FTR223と行く

FTR223からVスト250乗りになりました。明日はバイクと、どこ行こう。バイクでトコトコ、どこ行こう。

【2018年・夏の北海道】三国峠を越え、苫小牧へと向かう最終日。Vol.15

time 2018/08/13

【2018年・夏の北海道】三国峠を越え、苫小牧へと向かう最終日。Vol.15

幌加(ほろか)駅を後にして向かうのは、三国峠。

三国峠を越えたら旭川へと向かい、そこから美瑛、富良野と下っていき最終目的地は帰りのフェリー出港地、苫小牧。泣いても笑ってもこの日が2018年北海道ツーリングの最終日。苫小牧に着くまで、最後の最後まで目いっぱい楽しもうと思った最終日。

2018年7月20日(金)の、FTRと北海道巡りの旅・後編

三国峠、とても絶景だったのだけれども。やはり、どうしても足がすくんでしまう。

それでも道路脇にバイクを停車させ、かなり高い位置にある橋の欄干まで歩いて戻り、何とか撮った1枚。ジェットコースターなどのアトラクションは平気なのに、断崖絶壁だったりダムや橋など超巨大建造物が苦手なの、なぜだろう笑

流星の滝、銀河の滝にも寄ってみた

三国峠を越えたあと、途中にある流星・銀河の滝にも立ち寄ってみました。

とっても迫力のある滝だったのですが、もうこの時点で何だか「今日が最終日なのだ」という事実が頭の中をずっと反すうしていて、何となくふわふわしっぱなし。

三国峠ですれ違い、この流星の滝・銀河の滝の駐車場でもご一緒になったハーレー乗りの方に「どちらから来ているんですか?」と聞かれた時は、ちょっとドキっとしてしまった。

FTRなんて(なんて、と言ったら愛車に失礼だけれども)223ccである。223cc乗りが自らハーレーの方に話しかけるのは、何となくおこがましいのだ。特にハーレー乗りの方はご自身の世界観をとても大切にしているオーラが常に出ている(と勝手に思っている)ので、おいそれと話しかけられない雰囲気があると思っていたのですが。そんなハーレー乗りの方から話しかけてもらえたのである。

自身にとっては、ハーレー乗りの方が223ccのFTR乗りに話しかけてくれるのって、長渕 剛が「お前も楽しんでいるかい?」と話しかけてくれるのに近い感覚だったりします。(もちろん、過去に長渕から面と向かってそんなことを言ってもらった経験はないのだが笑)

この出来事をきっかけに、バイクに乗りながら旅をしているという共通点があったなら排気量はあまり気にしなくてもいいのかな?と思ったりもしました。

旭川から美瑛、富良野へと下っていく

その後、旭川から国道237号で美瑛や富良野を下っていく道のり。2017年は逆方面、平取町から富良野、美瑛を上がって行くため同じ道を走ったけれども。2018年のこの日は、同じ平日にも関わらずけっこう道が混雑していた。これは感覚的なものなので何の確証もないけれど、1年前より観光バスも多く走っている印象。今後も北海道への観光客は増加傾向にあるのかもしれない。

かんのファームのとうもろこし「ピュアホワイト」は、めちゃ美味しい!

初めての北海道ツーリング、富良野でたまたま寄って食べたとうもろこし。この時期(7月中旬~下旬)に食べることが出来るのは「ゴールドラッシュ」という鮮やかな黄色のとうもろこし。

これがものすごく甘くて美味しかったので、その場で自宅にも配送注文をしたくらい。もうひとつの品種「ピュアホワイト」という、白色のとうもろこしの収穫時期がもう少し後(おそらく8月上旬に収穫を迎えるのだと思われる。)なので、自宅に届くのはいつも帰宅後、8月中旬になる。

ネット注文もできます ⇒ https://www.kanno-farm.com/

今回、このとうもろこしをまた注文する際に思い出すのは、2018年6月に亡くなってしまった我が家の愛犬。少しずつ暑くなっていくのに併せるように、少しずつ体調を崩すようになってしまった時期、「今年の北海道は辞めておこうと思う。北海道に行っている間に何かあったらと想像すると、ちゃんと楽しめないような気がする。」と、娘に伝えた時に返された言葉を、たぶん自分は一生忘れないだろう。

娘は「だいじょうぶ。うめ(うちの犬の名前)のことは、私がちゃんと面倒を観るから。今年も行ってきて。そしてまた美味しいとうもろこしと、じゃがぽっくるを沢山送ってちょうだい。」と言ってくれたのでした。

なんだか何処かの記事でも同じことを書いたような気がします。繰り返しになっているはずなのでスイマセン。

そんな経緯もあり、じゃがぽっくるも、とうもろこしも今回は「これでもか!」というくらいに買った。※とうもろこしは割と足が早いので。もしも大量に買ってしまった際は、ご近所さんや実家にどんどん配るのがベストだと思います(笑

