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「お台場海浜庭園キャンプ場@千葉県館山」について語ってみる

time 2018/09/24

「お台場海浜庭園キャンプ場@千葉県館山」について語ってみる

千葉県館山市にある「お台場海浜庭園キャンプ場」。3連休の初日を利用して久しぶりに行ってきました。

今回は何枚か写真も撮ってきたので、少しでも同キャンプ場に関する参考の足しになることができたらと思います。

お台場海浜庭園キャンプ場の魅力とは

「魅力とは!」なんて言ってしまうと、まるでお台場海浜庭園キャンプ場を知り尽くた人間のように聞こえてしまうかもしれないけれど。

決してそのようなつもりはなく、バイクに乗り始めて以降、ちょくちょく館山へツーリングに行くようになってから知ったお台場海浜庭園が今ではすっかりお気に入りキャンプ場となったのです。なぜ気に入っているのか?を個人的感想で3つ挙げていきます。

  • 南房総巡りの拠点にできる
  • サイトを色々と選べる、起伏に富んだキャンプ地
  • 東京湾の向こうに沈む夕陽が最高

以前にも書いたことがあるけれど、国道410号を南下して向かう南房総への道のりが好きで。同じ千葉県でも南下していくにつれ、夏は涼しく冬は暖かく過ごしやすい。他県にあるような迫力の山々や起伏に富んだ道はないけれども、山間部ではそれなりのワインディングも楽しめるし、もちろん海岸沿いを走っても気持ちが良い。

そんな南房総(館山)と、そこに向かうまでの道がお気に入りで、年に数回はプチツーリングに行っています。そして宿泊に利用しているのが千葉県の最西端に位置する「お台場海浜庭園キャンプ場」なのです。

お台場海浜庭園キャンプ場は、その名の通り広々とした海浜に面しているキャンプ場。「お台場」と言うと、どうしてもフジテレビやアクアシティのお台場イメージが先行してしまうけれども。そもそも「お台場」とは、その昔「砲台場」であったことが由来の地名なので、決して東京都港区特有の地名ではないのですね。(というコトも、お台場海浜庭園の存在をきっかっけに知ったのでした。)

そんなお台場海浜庭園キャンプ場、敷地内のサイトをおおまかに分けると、上段・中段・下段の3つの区画から成り立っています。

下段はすぐ目の前が磯となっている砂場(砂場と言うよりは平場の岩砂利)、そこからひとつ上がった位置にあるのが中段、そして洗い場やトイレなどに最も近く利便性の高い上段。3つの高低差で各エリアが構成されているので、例えばソロキャンプ時、こじんまりとした静かな場所を選びたいと思ったなら中段左手のエリア、釣りがメインならやはり磯釣りポイントが目の前にある下段、家族連れだったら色々と便利な上段。

というような具合に、目的別にエリアを選ぶ楽しさもある。(ソロでしか利用したことないけど笑)

上の写真は、キャンプ場入口にある洲崎灯台からキャンプ場全体を撮ってみたもの。(拡大して頂けると分かると思いますが)いちばん左側に映っている、複数台の車が停まっているところが下段の磯エリア。写真には映っていないけれども、磯エリアはぐるっと右端まで海岸線づたいに続いています。

電柱のワイヤ左側あたりに映っている緑色のタープ周辺が中段エリア。そして右側にぽつんと建っている一軒家の周辺が上段エリアとなっている。(洗い場やトイレ、入浴施設はちょうどこの一軒家の裏手に位置しています。)

このキャンプ場いちばんのお気に入りは、なんと言ってもロケーションの素晴らしさ。晴れていれば東京湾を挟んだ向こう側に富士山や沈む夕陽を望むことができる。夜は波の音を聴きながら、そして朝は磯の周辺を飛ぶうみねこ達の鳴き声で自然に目が覚める。

余談ですが、鳥の鳴き声で目が覚めた時の気持ち良さはキャンプ場ならではの醍醐味のひとつだと思っています。これまでに経験したのは、静岡の「くのわき親水公園キャンプ場」ではウグイスの声。そしてここ「お台場海浜庭園」と北海道の「霧多布岬キャンプ場」では、うみねこの声。

