2018/02/15
あんなにも「猛暑だ、異常気象だ」と騒いでいた夏もようやくひと段落を迎えたようで。
空気はすっかり、秋のそれになってきたのを感じることができる。
バイクに乗っているときの風が気持ち良い。時折り肌寒さを感じるほどではあるけれど。
何より嬉しいというかホッとしてしまうのは、何だかんだ言いながらもこうして肌寒くなっていく四季それぞれの気候が、まだちゃんとあることだ。
そりゃぁ、夏も昔は熱中症に気をつけなければいけないくらいの高温続きではなかったし、北陸でまったく雪が降らない冬も稀だったので少しずつ気候が変わってきているのは紛れもない事実だとは思うけども。
それでもまた「少し寒くなってきたねぇ。バイク乗るにはちょうど良い気候だな、そろそろ紅葉ツーリングとか?」
どこからかそんな会話も聞こえてきそうな、ちゃんとした気候の変化を感じられるのは喜ばしいことだ。
金木犀の香りに、癒されるプチツーリング
正直、これまでに金木犀の香りがヘルメットのシールドの間から漂ってきたからといって、それがどんな季節の到来を意味しているのか?ということまで考えたことはなかった。
キンモクセイは何だかトイレの芳香剤のようだ。くらいにしか思っていなかった。
それが今年は何でか、信号待ちで停車している時に漂ってくると「あぁ、あそこに咲いているんだな」と辺りを見回してみたり。走っている最中にも独特の甘い香りが漂ってくると、とても甘美な気持ちになってしまう。
それは学校の校庭に、農家と思われる家の庭先に。綺麗な橙色をした、小粒の花をたくさん咲かせているではないか。
初秋が来たことを、その小さな花を目いっぱい咲かせることで教えてくれているのだろう。そんなところに季節感を感じるようになったのは、もしかしたら歳を重ねたせいかもしれないし、新型コロナで何となく鬱憤(うっぷん)のようなものが溜まっていたからかもしれない。理由はこの際、何でもいい。
まったくの余談だけれども、ブログURLを決める際はいつも主題を英語にしていて。今回は金木犀を英訳だ!とグーグル翻訳してみたら、どうやら金木犀は英語で「osmanthus(オスマンタス)」らしい。
オスマンタス・・・なんだか不思議なイントネーション。
富里市だけど、勝浦タンタンメン
前日、金曜の夜にふと食べたくなった「勝浦タンタンメン」
地元から勝浦へ向かうとなるとそれなりの時間を必要とするため、「勝浦市じゃなくても勝浦タンタンメンを食べられるお店はないだろうか」という、少しヨコシマな発想でネット検索。
すると1件だけあるではないか。
千葉県富里市にある「はらだ 富里店」
勝浦タンタンメン老舗「はらだ」の姉妹店ということなので、ちゃんとした勝浦タンタンメンが食べられるに違いない。
道中、あちらこちらで金木犀の香りを嗅ぎながら行ってきました。
注文したのはタンタンメン(800円)の辛めと、半ライス(50円)。
ちゃんとした勝浦タンタンメンの味でした。
ただ、標準でこういった麺なのかもしれないけれど、もう少しコシのあるほうが個人的に好きかもしれない。
富里市まで行って勝浦タンタンメンだけ食べて帰るのもなぁ・・・という感じで食後すぐにバイクに跨りぶらぶらしつつも、結局ほんとに勝浦タンタンメンだけを食べに行って帰ってきてしまった。
もう何度走っただろう、成田から印西、千葉ニュータウンを繋ぐ464号は延々と続く1本道だけれど信号も無ければ車もそこまで走っていないから、ただただバイクで風を切って走る!という時にはピッタリかもしれない。
そんなこんなで、体調的にあまり本調子じゃなかった勝浦タンタンメンツー。
早めに帰宅して、もうひとつだけやりたかったことをやることにした。
オイルサーディンと刻み玉ねぎ、大葉のサンドイッチ
ツイッターでたまたま見かけた、どこぞのバーに行かれた方が挙げていらした「オイルサーディンと大葉のサンドイッチ」。
その写真を見てとても気になってしまい、大まかな具材を教えて頂きさっそく真似てみた。
以前からオイルサーディンなるものの存在は知っていたけれど、購入するのはこれが人生初。
よく見かけるのは上の缶詰タイプだけれど、同じ棚の隣にあった瓶詰めのほうがお手頃価格だったので、こちらを購入。
オイルサーディンって何となくノルウェーあたりの北欧やロシアの家庭料理やオツマミに使われていそうなイメージがある。何でだろう。でも、この勝手なイメージ、当たらずとも遠からずだとも思ってる。
買ってきたオイルサーディンをすべてボウルにあけ、みじん切りにした玉ねぎ1個と一緒にスプーンで和える。
食パンに和からしを適量塗って、その上に大葉をお好みで数枚のせる。
その上にオイルサーディンと玉ねぎ和えを、たっぷり載せます。この上にまた大葉を数枚載せて、あとはホットサンドプレートで程よく焼き上げるのみ。
玉ねぎみじん切り以外、ほぼ手間いらずのお気軽サンドイッチ。
出来上がり後に食べてみた感想としては・・・
- オイルサーディンのオイルは、少しだけ切っておく
- 大葉の風味が好きなら、少し多めに使ってもいいかも
- 和からし&マヨネーズ和えを塗り付けても美味しい
オイルサーディンと言うくらいだから、やはり魚のエキスも染み出たオイルがきっと味の決め手だろう。
そんな風に思っていたので瓶の中のオイルも丸ごと和えたものを用いたら、焼いている途中でオイルがどんどん染み出てしまうではないか・・・。シーチキンと同じように、多少はオイルを絞った上で用いるのがベストかもしれない。
味のアクセントになる大葉も、挟んで焼いてしまうと何処となく風味も見た目も寂しい感じに薄くなってしまう。自分は大葉独特の香りや風味が好きなので、次にまた作るときは片側3枚ずつ、ひとつのトーストサンドで贅沢に(最低でも)6枚ほど使ってみようかと思った。
なんなら、みじん切り玉ねぎとオイルサーディンの中に刻んだ大葉を入れてみても良い風味になりそう。
大葉ってわりと、何かの機会に買っても余らせてしまうことがしばしば。ここぞ!という時に手に入れる大葉は、これでもかという位に用いるほうが、もしかしたらお互い幸せなのかもしれない・・・。
和からしペーストもお好みでマヨネーズと和えたものでも良さそう。それも、わりとマヨネーズもタップリに。加減が分からなかったのでトーストサンドに直接塗り付けてしまうのではなく、ディップとして別モノで用意してみたら意外と美味しかった。
2020年10月2日の道のり
走行距離:87km
やっぱり、少し疲れているかな?と思った時は、あまり無理せずAmazonプライムの映画でも観て過ごそう・・・