ジェットコースターの路にも寄ってみた

かんのファームから、ほんの数百メートルしか離れていない場所にある「ジェットコースターの路」にも、初めて立ち寄ってみました。

スマホのカメラなので、雰囲気を上手く残すことができなかったけれども。下って上ってを楽しめる楽しい道でした。折り返し際は、試しに立ち乗りをしながら下って上がってみたら、もっと楽しかった。

自分とFTRとの写真も残しておきたい!と思い、車で来ていた方にお願いして後ろ姿も撮ってもらうことができました。

そしてこの後、どうしてそういう行動をとったのか今でもよく分からないのだけれど。同じようにソロの方がバイクを停めて写真を撮っている姿をお見かけした際、「ぜったいこういう(上のような写真)の、残しておいた方がいいですよ。自分、撮りますから!」とおせっかいにも声を掛け、スマホを貸して頂き、何枚か同じような写真を撮ったのでした。

ちなみにこの「ジェットコースターの路」、想像以上にバイク、車を路肩に停めて写真を撮られている方が多くいらっしゃいました。後ろ姿の写真をお願いした方は札幌ナンバーの車だったので、北海道の方にとっても観光スポットのひとつとなっていることが伺えます。

そんな道ですが、観光バスは速度を落とすこともなく際どい距離を走り抜けていくので、路肩停車や道の中央に立っての撮影は、後続車などに迷惑が掛からぬよう十分に気をつけたほうが良さそうです。

最後のおまけ、旧富内駅が本当のファイナル

このまま苫小牧に向かうには、まだ時間的余裕がありそうだったので。急きょ「旧富内駅」にも立ち寄ることにしました。

これがもう、2018年に立ち寄る最後の場所なのだと思うと、今年もまた来てよかったとしみじみ思ってしまった。

そんなことを思いながら何枚か写真を撮っていると、近くの民家から出てきたおじさんが、とってもご機嫌に話しかけてくれた。下の写真の向こうに映っている車両はどうやら宿泊施設になっているらしく、今日はあそこに泊まっていけばいいじゃないかとおススメされるも「いや自分、今日のフェリーで帰らないといけなんで。」と丁重にお断りをさせて頂いた。

それでも「泊まってけ、泊まってけ。風呂だってあそこにあるんだからよ。」って、とても親切な方でした。

おじさんが教えてくれたこと。上の写真の青矢印に映っている列車が宿泊できる施設で。赤矢印にあるのが、共同風呂だということ。

ちなみに、この共同風呂は(たしか)毎週、土日の週末と水曜、木曜のみオープンしているようなので、もしもここに寝泊まりする際には曜日も念頭に入れておいたほうが良さそう。おじさん、有り難う。また旧富内駅に来ることがあったら、ここで1泊してみたい。

苫小牧フェリーターミナル前の「山岡家」で夕飯ラーメン

この後は苫小牧フェリーターミナルへと向かったのだけれど、フェリーの出発は日付が変わる1時過ぎ。早めの乗船手続きを21時過ぎに済ませるとは言え、それでも4時間ほどターミナルで待ち時間を過ごすことになります。

というコトで、ターミナル入りする前に、最寄りの山岡家にてラーメンを食べていきことにしました。ターミナル内の売店は23時前に閉店してしまうので、ターミナル入りする前に夕飯を済ませておくか、閉店前のターミナル内売店で食事を買っておくかの、2つの選択しかありません。

千葉県でも食べようと思えば食べられる「山岡家」のラーメンだけれども。北海道ツーリング最後の食事が「ラーメン山岡家 苫小牧船見店」なのも、何となくほっこりしてしまう。

2018年7月20日(金)、この日の道のり

この日に巡った場所の地図

流星・銀河の滝

住所:北海道上川郡上川町層雲峡

かんのファーム

住所:北海道空知郡上富良野町西12線北36号 美馬牛峠

ジェットコースターの路

旧富内駅

住所:穂別富内 むかわ町 勇払郡 北海道 054-0364

ラーメン山岡家 苫小牧船見店

住所:〒053-0007 北海道 苫小牧市船見町1丁目3−3

「2018年北海道ツーリングを終えて」が、この旅の記録さいごの記事になります。続きは下のリンクカードから、どうぞ。

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けんけん

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鉄馬も好きだけど、本当の馬も好き。一口馬主やっていらっしゃるライダーさんいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。「FTR223と行く」ブログを書き始めたら、なおさらバイクへの愛着が増してしまったので、そんな愛情をココにどんどん残していきます。どうぞ宜しくお願いします。