FTR223と行く

FTR223からVスト250乗りになりました。明日はバイクと、どこ行こう。バイクでトコトコ、どこ行こう。

【2018年・夏の北海道】念願の、神の子池なのだ!Vol.11

time 2018/08/02

【2018年・夏の北海道】念願の、神の子池なのだ!Vol.11

昨年は砂湯キャンプ場で1泊後、弟子屈経由で目指した神の子池だったけれど。疲労感が満載、かつ天候もあいにくの雨と寒さのため、向かっている途中で断念してしまった神の子池だったけれど。

2018年7月18日、この日の天候なら行ける、間違いナイ!と、喜び勇んで向かったのでした。

2018年7月18日(水)の、FTRと北海道巡りの旅・後編

前回は川湯から弟子屈経由で一度下ってから上がっていく道のりを選択しました。と言うのも、この「神の子池」、ほんの少しだけアクセスしづらい場所にある(と思っている)。

屈斜路湖周辺から神の子池を目指すとなると、2つの選択肢がありまして。

  • 国道391号を上がって行ってから、1115号を下るルート
  • 国道391号を下ってから、弟子屈経由で1115号を上がっていくルート

美幌峠を下ってきたあと、そのまま「ばひゅっ!」と砂湯キャンプ場付近から一直線に目指せる道がないのです。(とは言っても、上図の上がってから下るルートなら、約1時間も走ったら到着できる距離なのだと今さらながらグーグルマップで知りました。)

2017年の際は、上ってから下るルート方面が明らかに悪天候だったことを考慮しても、なしてわざわざ距離も時間も倍以上かかる弟子屈経由を選んだのだろう・・・疲労感で何処となく余裕が無くなっていたせいかもしれない(笑

念願の、神の子池に到着!

国道1115号を走っていると、「神の子池」の大きな看板が立っているので迷うことはなかった。

看板に従って林間に入っていくと、そこからは結構な距離の砂利道が続きます。対向車があったりもするので、見通しの悪いカーブではゆっくり焦らずに登っていく。

そして青み掛かった、透き通った池を1年越しで観ることができました。

うわさには聞いていたけれども、池自体を1周するのに5分も掛からない位の小さな池。でも、写真でしか見たことのなかった青色を実際に観ることが出来ました。

上手く写しきれていないけれど、神の子池にも川魚が住んでいて。たぶんイワナでしょうか。水面を飛ぶ虫が落ちて来るのを常に待ち構えているようだったので、おそらく釣り糸を垂らせばすぐに釣れてしまいそう。「でも、神の子池に住む川魚を釣って食べたりなんかしたら、たぶんバチが当たりそうだよなぁ・・・」と、ぼんやり思ったりもした。

霧の摩周湖が、まったく霧がかっていなかった件

神の子池からさらに調子づいて、裏摩周湖展望台にも立ち寄ってみたところ。若干の曇り空ではあるものの、湖面に雲が映るほど綺麗に見ることができた。

この日は美幌峠も神の子池も、摩周湖も。1年前に観た時よりも良い景色だったり、1年前には行くことすら諦めてしまった幾つかの場所に行くことができた。2018年、北海道ツーリングも終盤し差し掛かるなかで忘れられない1日となりました。

さらに、この日はこれでお仕舞い・・・ではなかったのである。

しげさんと、桜が丘森林公園キャンプ場で合流!

しげさんは、2017年人生初の北海道ツーリング時、帰りのフェリーでたまたまご一緒させて頂いた方です。帰りのフェリー乗船待ち、バイクに跨って待っている際に「結構なバイクの数ですね。」とたまたま会話を交わしたのが、しげさん。

その会話がきっかけで、帰りの船の中では北海道のおすすめスポットの情報交換をしたりと、北海道行きの出発便では味わうことのなかった楽しい時間を過ごすことが出来ました。

旅の記録を残していくことに興味を持つきっかけも、この方の影響です。ツーリングマップルに道中で知り合った色々な方からの情報を手書きメモして残しているのを見させて頂いて「自分もいつか、オリジナルの地図帳を作り続けてみたい」と思ったのでした。

そんな方と1年振りにまた北海道で合流することになったのは、事前に約束を交わしていたかのような感じになってしまいますが、ホントにたまたま偶然に重なった今回の北海道ツーリングだったのでした。

出発1週間前になって急に自慢したくなり(笑)、久しぶりにLINEしてみたら「俺も行くよ、同じ時期。」という返信。「えぇっ!?なんでもっと早くに教えてくれないのん!?」と思ったりもしたのですが、それは自分も同じである・・・(笑

