2018/02/15
セオサイクル北砂店で、人生初の電動アシスト付き自転車に試乗させてもらった話になります。
久しぶりセオサイクル北砂店へ遊びに行ってみた、とある土曜の昼下がりのこと。
ふと目に留まった、店先に置いてある黄色い自転車。
黄色いハンカチを提げていたのは高倉健さんですが、しあわせの黄色い自転車を軒先に飾っていたのはセオさんでした。
なに!?このリアフレーム(っていう言葉で合ってる?)がない、お洒落な形のバイク・・・
B・e・S・V
ベ、ベスブイ?
正しくは「ベスビー」っていうらしいです。
どうやら試乗車として用意してあるものらしく、興味津々に眺めていたら「乗ってみる?」と聞かれ、迷わず試乗させてもらいました。
もともと電動アシスト付き自転車に興味はあったけど、これまでに乗るような機会もなく。これが、人生初の電動アシスト付き自転車にまたがる記念日となったのでした。
これはもはや電動アシスト付き自転車ではなく、e-bikeと呼びたい
自由に廻ってきていいよ、と言って頂いたのでお言葉に甘え町内をぐるぐる、のんびりと走らせてもらった。
乗り出しはじめ、まずイチバンに感じたこと。
圧倒的にペダルが軽い
最初の一歩目、踏み出しだけ普通に力を入れ漕ぎしてやるだけで、すぐさま二歩めからアシスト機能が効いているのが足裏からふくらはぎ辺りの感覚で分かる。
踏み出しの左足だけいつも通りに漕ぎ出せば、もう次の右足の踏み込みが軽いのだ。
あ、軽い。軽くなっていく。
と思っているうち、どんどん自然に加速していく。
膝から下、必要以上に力を入れずともスムーズに進んでくれるのだけど、そこから敢えてさらに力強く踏み込んでみると、まるでそれに呼応するかのようにアシストも強くなるので、あれよあれよと言う間に加速して、ぐいぐい進んでいってくれる。この時点で電動アシスト付き自転車スゴイ!って感動していた。
この感覚は、あれです。
釣り糸の先にある釣り針に、餌を付けるじゃないですか。
それをポチャンと海だか釣り堀に投げ込んで、釣り糸を垂らしますね?
投げ入れた釣り糸の先は水の中なので当然目には見えないのだけれど、握っている釣り竿の手元に伝わってくる微かな感覚から「あ、もうお魚来てる」って、誰にでも一度はある経験だと思います。
釣り竿ひと振りして投げ込んだら「ほら、もうツンツンしてる。お魚さん来てるよ、来てるよ!」というわくわくと同じで
ペダルひと漕ぎしたらすぐにアシスト機能が効いているのを体感できるので「ほら効たっ。アシストさん効てるよ効てるよ。間違いなく効てる!」っていう感じ。
釣り竿から伝わってくる振動だけで、食いつきを感じられるのが釣りの醍醐味のひとつだとしたら、アシスト効いてるの膝下から感じられるのがベスビーの醍醐味でしょうか。
※なお、釣りはまったく詳しくありません
砂町の街中をのんびりと巡って遊ばせてもらったついでに、公園でパチリと一枚。独特な形状のフレームがまたお洒落で、乗っても楽しい。眺めているだけでも楽しい。こんなにも「所有感の喜び」を満たしてくれるモノは久しぶりだ。(自分のモノじゃないけど)
ちなみに1年ほど前に同店でベスビーを購入された方は、なんと年間走行距離4,000キロ走破だとか。
自転車で年間走行距離4,000キロって凄い・・・
でも、それほどこの自転車には魅力と可能性が詰まっている証だとも思う。
今回試乗させてもらったベスビーのPSA1、それはVストロームを手に入れたときに思った「このバイクとなら、何処にでも行ける」と似たようなものを感じた。
(このまま貰って帰ってもいいなら)この自転車に乗って「いまから海を見に行きたい」とさえ思った。
電動アシスト付き自転車に乗ること自体が初めてのことだったので、ちょっとその感動を誇張し過ぎているところはあるにしても。
でも、この自転車は街乗りからちょっとした遠出まで、色々な可能性を与えてくれる自転車であることは間違いない。
これはもはや電動アシスト付き自転車ではなく、e-bikeという新しいジャンルの乗り物ではないだろうか。
そんなベスビー。とてもコンパクトなので、例えば車で行く旅行の後ろに積んで行ったりもして。
旅先に着いたらあとはベスビーで下町や港町を巡り、自転車じゃないと気づかないような旅先の街の雰囲気を感じてみる。なんていう使い方もアリだと思う。
旅行先に到着するまでの(車の)運転ですでに疲れちゃっているのに、そこからまた自転車で散策!?なんて思いがちなところ、ベスビーのアシスト機能さえあれば、もっと気軽な気持ちで旅先のサイクリングもイイねぇ、廻ってみようか。なんて思わせてくれそう。
と、何だかベスビーとセオサイクルの宣伝か!?というような内容になってしまったけども、何の依頼も受けてはおりません・・・
ただ、都内でもベスビーに試乗できるお店は少ないそうで。興味ある方は、セオサイクル北砂店にお問い合わせしてみてはいかがでしょう。
ホントに楽しくて、また試乗(だけ)させてもらいに遊びに行ってみたいと思うほど。
レジ後ろにある棚に「しょうがないさん」を飾らせてもらうこともできました。
偶然にもアンパンマンが先住民としていらっしゃったので、どちらも仲間が見つかってヨカッタ。2人ともイイ笑顔しているのは、たぶんそのせい。(それを遠巻きに優しく見守るE.T.も素敵)
ベスビー試乗ついでに、しょうがないさんもぜひ見つけてみてください。
しょうがない~ しょうがない~
ショウガあるけど しょうがない~
落ち込んだって しょうがない~
悩んだって しょうがない~
大きな声で 笑っちゃおー
すぐにいいこと 思いつくー♪
アンパンマン「しょうがないさんの登場曲」より