FTR223と行く

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【背番号41】ありがとう、雄平

time 2021/11/03

【背番号41】ありがとう、雄平

11月1日、ヤクルトのリーグ戦最終試合を観戦してきた。

10月下旬に雨天中止となった広島カープとの一戦である。

すでにリーグ優勝は決まっていたのだけれど、延期となったこのホームゲームにて、あらためて優勝セレモニー&雄平の引退式が行われた。

18時からはじまったゲームは予想以上に長く、試合終了は22時半ごろ。そこからはじまった優勝セレモニー、雄平の引退式を最後まで見届けたらひさしぶり帰宅時間は午前サマでした。

午前サマという言葉、そもそも今でも普通に使われるのだろうか。もしや死語ではなかろうか。

いや~、髙井くん。昨晩はついつい飲みすぎちゃってねぇ。おかげで午前サマだったよ。

こんな会話をしばらく耳にしていない気がするのは、単にコロナ禍だから?それとも午前サマな飲み方をする人自体が居なくなったから?はたまた、午前サマが死語だから?

それでも、まだどこかで「午前サマ」はひっそりと静かに生き続けているに違いない。今度「午前サマ」を探すちょっとした旅に出るのもいいかもしれない。

雄平、ありがとう

今回のセレモニーでいちばん印象的だったのが、世間的には「本拠地に帰ってきてからのリーグ優勝記念、あらためておめでとうございます!」みたいな感じになりそうなところ、高津監督の計らいで「雄平の引退セレモニー」がメインになっていたこと。

優勝とCSに向けての高津監督のスピーチのあとに、雄平からひとこと!って、最後は雄平に花を持たせようとしていたのが印象的だった。

雄平がスピーチを終えたあと、チームメイトのみんなに促され、雄平ひとりまたグランド一周してきて。マウンド辺りに戻ってくる頃は、選手みんながアーチを作ってお出迎え。そんな一連の言葉やシーン、選手同士のちょっとしたふざけ合いなどをスタンドから見ていたら、とても穏やかな暖かい気持ちになった。

野球選手の引退式は、いつでもこんな場が設けられるものなのだろうか?

もちろん在籍期間や活躍度合いによって大小あるだろうけれど、雄平のそれはとても良い雰囲気だった。

ヤクルト在籍19年、投手として入団するも制球難に苦しみ、野手へと転向。通算打率は.291、66本塁打。

投手としてプレーしていた7年のブランクは大きかったようで、誰よりもバットを振り込み、誰よりも練習したそう。つば九郎がたびたび雄平のことを「練習の虫」と弄っていたりしたのも納得である。「3度の飯よりプロテイン」なんて言っていたりもした。

何年か前に内野席から雄平を見たときは、まるで丸太のような両腕の筋肉に驚いた。どの選手よりも、ごつい腕をしてたことが記憶に残っている。2015年のリーグ優勝を決めた雄平のサヨナラヒットも、もちろん今でも印象に残っている。

絶対大丈夫

高津監督が優勝セレモニー時のスピーチで言っていた。広島カープファンの皆さま、来年もバリいい試合してともに熱くなりましょうって。

バリいいって馴染みがない言葉だったので、たぶん広島弁なんだろうなと勝手に察したけれども、そこでまた広島ファンの方々が笑っていたり拍手を送っていたりと、とても暖かい瞬間に立ち会えたような気がした。

あくまで雄平をたてようとする高津監督、ホーム最終戦で相手チームのファンに対する言葉も忘れない高津監督。自分もかくありたいと思う、とても素敵な一夜だった。

シーズン途中、9月の試合前ミーティングで高津監督が選手に向けて言った「絶対大丈夫」という言葉。

マウンドに立つとき、バッターボックスに入る時に思い出してほしい。ここまでやってきて結果を残し続けている自分たちは絶対大丈夫なんだ、と。そんな言葉がひとり歩きして、絶対大丈夫ステッカーなるものも販売されたのだけど、これがまたなかなか手に入りません・・・

ぜったい大丈夫だから。そう指揮官が言うのなら、たぶん絶対大丈夫なんだと思える。

それは何もプロ野球の世界だけに当てはまることでなく、いつでも自分たちはぜったいに大丈夫なのだ。

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けんけん

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鉄馬も好きだけど、本当の馬も好き。一口馬主やっていらっしゃるライダーさんいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。「FTR223と行く」ブログを書き始めたら、なおさらバイクへの愛着が増してしまったので、そんな愛情をココにどんどん残していきます。どうぞ宜しくお願いします。