2018/02/15
たまに仲間内で話題に挙がる「ネットショッピングは、アマゾン派?楽天派?」という会話。もはやインターネットは当たり前になっている昨今、誰しも一度は似たような会話をしたことがあるのではないでしょうか。自身は、楽天で商品検索した際の大量バナー表示がどうも苦手で、もっぱら前者を利用し続けています。
「いつから利用し続けているのだろうか?」と、ふと思いたって調べてみたら「2005年」からでした。(当時、住所などが変わったタイミングでアカウントを改めて再作成した記憶があるので、実際にはもう少し前かもしれない。)それでも、かれこれ13年も前から利用し続けているのかと思うと、今までに一体お幾ら程のお買い物をアマゾンでしてきたのか?が少し気になってしまうけれど、そこまで確認しない、しない(笑
でも、この機会に、過去に注文した商品の数々を見かえしていると「あぁ、このバンド大好きだったなぁ。」とか「ふぁっ!?なんでこんなの買ったんだろう?」というような、どこか懐かしくもあり、そして面白可笑しくもある当時の購入履歴。
アマゾンは、自分達の生活をシンプルにしてくれるのか?
そんなこんなで、今ではどっぷりと利用しているアマゾン。その中でも「これは良かった」とつくづく思ったサービス(商品)を、2つだけ紹介します。
まずは「ダッシュボタン」、そもそも何のボタン!?の話
こんな、かわいい段ボールケースに収まって届く「ダッシュボタン」。今さらな話になってしまうかもしれませんが、アマゾンの「ダッシュボタン」とは一体なに?の話を少しだけ。
「ダッシュボタン」とは、アマゾンが展開しているサービス(商品)で、Wi-Fi接続機能を搭載している小さなボタンのことです。スマホのAmazonアプリを介して、自宅のWi-Fiとダッシュボタンとを紐づける。そして、ボタンが押されたら発注される商品も予め登録しておく。たった2つの手順だけで、設定完了。
あとは、必要になった時にボタンを「ぽち」っと押せば、設定しておいた商品発注が行われる仕組みです。
そんなに常々、ストックしておくような商品は無いからなぁ。と当初こそ興味はなかったのですが。実際に使ってみたら意外にも便利でした。
「ダッシュボタン」が可能にしてくれたこと
自身が使っているのは「HAPPY BELLY」という、Amazonオリジナル商品(主に飲料だったり、お米)専用のダッシュボタン。これに、9本入りの天然水2リットルを登録しています。
平日は水筒に水を入れて仕事に行くようになったこともあり、ものは試しにと使ってみたのです。が、もっと意外なところに、その便利さがあったのです。
この「ダッシュボタン」をものは試しにと使い始めた頃、ちょうど娘がクラブ活動で本格的にバスケを始めたのでした。日々の練習や試合には毎回、大量の水や麦茶を水筒に入れてもっていくような状況になったので、当然、今までと同じように麦茶を作って冷やしても廻らなくなってしまって。
スーパーで買ってきた2リットルの天然水1本なんて、ホントすぐに無くなってしまいます。そんな時に、自身がわざわざノートPCやスマホから注文しなくとも、娘の判断で「ぽち」っと注文しておいてもらえるようになった「ダッシュボタン」は助かりました。
こうして、冷蔵庫に接着(最初、実物が届くまでダッシュボタンの裏面はマグネットだとばかり思っていた。実際は粘着式です。※後から剥がしても、べったりと糊が残るようなタイプではない粘着。)しておけば、家のなかにいる誰でも発注が可能になります。
「自分も必要、家族も必要、だから気づいたら誰かが注文しておこう」ということに繋がり、「自身だけが飲料水のストックを気にかける」ということからも解放されたのでした。
知らないうちに勝手にどんどんと注文されてしまったとしたら?という心配も、いつものアマゾン利用と同じように「注文が確定しました」メールが届くので安心です。間違えて「ぽち」ってしまった時も、発送前であればキャンセル可能なのは、通常利用でもダッシュボタンでも同じです。
「ダッシュボタン」を利用するのに必要なもの
- ダッシュボタン本体
- プライム会員登録
- Wi-Fi環境
- スマホ(と、Amazonアプリ)
この「ダッシュボタン」、Amazonプライム会員限定のサービスとなっているので、利用する際はまず「プライム会員登録」が必要となります。また、設置環境にWi-Fiがあること(ダッシュボタンを設置する場所が、Wi-Fiの届く範囲であること)や、Wi-Fiとダッシュボタンとを紐づけるためのスマホが必要です。
ダッシュボタン本体は、アマゾンにてひとつ500円で購入可能。また、この購入代金500円はダッシュボタン設定後の初注文時に返金される仕組みとなっているので、実質、購入代金は無料ということになる。デポジット料金のようなものと思えば、分かりやすいかもしれません。
