2018/02/15
2018年6月2日、東京外環自動車道がそれまでの大泉JCT⇔三郷南ICからさらに伸び、高谷JCTという千葉県市川市の地点まで延長されました。
この区間工事、記憶にあるだけでもかれこれ20年前から始まっていた。自身の記憶なので、計画自体はもっと昔からあったのだろうし、知らない頃から少しづつ始まっていたのだろう。
と思い、NEXCO東日本の公式サイトにある「GAIKAN 建設50年の軌跡」というページを見てみると、なんと計画自体は1969年(昭和44年)との記載が。生まれる前からの計画だったと知り、ただただ驚きである。
1969年に都市計画として決定したものの、その後1997年頃までの約30年間は「公害や騒音」などの問題から各方面による反対もあり、計画見直しなどを繰り返していたようです。そして実際の着工開始は1998年でした。
千葉県民にとって、西方面への移動はちょっと腰が重い
外環ができて、なぜ良かったか?を語る前に、千葉県民にとっての、千葉県が千葉県として位置している現在の場所と各地への移動に関する永遠のテーマを少しだけ書き記しておきます。
まず、千葉県民からしてみると、関西方面へ向かうために首都圏を抜けるという行為自体がヒト苦労なのである。何も関西だけではない、静岡県の伊豆や山梨の石和など、千葉県から見て以西に幾多ある素晴らしい場所に向かうためには、誰もが通過しなければならないのが「東京都」なのだ。
これは主に思春期によくある、誰しもが一度はぶち当たる「壁」とよく似ている。
しかし、大体そういう壁は、人生の中で一度ないし二度くらいと思っているのだが「西へ遊びに行こう」と思った千葉県民にとっては「毎回ぶちあたる壁」なのである。
例えば東名自動車道に乗るためには、まず首都高に乗ることをほぼ避けて通ることはできない。(首都高に乗らずに東名に乗ることも可能ではあるが、千葉県から下道のみで目指すとなった場合、そのために1時間以上費やすことを覚悟しなければならない。)
山梨県や長野へ向かうための中央道も、また然り。
とにかく、千葉県民にとって西へ向かうために首都高を通るという所業は避けて通ることのできない道なのである。
今より前に進むためには
争いを避けて通れない
そんな風にして世界は今日も廻り続けている
作詞・作曲 桜井 和寿
ミスチルの歌詞を引用させてもらえば、千葉県民にとって西への移動はまさしくこの感覚だ。※ただの個人的な移動なので、争いでも何でもないが。
そして、それは何も西方面に限った話ではなかったのである。
20代の頃、夢中になっていたスノーボード。主に関越方面のスキー場へ滑りに行くことが多かったので、当然のごとく練馬ICや大泉JCTから関越道に乗るのだけれど、練馬ICを目指すのであれば首都高経由で行かなければならないし、外環道の大泉JCTにしても外環に乗ることができるのは埼玉県三郷市から。
必然的に、三郷に向かうまでは千葉県内の下道を走り続けるか、ほんの僅かしか走らないのにわざわざ首都高代金を払って外環道へ入るしか当時の選択肢はなかった。
前置きが長くなってしまったけれども。そんな今までの悩みを大きく払拭してくれるかのような出来事が、今回の外環道開通だ。(欲を言えば、20代の頃に今のカタチであって欲しかった。)
埼玉・茨城方面へ、気軽に行こうと思うようになった
時間的、身体的負担を減らしてくれたのが今回の開通であることは間違いないのだが、それと併せて気づいたのが「今週末はバイクでドコ行こう」とか「どこのキャンプ場に行ってみよう。」をぼんやりと考える時に、いつの間にか埼玉や茨城方面へのアクセスも、躊躇なく選択肢の中に入ってきたのである。
外環道が市川まで伸びる前も、当然いろいろと行ってみたい場所やツーリングルートを検討した時に埼玉・茨城方面の「わ、ココ良いなぁ」は幾つもあったけれど、何となく無意識に避けていたような感覚。
避けていたと言うより、所要時間や往復で使うであろう体力的なこと、諸々の総合的なバランスを想像して「諦めがちだった」と表現したほうが良いのかもしれない。
例えば今夏、FTR仲間のよーさんと行った群馬の野栗キャンプ場も、茨城県の上小川キャンプ~日光プチツーリングも。去年までは1年のうち、そう何度も埼玉・茨城方面に足を運ぶことがなかったことを振り返ると、外環道が開通したことが、「行ってみよう」を、気軽にしてくれたのではないかと思う。
関越道のみならず、常磐道にも格段にアクセスしやすくなったのは、全千葉県民にとって大きな出来事である。と、ここで勝手に断言したい。
近々やってみたい、チーバくんを描くツーリング
以西への移動のしづらさばかり強調してしまったけれど、決して千葉県を非難している訳ではないことはご理解頂きたい。
そもそも、(ほぼ)千葉県出身である自身が千葉をけなす理由がない。
以前にも記事にしたけれど、南房総のツーリングルートは走っていて気持ちがよいし、把握しきれていないそんな道がまだ幾つもあるはず。そういう道を今後も少しづつ見つけては残していこうと思っている。
あと、近々やろうと決めていることが、もう一つ。
普段のツーリングや北海道ツーリング記録にも挙げている、Googleマップのタイムライン画像。(タイムライン画像をキャプチャとして挙げるのは、google利用の規約違反にあたるらしいことを見かけたこともあるけれど・・・)
このタイムライン機能を使って、チーバ君の輪郭を描くツーリングをしようと思っています。
チーバ君の目を描くのは無理だけれど、輪郭と併せて耳や手の部分も出来るだけ忠実になぞってみるようなツーリング。
自宅がちょうどチーバ君の「あご下」あたりなので、左回りで行ってみようと思っている。
青星が自宅近辺、そこをスタートに左回りに走って、おそらく1日ではキツイので黄星で1泊。そこは以前の館山ツーリングでたまたま見つけた、鴨川にある「民宿はやし」と決めている。
外観の写真を残してはいないけれど、宿舎の佇まいだけで「一度泊まってみたい」と思った民宿なのです。
このツーリングをしてみたからと言って特に何もないのだけれど。ただ、やってみたいと思ったことはやらないと気が済まない性分。2日分のタイムラインで描くルートを併せてみた時、どうかチーバ君っぽくなっていますように。