2018/02/15
実家ねこが3月15日の夕方、旅立ってしまった。
前夜おそくに「体調が今までとは違う感じだから、明朝に来てほしい」とのLINEをもらい。
翌日はちょうどテレワーク日だったこともあり、朝早めに実家へ向かうと既に母と実家ねこの姿は無し。
朝早くに動物病院に連れていったと聞いて後から追いかけるように病院へ行くと、既に点滴(皮下ではなく血液点滴)を施術してもらっていたのか姿を見ることはできなかった。
とりあえずお預かりをして、点滴しながらまた今後のことを考えましょう
動物病院の先生とそんなやり取りをさせて頂いたあと一度実家へ帰宅し、あらためて病院から連絡が来たのは昼過ぎのことだった。
慌てて迎えに行った時はすでに心肺停止してしまっていた。
獣医さんの「もう、少し瞳孔が開き始めてしまっているところで・・・」というような言葉も、どこか遠くから言われているような感じだった。何を言われているのか正直よく分からない感じだった。
触れると、まだ温かったもの。
動物病院から連れて帰るときは、おくるみのようなタオルに包んでもらって。母が抱きかかえ一緒にとぼとぼと歩いて帰った。歳をとった母は、近ごろ以前にもまして歩くペースが遅い。この時はいつもより遅かった。でも、この日ばかりはそんな母の歩調になるべくあわせるようにして帰路についた。
きみ、ちょっと、あっという間すぎるだろう
3日前の土曜日に皮下注射点滴をやった時も、おとなしく応じてくれたじゃないか。
それが終わった後、いつものようにホットカーペットの上でしばらくゴロゴロしていたじゃないか。
ついこの間まで、おやつくれくれ、いつもミャーミャー言っていたじゃないか。
そこまで頻繁に会ったことのないうちの娘でさえ、食欲が落ちて食べなくなったと聞いたら「あのココ(実家ねこの名前)が?ご飯やおやつを食べないとは、一体?」と、いぶかしげな表情を浮かべたくらい食欲旺盛だったのに。
ちょっときみ、あっという間すぎるだろう。
ほぼ心構えもできず、あっという間に行ってしまいすぎだろう。
でも、思えば2月からほぼ食せず。すでに体力は限界だったのかもしれない。
頑張っていてくれたからこそ、最期があっという間だったのかもしれない。
食べたいのに食べては戻してしまい、つらそうな時期もあったけどよく頑張ったー
迷い猫としてある日とつぜん実家にふらりとやってきて。そこから実家に、両親に、沢山の癒しをありがとう。