FTR223と行く

FTR223からVスト250乗りになりました。明日はバイクと、どこ行こう。バイクでトコトコ、どこ行こう。

バンクシーって誰?展に行ってきました

time 2021/09/21

バンクシーって誰?展に行ってきました

連休中の平日休み、気になっていた「バンクシーって誰?展」に行ってきました。

場所は天王洲の寺田倉庫。寺田倉庫の存在は、以前に中野善壽(なかの よしひさ)氏の著書を読んだ時に知った。中野善壽氏は伊勢丹に入社後、その子会社や鈴屋で勤務したのち、寺田倉庫が拠点とする天王洲アイルエリアをアートの力で独特の雰囲気、文化を感じる街に変身させた人物である。(と、Amazonの解説にあった)

ちなみに読んだ本のタイトルは「ぜんぶ、すてれば」というもの。

Amazonプライム会員向け「Prime Reading」対象として挙げられていたことをキッカケで読んでみたのですが、とてもよかったです。ディスカヴァーという出版社がいかにも好みそうなタイトルであるのが若干鼻についてしまったけれど、またいつか読み直してみようと思う。

単純に「バンクシー展」でも、よかったのでは・・・

そんな本をきっかけに知った寺田倉庫。そして数日前に知ったバンクシー展が開催されているのも寺田倉庫。

きっと寺田倉庫が何かのキーワードであるに違いない。ということで行ってきました「バンクシーって誰?展」です。

展示場内では代表的なバンクシー作品の脇に、下の写真にあるような解説文が添えられていて。どういった思いで描かれたものなのか?だとかを想像しやすかった。(解説がないと想像すら出来ないというのは文化の違いやイマジネーションの足りなさの証でもあるだろう・・・)

会場内は写真撮影もOKということなので、ここからは幾つかの写真でバンクシー展の雰囲気を残しておきます。

バンクシーの壁画はたびたび日本でもニュースに取り上げられるけども、芸術としての素晴らしさについて正直なところ自分には何も分からない。(対象がバンクシーでなくても同様だけど・・・)

反資本主義、反体制など痛烈な批判を込めた壁画と言われても、どこか他の世界のことに感じてしまい。バンクシーの壁画がなんだと取り上げることはあっても、その絵の背景にあるものについて上手く説明できないメディアもまたそのことを如実に表していると思う。

バンクシー自身は、自身の描いた絵がオークションで何億円という価格で落札されることに対しても皮肉っているという。彼の絵を理解する富豪が彼の絵を手に入れるためにはたいた大枚は、どうかバンクシーが皮肉っている「世界の矛盾を少しでも解消するために使われたらいいのに」と願うばかりだ。

なお、とても印象的だったのがバンクシー展のなかで「映画やミュージアム、演劇会場の出口ではお約束のようにお金を落とさせるためのグッズショップが用意されていることを皮肉ったものである」という解説の書かれた作品が展示されていたのだけれど、そんなバンクシー展会場出口でも、しっかりとグッズショップが待ち構えていたことである。思わず苦笑してしまった。

で、せっかくだからと1枚の小さなステッカーを購入してしまいました。

買ってしまう自分も自分だけど、そんなバンクシーを扱っておきながら売るほうもまた売るほうである。踊る阿呆に見る阿呆って、きっとこういうことなのだろうか・・・

ちなみにこのステッカー、Vストロームのフロントスクリーンあたりにさりげなく貼ろうと思っています。

ドーナツの向こうのゲートブリッジ

天王洲のあとは途中、有明のミスタードーナツに立ち寄ってオールドファッションとポンデライオンを手に入れてから若洲公園へ。

陽ざしは少し強いけれど、バイクで走っていたら暑くもなく寒くもなく、風がとても気持ちいい。スクリーン越しにいわし雲が見えたりすると、あぁ。もう秋なんだなぁと思ったりもして。

ひさしぶり、ビアレッティ・モカエキスプレスとある風景です。こぽこぽこぽ、と静かな出来上がりの音を聞いたら楽しみにしていたドーナツの紙袋を開けるのです。中に何のドーナツが入っているかなんて、自分で選んで買っているのだから分かり切っているのに。それでもガサガサとわざとらしく音をたてて紙袋を開ける行為は、まるで何かの儀式のようで楽しくなってしまう。

ポンデライオンのもちもち食感もクセになるけど、コーヒーの苦味に合うのはオールドファッションの控えめな甘さと程よい食感だと思っている。

こんな穏やかな日がこれからも続きますように。

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けんけん

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鉄馬も好きだけど、本当の馬も好き。一口馬主やっていらっしゃるライダーさんいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。「FTR223と行く」ブログを書き始めたら、なおさらバイクへの愛着が増してしまったので、そんな愛情をココにどんどん残していきます。どうぞ宜しくお願いします。