大げさかもしれませんが、鳥の鳴き声で目覚めるのはキャンプ場の朝の醍醐味のひとつだと思っています。(

東京湾の向こうに沈んでいく夕陽を眺めることができます。オートキャンプ場なので、敷地内であれば車でもバイクでも思い思いの場所に停めてテントを張ることができます。

鴨川市のレストラン・オリーブで「岡村隆史定食」を頂く

今回は雨風のなか何とかテント設営を終えて、もうひとっ走りしに行きました。(※お台場海浜庭園、海沿い故の宿命かもしれませんが、それなりに風が強い日もあるのでペグ打ちはしっかり行うことをおススメします。)

以前、nmindさんがブログ「Nmind’s Things」にて「千葉ツーリング」という記事の中にその名前を出していらっしゃった「岡村隆史定食」。その記事を読んでからすっかり気になってしまい、今回の館山キャンプツーリングに併せて行ってみました。(お台場海浜庭園キャンプ場からは、最短ルートであれば約1時間ほどでアクセス可能。)

そして出てきた岡村隆史定食(¥1,200)がこちら。

メインの刺身とカキフライに加え、なんと小鉢が9皿も。これ・・・はたして食べきれるのか?と一瞬ひるんだけれども、朝からろくに食べずに来ていたので何とか完食。

ちなみにこの独特な名前、その昔「ナイナイサイズ」という番組で岡村隆史がサーフィンに挑戦するという企画があり、ロケ地が鴨川であったこと。その際の食事をレストランオリーブで食べたことがきっかけとなり作られたメニューだそう。

ペンションオリーブはサーフスポットがすぐ目の前であることから、きっと常連なサーファーが多い店に違いない・・・などと想像していたのだけれど、地元のご年配夫婦の方なども普通に食べに来ていて、とてもアットホームなお店でした。

岡村隆史定食を完食後、再度、館山まで戻る

オリーブでお腹を満たした後は、来た道をそのまま戻りキャンプ場へ。途中、日帰り温泉に入って行こうと思ったのだけれど、寄ってみたお宿の日帰り入浴可能時間を尋ねたら15時までとのこと。無念。

ところで、今回の岡村隆史定食からの野営地戻り時、個人的にとっても重要な気づきがあったので、ここに備忘録として残しておきます。フラワーラインを走行中、見覚えのある冠名が付いた宿泊施設の看板を目にした瞬間に気付いたこと。

「勤め先が加入している健康保険組合の保養所が、ここ館山にもあるでねぇかっ!」

なぜに今までその発想が皆無だったのだろう。健保を利用するだけで日帰り入浴が540円、しかも利用可能時間は9:00~18:00と充分に融通の利く時間幅。大浴場のみならず室内外プールもあったりと、夏場キャンプ泊の際には体をクールダウンさせることだって可能では!?

今回ダメもとで施設に電話してみたところ、3日前までに事前申し込みが必要とのことだったので利用することは出来なかったけれど。次回からは「お台場海浜庭園キャンプ場&健保の保養施設利用」をセットにしてみようと堅く心に誓ったのでした。近隣にある「館山ライディングパーク」という乗馬クラブも提携先ということなので、これも併せて利用してみようかと。

けっこう見落としがちな健保の保養施設その他特典(特典、という表現はちょっと語弊があるような気もするけれど)ではないでしょうか。もしかしたら、既に利用している方はきっと上手に使っているのでは?と思ってしまったのです。

ちょっとした時に、そういえば健保で何かしら利用できないだろうか?と確認してみるのも、今後は意識しておいたほうが良いのかな、なんて思ってしまった。

とっても失礼だけれど、これまでは健保組合のサービスなんて、と思っている節が心の奥底で少なからずあったことを改めます・・・。ということで、おどやで食材の買い出しだけしてキャンプ場へ戻ったのでした。

お台場海浜庭園キャンプ場近辺で、食材入手可能な場所

アクアラインや館山自動車道など、北から向かってきた場合はイオン館山店に立ち寄るのが便利でしょう。ただ、一度キャンプ場へ到着し、テント設営など諸々の準備を終えてから再び出掛けるのが一般的な行動パターンかな?とも。その場合、お台場海浜庭園キャンプ場⇒イオン館山店までの道は、特にハイシーズンになると混雑する道なのでおススメしません。

