2018/02/15

2018年11月30日 (金)から 2019年3月31日(日)まで、バイクへ新規にETC車載機取り付けると、ETC車載機購入代金が1万円割引となるキャンペーンがはじまっています。
これまでのETCはもちろん、ETC2.0車載機も対象です。
ETCキャンペーン適用条件
- 二輪車に、新規にETCを設置するひと限定
- 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の「平成30年度 首都高 二輪車ETCキャンペーン取扱店」にて購入~取り付けすること
- ETC購入時、簡単なアンケートに回答すること
この首都高速道路株式会社のETCキャンペーン、ETC車載機もキャンペーン取り扱い店舗にて自由に選ぶことができます。
自身のバイクにも、まだETCを搭載したことがありません。そこで記事にするついでに、ETC車載機について調べてみたことを以下にまとめてみました。
ETC車載機って、どんなタイプがあるの?
ETC車載機には、大きく分けて「アンテナ分離型」と「アンテナ一体型」の2つのタイプがあります。
「アンテナ分離型」はその名の通り、ETCカードをセットする本体とアンテナ部分が別々(1本のケーブルで繋がっている)ので、本体はシート下に。アンテナ部分だけをハンドルに装着できるので、バイク本来のデザイン性などを損なうことなく取り付けることが可能です。
■アンテナ分離型
「アンテナ一体型」は、ETCカードをセットする本体に、併せてアンテナ機能も付けられれているものです。アンテナ機能も格納しているので、どうしても本体部分がやや大きめ(厚め)になってしまうというデメリットはありますが、一体型であるぶん、取り付け、取り外しがとても簡単です。
■アンテナ一体型
ETC2.0とは、なんぞや?
最近よく目にするようになった「ETC2.0」。
少し前に「ウェブ2.0」という言葉だったり、あとは「お金2.0」なんていう本もありましたね。
主にコンピューター関連のソフトウェアバージョンを表す際、最初は1.0から始まり、マイナーバージョン(それほど大きくはない仕様変更やバグ修正など)を行う際に、そのバージョンを1.1、1.2などと上げていきます。そして、大きな変更を施した際に、2.1だったり、3.5のように整数部分をひとつ上げることになります。
前述の「ウェブ2.0」も「お金2.0」でも、最初に「1.0」が実際にあったわけではありません。
ただ、「これまでとは違った、大きな変革をもたらすことになるであろう」という意味合いを込めて、2.0と表記しているんですね。
そういう意味では「ETC2.0」も、これまでのETC車載機に備わっていた機能だけではない付加価値があるんだぞ!という意味合いを込めての呼称です。
ETC2.0の具体的な追加機能は、以下の3点です。
- 圏央道の通行料が、2割引
- 高速道からの一時退出を可能にしてくれる
- ETC推奨ルートに従って走行することでの割引適用(予定)
首都圏の圏央道通行料金が、ETC2.0を車載することによって常時2割引きとなる特典があります。
こちらについては、日ごろ圏央道を利用されない方にとってはあまりメリットと言えるものではなさそうですね。(ちなみに圏央道の料金は「高速道の中でも割高である」と言われ続けてきたことからの施策だと考えれます。)
次の機能「高速道からの一時退出を可能にしてくれる」ですが、ETC2.0では高速道を走行時、ちょっと下道の「道の駅」に立ち寄りたい等と思った場合の一時退出が可能になる機能があります。(一時退出後でも、継続して高速道を走っていた料金と変わらない金額が適用になります。)
一度高速道を降りた後、1時間以内に同一インターチェンジから入場すること。もしくは、一度高速道を降りた後、それまで向かっていた方向と同じ方面のインターチェンジから入場すること、等の細かな規約はあります。
また、今現在はまだ試験段階のため、このサービスが適用されるのは以下の3か所に限定されています。
- 高崎玉村スマートIC~道の駅「玉村宿」
- 新城IC~道の駅「もっくる新城」
- 徳山西IC~道の駅「ソレーネ周南」
ETC2.0にはGPS機能も用いた走行経路情報が記録されるため、現在地から向かっている方面の交通状況などを通知するサービスも検討されています。これによって、混雑している道路の迂回ルートを車載機が通知してくれたり、また、そのガイドに従うことでの割引適用も視野に入れられているとのこと。
検討中のETC車載機
外環道が千葉県まで繋がって以降、埼玉や群馬方面へのツーリングで高速道を利用することが増えたこともあり、この期間のキャンペーンを利用してFTRにもETCを取り付けようと考えています。
その中でも、気になっているのは以下のETC車載器。
■MITSUBA「MSC-BE51」
アンテナ分離型の中では、最安値の16,800円。
ライコランドでの取り付けを例にすると、セットアップと取付工賃が別途9,700円なので、通常は27,844円(税込み)ですが、今回のキャンペーン適用で1万円引きの、17,844円となります。
何となくデフォルトの取付工賃が若干お高い気もしてしまうけれど・・・。
ETCキャンペーン取り扱い店舗一覧はこちらです
東京、神奈川や埼玉、千葉におけるキャンペーン取り扱い店舗は、こちら公式サイトに掲載されています
これからのETCに期待してしまうこと
これは勝手な願望なのだけれども。
「スピードパス」というエネオス系列で使用できる小型決済ツールについて、以前に記事にしました。
ゆくゆくはスピードパスも不要、ETC(3.0あたり)さえ搭載していれば、ガソリンスタンドでの給油決済にも使用可能!なんてことになったら、とっても便利だと思う。
自車のETCと給油機とを紐付け(認識)させるような双方向の仕組みであれば、給油に来たお隣の方との混同を避けることも可能でしょう。