2018/02/15
2018年も10月中旬に差し掛かったところで、急に冷え込んできてしまった。
暑すぎ!なんて言っていた8月下旬の群馬・野栗キャンプや、10月とは思えないほど陽気だった茨城・上小川キャンプさえも懐かしくなってしまう。
と、何となくおセンチになってしまうのは、ツーリングキャンプへ行くのに快適な日々としばらくのお別れだから、だけではないことは何となく分かっている。
夏も終わったあと、秋の日没の速さだったり風の冷たさを感じると、今でもふいに思い出してしまうのは「高校3年の秋」なのである。
一体いつの話だよ!というツッコミもありそうだけれど、こればっかりは季節と共に、勝手に湧き出てくる記憶なので致し方なし。
秋になるとふと蘇るのは、いつでもこんな感じのシーン。
高3の秋、最後の文化祭準備を当時仲良かった8、9人で、暗くなるまで教室でやっていて。
お前、どこ受けんの?とか、少し先の話題もあったような気がするけれど、いつもと変わらず他愛もない話ばかりだった気がする。ただ、秋が終わればすぐに年を越し、そして暖かくなる前に皆それぞれの道に行くんだってこと、たぶんこの位の時に感じていたんだと思う。自分だけじゃなく、多分みんな。
でも、そういう類のことは誰も口にしない。言葉にした途端に何だか安っぽくなってしまうの、何となく分かっているから。
あと、すっかり暗くなった下校時間、当時付き合っていた女子部のマネージャーとの帰り道とかも思い出してしまう。何を話していたのかさえ思い出せないけれど。
この季節は、毎年そんな頃のことを必ず思い出してしまうのです(笑
数年前のことではなく、ウン十年前の頃の話と言っていいくらい昔のハナシ。それでも毎年、自身にとって秋の風の冷たさは、どちらかと言えばおセンチな気持ちも一緒に運んでやってくるようだ。
バイクツーリングキャンプで欠かせない道具たち
まったくもって話が脱線してしまったけれど。
これまでFTRで各地へキャンプツーリングに行ってきました。そんな中で、愛着も湧いてしまったいくつかの「キャンプ道具たち」について紹介していきます。その中に、どなたかが気になっているアイテムがあれば何かの参考にもなれたらと思います。
ノースイーグルの「ツーリングドームⅡ」
キャンプ泊をするなら、何はともあれ無くてはならないもの。
1万円以下で購入できる中では「最高のテント」だと思っています。使い始めてそろそろ5年になるが何処もへたってきていない。
値段などを考えると、使っているうちにどこか破れてきたり糸がほつれたりしてきちゃうんじゃないの?なんて購入当初こそ思っていたものの、今のところそんなこともなく、防水性も保たれています。
重さが約3.6kgと、もう少し高額な他のソロ用テントと比べると、若干重量があるのはデメリットかもしれません。でも、FTRのリアキャリアに搭載して走る分には「重たいかも」と感じたことはないです。
あと、収納にそこそこ慣れてくると少しだけ雑にテントを畳んでも、付属の収納袋にきっちり納まってくれるところは毎回のように助かっています。
以前にも記事にしていますが、タナックスのミニフィールドシートバッグにも納まるサイズ。
今でこそテントはツーリングバックに収納させずリアキャリアにくくりつけていますが、ミニフィールドシートバッグにも何とか納まるので、積み方はそれなりに融通が効くと思います。
ロゴスの「ピラミッドグリル」
これも、バイクでソロキャプするようになった当初から使い続けているもののひとつ。
メーカー説明では1~2人用とあるように、サイズ的に一度に大量の炭を投入することができないので、肉や野菜をガンガン焼くようなシチュエーションには不向きです。ちびちびと一杯やりつつ、ちまちまと焼き鳥を焼いて楽しむ、というような使い方がベターかもしれません。
ソロなんだから、お酒もご飯もそこそこで良い、という方にはピッタリだと思います。