色々なメーカーの「ダッシュボタン」が揃っていたら、なんだか楽しいかも
自身は天然水用の「ハッピーベリー・ダッシュボタン」のみ使用しているのですが、実際は色々なメーカーのダッシュボタンが用意されています。こうやってカラフルに並んでいるのを眺めていると、冷蔵庫に2~3個は並べて貼り付けておきたくもなってしまう。
※写真:Amazon公式サイトより
飲料・食料では天然水やビール、コーヒー、赤いきつねだったり、柿の種(!)まで。日用品は、洗剤や柔軟剤、パンパース、ペットフードやポストイット等いろいろ用意されていて。天然水の「ダッシュボタン」が余りにも便利だったので、他にもあったら便利かも!と思い、今でもたまに探してはいるのですが。今のところ天然水のみで事足りています。
これは全く根拠のない、勝手な憶測なのだけれども。そう遠くないうちに液晶画面を搭載した「ダッシュボタン」がリリースされるのでは!?と思っています。というのも、メーカーや商品別のダッシュボタンを幾つも用意するよりは、注文商品に紐づけた時点で液晶画面にそのブランドなり商品が表示されるような仕組みの方が、よりスマートだもの。電池の持ちさえクリア出来れば、決して不可能ではないはず。
ダッシュボタンでの注文は、果たしてお得なのか?という、根本的なこと
実のところ、これがイチバン大きなところかもしれない。残念ながら、必ずしもお得とは限らないんです。例えば前述の「アマゾンブランドの天然水」は、2リットル × 9本入りで945円。1本あたり105円になります。が、近所のイオン系列スーパーでは、同じような2リットルの天然水1本が約80円で販売されていたりします。
約80円 × 9では720円。同じように9本購入した場合は、220円ほどの差額となり、スーパーで同じ金額を払うと仮定した場合は、さらに2~3本ほど多く購入可能という計算に。
もちろん自宅まで何本ものペットボトルを持ち帰る苦労も加味しなければならないが・・・それでも結構な金額差となるので、買い物ついでに気づいた時はスーパーの天然水も1本ずつ購入、持ち帰ったりもしています。
「Kindole(キンドル)」に本を詰め込んで旅に出掛けよう
もうひとつ、アマゾンで購入~実際に利用してみてよかった「キンドル」。
読書はひとつの趣味だけれども。この「キンドル」だけは持つまいと、ずっと思っていました。やはり本は紙としての媒体であるからこそ「本」であり、それを1枚ずつめくって読んでいく感覚が当たり前なのだと思い続けていたほうの人間です。(今だにそういう感覚は、ある。)
でも、2017年の北海道ツーリング時、行き帰りのフェリーであまりにも時間を持て余してしまったことから、2018年の旅行時には、渋々(笑)キンドルを購入して「読みたいかも」と思っていた本を何冊かまとめてキンドル用に購入(ダウンロード)して持っていったのです。
これがもう、何というか余りに快適すぎて「これからはキンドルだな」って、手のひら返してしまいましたがな。
購入したのは「マンガモデル」という、通常のキンドルよりも大容量タイプ。マンガなら約700冊、書籍なら数千冊の保存が可能なモデルです。ちなみに通常のキンドルは4GB、マンガモデルは8倍の32GB。
上の写真にもあるように、キンドル本体の購入と併せて保護目的での専用ケースも購入したのですが。実際に片手に持って読む時は、少し面倒でも専用ケースから外し、本体のみを持って読んだほうが圧倒的に軽く、手首の疲れも軽減できるかと。
そして掲題の、ネットショッピングは生活をシンプルにしてくれるのか?の話
「ダッシュボタン」だったり「キンドル」だったり、あの手この手の新しいサービスを提供してもらって買い物はどんどん便利になっていくけれども。たまにふと思うのは、それで果たして自身の生活は以前よりもシンプルになっているのだろうか?倹約的になっているのだろうか?という自問自答。
週末の夜、何気なくアマゾン(もしくは楽天市場)のサイトを覗いては「何か良いもの、ないかな?」と徘徊しているような時が未だに少なからずあることを踏まえると、実は「何か欲しいと思えるものを、自ら探している」ような行動を取ってしまっているんじゃないかと思う時もあります。
本当に必要としているものを冷静に見極めないと、きっと便利さに釣られて無駄な消費をし続けることにもなりかねないです。あと、お買い物がイチバン楽しいのは、実は購入前に悩んでいる時だったりもするんですよね。
前述の「ダッシュボタン」で水を購入するよりも、実は近所のスーパーで買う方がお求めやすい。という事例もあるように、便利さだけに踊らされず、「冷静になってお買い物を楽しもう」と思ったりもしています。