おどやに食材は十分に揃っているし、フラワーライン沿いをちょっとした時間だけでも気持ち良く走ることができるので、もっぱらそちらを利用しています。大型スーパーに負けるな、おどや!笑

※もしも保冷剤が必要な場合は、おどやには無いのですがセブンイレブン館山藤原店で購入可能です。

岡村隆史定食の満腹感を引きずっていたので、おどやでは鶏もも肉とネギのみ購入。そしてまた今回も持参した自家製たれを使い、焼き鳥のみを夕飯としました。チェルシーのCMじゃないけど(歳がばれますな笑)、もっと誰かにも食べてもらいたい焼き鳥。

次回はこの自家製焼き鳥たれを持参し、栃木のキャンプ場まで行く予定です。

お台場海浜庭園キャンプ場・目的別おすすめスポットのまとめ

そんな、愛してやまない「お台場海浜庭園キャンプ場」の個人的すみ分け図を解説しておきます。(ベースとなっている画像は、お台場海浜庭園公式サイトから拝借しました。画像使用の承諾を頂いています。)

  • 黄色枠 ⇒ 釣り目的の方のためにあるようなエリアとなっている
  • 青色枠 ⇒ 4名以上、時には2家族合同などのファミリー向け
  • 赤色枠 ⇒ カップル率も高いが・・・ソロ向けも、このエリアがおすすめ

黄色枠周辺は、ほぼ磯釣りの方達の生息地となっているのでソロキャンプで使用するにはちょっと気が引けてしまう。そして青色枠についても、それなりの広さが確保されているエリアなのでキャンピングカーなどで利用される方も多く、同じくソロキャンパーは気が引けてしまう。

とういうことでソロキャンプ、もしくは2、3人での利用時におすすめなエリアは赤色枠です。

あくまで独断と偏見なので、実際に利用される際は思い思いに散策をして、お気に入りスポットを見つけてみてください。個人的には赤色枠のなかでもいちばん上図の右下、受付を過ぎて左手に位置している箇所がお気に入りです。全エリアがフリーサイトとは言え、ここだけは棚田のような形状でサイトが区切られているので、プライベート感もある贅沢スポットです。

あと、キャンプ場内の磯はこのような感じで、小さなお子さん連れであれば間違いなく楽しめるかと思います。ちっちゃなプラスチックの虫かごと網だけ持っていけば小魚を採って観察できるでしょう。

道の駅「保田小学校」のコンセプトが面白い

2日めの帰り道、2015年にオープンした道の駅「保田(ほった)小学校」に立ち寄ってみました。

2014年、学校としての役目を終えた保田小学校。創立より126年の歴史を受け継ぎ、「道の駅 保田諸学校」として生まれ変わりました。体育館を使った直売所、教室を使った宿泊施設など、小学校の雰囲気を残しつつリノベーションした道の駅は、全国的にもユニークな存在。

他にも温浴施設や公共施設、食堂を含めた都市交流施設となります。

公式パンフレット「道の駅 保田小学校だより」より引用

外装こそ新しくなっているけれど、施設内に入ればそこが学校であった名残りがあちこちに。

廊下や階段など中の作りはそのままなので、ただ歩き回っているだけでも何となく懐かしい感覚になる。

面白いのは、普通だったら「ご来店の皆さまへお知らせします。」で始まる館内放送が、ここでは「ご来校の皆さまへお知らせします。」で始まっていた。そして写真がピンぼけしてしまっているけれど、案内パンフレットは先生が持っていた出席簿みたいなファイルを模したものだった。

本校舎には総合案内所や宿泊施設(なんと、教室に宿泊ができる!お風呂もありました。)、食事処が備わっていて。そして体育館はそのまま丸ごと「きょなん楽市」という、鋸南(きょなん)など南房総の特産品を多数扱う巨大なマルシェとなっていて、とても賑わっていた。駐車場を出る時には、すでに車の入庫待ちで行列ができていたほどです。

6年間通い続けた方にとって廃校は多少なりとも残念な出来事かもしれない。でも、同じ場所で建物はそのままに、市内外問わず多くの人に利用される施設となって残り続けるって、何だかとっても素敵なことだ。

