2018/02/15
年が明けてから、いつか(ちょっとだけ)寒い冬キャンプツーリングに行ってみようと思い続けながらも
なかなか踏み出せない日が続き、悶々としていました。
意を決して2月の建国記念日3連休のうち2日を使って南房総へキャンプツーリングに行き、後悔もそれなりに味わった話になります。
最近の天気予報、あまり疑ってはいけないと知る
本当は2月9日(土)、10日(日)を使ってオレンジ村オートキャンプ場へ行こうと思っていたのですが、関東圏でも5~10センチほどの積雪に注意って金曜日の時点でニュースとなっていて。
そこまで積雪の注意報が出ているのであれば、中止にしよう。1日ずらそう。
そんな軽い気持ちで10日(日)にオレンジ村オートキャンプ場泊で行ったら、予報通り11日(月)に、雨・みぞれ・雪の三重苦に耐えながら帰路を目指すこととなりました笑
まずは、今回のツーリングで巡った幾つかの場所を紹介していきます。
オレンジ村オートキャンプ場の素敵なところ
今回、初めてオレンジ村オートキャンプ場を利用させて頂いたのですが、「いいな」って思ったこと。
- 2つの雰囲気からキャンプ場を選べる
- 廃材を使って、自由にたき火し放題
- キャンプ場のお婆ちゃんから、しめ鯖を頂ける
南側と北側、2種類のキャンプ場を選べる
オレンジ村オートキャンプ場は、広大なミカン農園の中にあります。
遠くのほうに海を臨める南側と、静かな森の中の雰囲気である北側、2つのキャンプ場を自由に選ぶことができます。
受付を済ませ、目の前の坂を上っていった先にあるのが、この緑の看板。
第1キャンプ場が南側の海が見えるサイト、第2キャンプ場が北側に位置する、森の中のような雰囲気のサイトです。
個人的な感想では、第1キャンプはファミリー向け、第2キャンプ場はソロだったり仲間同士で酒盛りして盛り上がる(これが結構夜遅くまで続いて・・・いやはや・・・)系の方が多いイメージでした。
廃材を切るのも燃やすのも、自己責任の範囲で自由です
ウワサというか、事前にネットでも知っていたのですが、オレンジ村オートキャンプ場の売りのひとつは何といってもこの「廃材を使って、好きなだけたき火を楽しめる」という点ではないでしょうか。
第一キャンプ場、第二キャンプ場ともに、このような廃材が積み上げて置かれているスポットがあります。
薪っぽい太いのから、平べったい板。そしてペラペラのベニヤ板の、大きく分けて3種類あります。
後はキャンプ利用者各人の気のむくまま、これを自由に切って使って、たき火を楽しめる仕組み。
自分はこの廃材置き場で直接ノコギリを使い、たき火をするのに最適そうな長さに切ってから自身のテントまで持ち帰っていました。中には廃材置き場に直接、車を寄せて、そのままテントまで積んで持っていかれる方もいました。これはこれで、暖まりながら切ることができるので良いなぁ~と思います。
あと、ちびっ子だけで「よいしょ、よいしょ」って言いながら、とんでもなく長い木材をテントまで持ち帰る姿も。
何だか、めっちゃ楽しそう。そしてやっぱり「なんだか、いいなぁ。」って思ってしまうシーンでした。
ちなみに、今さらかもしれませんが今回、「オレンジ村オートキャンプ場の廃材でたき火し放題」を初めてやってみて実感したことがひとつ。
手っ取り早く火を付けたかったら、ベニヤ板を使うんだ
そう、昔どこかで目にしたことがあるのですが「ベニヤ板は、可燃性の接着剤だか何だかが使われているから燃えやすい」ということを改めて思い出しました。
オレンジ村オートキャンプ場を利用された際、火の付きが悪いなぁと思われたら、ぺらっぺらのベニヤ板を着火剤代わりに使ってみてはいかがでしょうか。おススメです。
寒空の下でも汗をかくほど、ひたすら木材を切り続け、さすがにやり過ぎたかな?と思ったのですが、黙々とたき火し続けていたら足りなくなり、真っ暗のなか何度か補充のため切りに行ったりして過ごしていました。
健保のお宿「トスラブ館山 ルアーナ」で汗を流しに
テント設営して、廃材を切りまくって汗をかいた後は、事前に予約していた健保の宿へ日帰り入浴へ。
この宿の、露天風呂の素晴らしさといったらもう・・・。
こんな感じで、東京湾を一望しながら思ったものです。