あと、付属の網はグリルのサイズとぴったりなのですが、それだと「この焼き鳥、少し焼けすぎてきてる!」というような時の逃げ場を確保することができません。
上の写真にも写っていますが、100均で購入できるもうひと回り大きいサイズの網を代用するとけっこう便利です。
このグリル、もうひとつのデメリットとしては、やはり一度に入れられる木炭の量が少ないことから、例えばキャンプ場で購入する木炭を使い切るのにそれなりの時間を要してしまうことでしょうか。別に無理して燃やさなくてもいいんですけどね・・・
次のステップアップとしては、最近のキャンプではもっぱら焼き鳥屋状態になっているので、もうひと回り大きなグリルと串台の組み合わせを考えていたりも。
ノースイーグルの「ローチェア」で、まったりと
欠かせないものとして挙げておきながら、実はここ最近のツーリングキャンプで立て続けに持っていくのを忘れているもの・・・
言い訳としては「シートバッグの中の荷物OK、テントOK!バックパックの中身もOK!」で満足して、シートバッグにくくり付けて持っていく、このローチェアのことをつい忘れてしまう。
それでもソロ(ツーリング)キャンプで、なぜこのローチェアが欠かせないかというと、という話。
バイクでのキャンプ時は基本的に荷物を出来る限りコンパクトにしたいので、前述のグリルやテーブルも必然的に背が低い(地面に近い)ものになります。
そうすると、椅子も低い方が色々と作業するのに楽になり。色々なモノをコンパクトに納めようとすると、結果どうしても上背の無いものになっていくので、それに併せてチェアも低いほうがもろもろの作業には便利だったりするのです。
このローチェア、別名「あぐらチェア」と呼ばれたりもしていますが、足を延ばすも良し、あぐらを描いたり体育座りみたいな恰好でもいけます。
ランタンは、ドッペルギャンガーの「ポップアップランタン」
ランタンも必要最低限、1つだけ持っていくようにしています。
愛用しているのはドッペルギャンガーの「ポップアップランタン」なのですが、いつの間にかドッペルギャンガーは「DOD」へとブランド名称が変更になっていたのですね。
実際の写真がないのですがコレ、ぱかっと広げたらランタンになるし、閉じた状態であれば光源が狭まって懐中電灯変わりにもなります。あと、スイッチひとつで白色と暖色系の2つの明かりに切り替えることが可能な点も気に入っています。
使い始めた当初、バッグの中に入れっぱなしにしていたらあっという間に電池が切れてしまったので「そういうものなのか?(待機電力だけで電池を消耗してしまうモノ?)」と勘ぐったりもしたけれど。
その初回以降、間をおいても消耗する様子はないので、どうやらバッグの中に入れている中で自然とスイッチオンになってしまっていた模様。
長押しをしないと点灯しない設計になってはいますが、そのスイッチ自体が軽い力で押せてしまうので、色々と詰め込んだバッグの中に仕舞い込まないようにした方が良いかもです。
願わくば、点灯スイッチとは別にロック機能が付いて欲しい。
タナックスの「ミニフィールドシートバッグ」あってこそ
(テントは別にして)これらのキャンプ道具をバイクに載せていくには、やはりバッグが必要で。タナックスの「ミニフィールドシートバッグ」が、それを可能にしてくれている。
購入を検討していた当初、これFTRにも積載できるのだろうか?もよく調べずに買った記憶があるのですが、実際FTRのシートにも安定して取り付けることが可能でした。
このバッグはホントに丈夫で、今後バイクを買い替えたりなどして、もうひと回り大きなバッグを望んだりしなければたぶん一生使い続けられるような気がしている。
毎日のように使うものではないので、使用頻度を考えたら当然かもしれないけれど。毎年のキャンプや北海道で1週間いっしょに走っても痛んできている様子がまったく無いです。