金谷元名林道も、少しだけ走ってみた

これは後から知ったのだけれど、普段は写真手前で通行止めとなっている道。これはFTRだとマフラーこすってしまうような感じだったので引き返すことにした。

どうやら複数人で林道ツーリングに来ていた方々、この道を逆方向から進んできたらしく通行止めを一時的に取っ払っていたよう。ちなみにこの通行止めの少し前に三差路があって、さらに先へも行けたようだけれど今回はここで元の道へと戻りました。

ツーリングバッグにキャンプ道具満載でも、無茶しなければ林道も走れるものだということが分かったけれど。すれ違った前述の方々の視線が少し恥ずかしくもあった金谷元名林道かじりでした。

帰りのブランチは「大分からあげ とらい」の、からあげ丼にしてみた

金谷元名林道の後は、ブランチに竹岡式ラーメンで有名な「梅之家」を目指したのだけれど。いざ着いてみたら、すでに30人ほどの待ち行列が出来ていたので断念。次は開店前を目指して行ってみようと思う。

さて、どうしたものか?と少し悩んだ結果、まだ11時過ぎなのでしばらく内陸へと走ることに。以前、南房総キャンプツーリングに来ていたしげさんと合流した際にたまたま見つけた「大分からあげ とらい」を目指すことに。

大分からあげ丼に、味噌汁を追加。以前も同じ味噌汁だったか?記憶にないのだけれど、天かすが入った一風変わった味噌汁も美味しかった。

お台場海浜庭園キャンプ場

http://www.odaibakaihinteien.jp/

住所:〒294-0316 千葉県館山市洲崎908-22

レストラン オリーブ

http://olive-kamogawa.com/

住所:〒296-0001 千葉県鴨川市横渚 鴨川 789

道の駅 保田小学校

http://hotasho.jp/

住所:〒299-1902 千葉県 安房郡鋸南町保田724

金谷元名林道

大分からあげ とらい

https://47pasmac.jimdo.com/

住所:〒297-0233 千葉県長生郡長柄町六地蔵 六地蔵205-18

館山・お台場海浜庭園キャンプツーリングの道のり

2018年9月22日(土)・1日目

2018年9月23日(日)・2日目

コメント

  • お!岡村隆史定食ってそういう由来があったんですね!ますます気になりますね。今度こそは!

    お台場海浜庭園キャンプ場も気になりますね。以前そことオレンジ村キャンプ場と悩んで結局オレンジ村キャンプ場に行きましたが、今度はお台場海浜庭園キャンプ場へ行ってみます!

    by nmind €2018-09-24 9:37 PM

    • オリーブの情報、ありがとうございました!
      そして今なら(何故か)ご自由にどうそって、メジャー(測定のメジャーです)がたくさん置いてもありました。
      そして何故か、ひとつ頂いてしまうという・・・笑
      お台場海浜庭園、ぜひ行ってみてください。そちらからですとアクアライン経由ですよね、それもまた羨ましい道のりです。^-^

      by ken_ken €2018-09-24 10:25 PM

  • 実は前回の千葉キャンプの時に久里浜→金谷間のフェリーを利用しましたが、その旅してる感が堪らなくて今度また千葉へキャンプ行く時もまたフェリーを利用しようと思ってます^^

    http://www.tokyowanferry.com/smart/index2.php

    普通のツーリングはアクアラインで全然いいんですけどね。

    by nmind €2018-09-25 8:57 AM

    • nmindさん、こんばんは^-^
      そうだったのですね!確かにフェリーにバイクを積み込むのは「旅」感が出ますね。
      東京湾フェリー、(人だけだったら)往復二千円しないのだと知り驚きです。往復の高速やガソリン代を考えると、断然お得感もありますね。

      by ken_ken €2018-09-25 10:37 PM

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鉄馬も好きだけど、本当の馬も好き。一口馬主やっていらっしゃるライダーさんいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。「FTR223と行く」ブログを書き始めたら、なおさらバイクへの愛着が増してしまったので、そんな愛情をココにどんどん残していきます。どうぞ宜しくお願いします。