、ラルフFとアリスのステイヤー夫妻は、ミシガン湖ほとりの小さな集落に精肉店を開きました。「世界で一番おいしいソーセージをつくりたい・・・」、その想いを胸に、オーストリアからの移民の子孫である二人が、家に代々伝わるレシピで手作りで始めたソーセージ。それが、ジョンソンヴィルの始まりです。
開店してしばらく経ったある日、あるお客様から40ポンド(約18kg)分のソーセージの大量注文が舞い込みます。
二人は飛び上がって喜びました。そして確信したのです。
「自分たちのソーセージ作りは、正しかった・・・」、と。
ジョンソンビル公式HP「会社情報」より引用
飛び上がって喜んだ、そして自分たちの理念は正しかったという件にぐっと惹きつけられちゃう。同サイトの経営理念というページにも、とても良いことがたくさん書かれていた。
すこし話が逸れてしまったけれども、この日初めて食べたジョンソンビル。外の皮はパリっ、中はジュワっというソーセージの理想そのもので、とても美味しかった。次回キャンプに行く時には自分でも作ってみようと思うのでした。
花はなの里オートキャンプ場、最高でした
花はなの里オートキャンプ場には、たくさんのワンとニャンがいた。わんにゃん王国のようなキャンプ場であった。
猫なんてもう「ウォーリーを探せ」じゃないけど、はい、何匹いるでしょーか!?状態である。
事前に調べていた花はなの里オートキャンプ場に行かれた方のブログには「ちゅーる」を持っていくと、猫との癒し時間をもらえる。とあったので持参したところ。やはり、猫がみな一様に「ちゅーる好き」という訳でもないようで。近寄ってきてくれるのはわずか数匹でした。
実家の猫もまさしくそうで、ちゅーるには見向きもしてくれない。それどころか生魚にもあまり興味を示さない。どんな猫でも魚好きでないように、ちゅーる好きかどうかも人(猫)それぞれなのだろう。
犬のほうは、まだ何匹いるか分かった。たぶん3匹いらっしゃいます。
上の写真のワンは、ひととおり撫で終えてその場を立ち去ろうとすると「バウ!バウ!」と吠えられた。おそらく「もっと撫でろ」と言っているのだとは思うけれど、吠えて要求されるのは初めてのことで面白かった。
今回は最上段も上段、ひと気が一切ないプライベートサイトのような場所を利用させてもらったので参考になりませんが。それでもキャンプ場内を散策して思ったのは、もともと畑だった場所をキャンプ場にしたというように、各サイトに高低差があるのである程度プライベート感が保たれていそうです。
君津の湯へサ活に向かうのも10分以内、食材の買い出しに行くのも10分以内。この利便性の高さが気持ちの余裕にもつながることで、やってみたいこと全部やってみようという楽しみにつながったのかもしれない。
今回のおおまかなプランもまたサウナ師匠に全てお任せしてしまいました。この御礼は次回、コロナバケツか何かでお返しをしたいと思います。サウナ師匠、ありがとうございました。