なんなら、ここに泊まっちゃいたい。
ちなみに人気があるらしく、宿泊は常に抽選とのこと。
うわさには聞いていた、しめ鯖を頂けたときの嬉しさ
日帰り入浴を満喫したあとは、再度キャンプ場へ戻ります。
オレンジ村オートキャンプ場を利用すると、夕刻頃に運営者の方が各サイトを廻り「しめ鯖(さば)」を配っているとか。
初めて同キャンプ場を利用した自分は、たき火と夕飯準備をしながら「ほんとにしめ鯖、もらえるんだろうか?」と、ちょっとワクワクしながら過ごしていたのでした。
そして、17時過ぎだったでしょうか。
軽トラックが「ぶぅ~ん」と来たかと思うと、おばあちゃんが降りてきて各テントを廻っています。
そして、自身のところにも「良かったら食べて」と、しめ鯖ひと切れを配りにきてくれたのでした。
こちらは冷凍状態だったので、翌朝に「しめ鯖のオリーブオイル煮」を、パンといっしょに頂きました。
せっかく〆てある鯖を、オリーブオイルに浸しちゃたらもったいないかな?とも思ったのだけれど、残っていたパンと一緒に食べるのであれば、やはりオリーブオイルが合うかな、と。
鯖、とっても美味しかったです。ありがとうございました。
ちなみに、一度やってみたかったメスティンおでんは別記事にしています。
ご興味あれば、こちらも読んで頂けると嬉しいです。
翌日の計画を、いろいろと練っていたのだけれど・・・
翌朝、目覚めたテントの中で「今日はどこ行こう?」と妄想を膨らましていました。
そして、これまで南房総へ行った際には気にも留めていなかった戦争遺跡をいくつか廻ってみようと思い立ったのです。
オレンジ村オートキャンプ場周辺だと、まずは「赤山地下壕」でしょうか。
ただ、こちらは開館が9時半。キャンプ場を発とうとした時間が8時半と、少し待つことになりそうだったので先に「下滝田基地桜花カタパルト式滑走路跡」に向かうことにしました。
それにしても、千葉県館山市には数々の戦争遺跡があるんですね。
南房総地域一帯が、太平洋からの首都爆撃を防ぐための重要拠点であったことを伺い知ることができます。
というわけで行ってきました「下滝田基地桜花カタパルト式滑走路跡」。
Googleマップを見ながらでも少し迷ったけれど、それはバイクで登るのも厳しそうな荒れた砂利の坂上にありました。
この赤い矢印のコンクリ道が、カタパルト滑走路。たぶん・・・
いやこれ、手前に畑が広がっていて間近では見られないの!?
ホントは下のように、実際に滑走路の上を歩いて渡ったりできるものだとばかり思っていました。
東京湾観光情報局より引用
と、遠目から滑走路を眺めている頃から、雨足が強まってまいります。
これはアカン。ということで、いったん道の駅「三芳」に退避後、もう寒くて寒くて。とりあえず410号に入って少しだけ帰路を目指そう・・・と思ってしまったところからが悪夢でした笑
雨がバチバチとヘルメットに当たっていると思いきや、気づけばそれは「みぞれ」となり。
最終的には、雪の中をひた走り続けるという・・・。
さすがに途中でくじけ、JR久留里線の小櫃(おびつ)駅近くにあるローソンのイートインで雪が止むまで1時間ほどに休憩・・・。
最初から動かない方が良かったんじゃないか?とも思い、相変わらず「待ってみる」という判断がない悪いクセが露呈してしまったかもしれない3連休の最終日。風邪ひきそう・・・。
オレンジ村オートキャンプ場
http://www.awa.or.jp/home/nomiya/
コメント
お!オレンジ村オートキャンプ場に行かれたんですね。夜寒くなかったですか?私も先週からキャンプツーリングがしたくてうずうずしてましたが、天気を見て諦めました。今年の初キャンプはたぶん3月初旬くらいになりそうですね。早く春が来てほしいです!
by nmind 2019-02-12 12:21 PM
nmindさん!
オレンジ村オートキャンプ場は、南房総とはいえ、やはり寒さ厳しかったです。あと、天候も・・・^-^;
もう少し暖かくなったら、たぶんホントにツーリングするには最高ではないでしょうか。
あと、菜の花はちょうど今頃が見ごろのような感じでした!
by ken_ken 2019-02-12 11:29 PM