それに付け加え、出発前に告げる行為自体がフライング気味だったかもしれません。「今年も北海道、来ちゃってます」で偶然に重なったほうが、より自然だったかも。なんていう贅沢な「たられば」も少々あったり。

1人北海道に限らず、1人で出掛けるバイク旅やツーリングって、やっぱりいちばん大切にしたいのは1人で自由気ままに巡る時間。程よい距離感があるから、久しぶりに会って楽しめるという面もあったりするのかもしれません。なので、この時も「何処かで日程が合って、また話すことが出来れば」と、お互いそう思っていたはずです。

それでも、しげさんは旭川で登山を楽しんだ後、再度、道東まで走って「桜が丘森林公園キャンプ場」まで戻って待っていてくれたのでした。(待っていてくれた、という言葉は相応しくないかも。北海道行きます!と伝えてしまった自身に、その貴重な1日を併せてくれたのです。)

亀之湯からの、ししゃも焼きつつ日本酒をちびちびキャンプ

合流後は、しげさんオススメのご当地銭湯「亀之湯」へ、ひとっぷろ浴びに行きました。

番台があって、小銭(確か200円とか、300円)で入浴させてもらえる。確か300円だったのが、200円に値下げしたとか番台さん言っていたような記憶が。

今どき値下げのお風呂屋さん!?と思ったのですが、値段を調べるためググってみたら、トリップアドバイザーの口コミに「弟子屈町HPの案内には200円とあったのですが、実際は300円でした。」なんていう過去の書き込みもあったので、弟子屈町HPの誤記(?)に併せて、番台のおじちゃん値下げ敢行したのかな?なんて思ったりも。

ちなみにボディーソープやシャンプー、石鹸も無いので、必要であれば自身で用意して持って行きましょう。

この時の自身も一切何も持っていなかったので、しげさんに無くなる寸前のボディーソープを借りてしまいました。というか、借りた時点の一押しで切らしてしまいました、スイマセン。ありがとうございました(笑

亀之湯の地図

住所:弟子屈町桜丘2丁目3番1号

ちなみに、けっこう熱めと聞いていたお風呂は予想に反して「ぬるめ」だった。

自分「あんま、熱くないっすね。」

しげさん「だね、前と違うな。」

なんて会話をしていると、明らかに常連っぽい地元のおじさんが「ぬるいんなら、そこの蛇口をひねればえぇ」みたいなことを教えてくれて。

教えてもらった通りに蛇口をひねったら、浴槽の底まで伸びている排水管からモノすごい熱湯が出てきた。火傷するレベルの熱湯。亀之湯での湯音調整はどうぞ慎重に(笑

亀之湯でさっぱりした後は、弟子屈にある生協のスーパーで夕飯の買い出し。

しげさんが「尾西の白米」(お湯を入れるだけで、ほかほかのご飯が食べられる)を1パック分けてくれるので、レトルトの函館カレーを購入し、さらに惣菜コーナーにあった「ザンギ(唐揚げ)」も盛り付けてみたら、とても美味しいカレーが出来上がった。肝心の盛り付け写真はピンボケしてしまっているけれど。

夕飯を食べてお腹も落ち着いたら、ちびちび飲みつつ北海道の情報交換タイム。

ここで登場するのが、前夜ウナベツ温泉に宿泊されていたご夫婦さまに頂いた日本酒なのです。せっかく頂いたお酒に併せ、たまたま生協で見つけた「乾燥ししゃも」を購入し、お互いのバーナーに火をつけては炙って食べて、話して。炙っては食べて、話して。こういう、ちまちました作業が大好き。

初めての北海道ツーリングで、このような繋がりの方に出逢えたことは本当に幸運だったと思う。

旅先でぽろっと出てしまうような、笑い話のような日常の話をした時も、笑い話で受け止めてさらに面白ろおかしく返してくれる。そう、旅先だと(特に大自然を目の当たりに数日を過ごすと)ぜんぶが笑い話で済んでしまうようなところがあって、そういう自分がいるのがまた可笑しかったりする瞬間でもあります。

とてつもなく懐が広いしげさんは、秘かにもうひとりの兄貴だと思っていたりする(笑

2018年7月18日(水)、この日の道のり

総走行距離は199キロ。距離だけ見ると短めだけれど、ウナベツ温泉から網走監獄、美幌や砂湯で足湯、念願の神の子池に久し振りの再会と、とても濃い1日。じっくり、ゆっくり廻るのも悪くない。

次回は「ニンジャと一緒に、士幌まで走る!」話になります。続きは下のリンクカードから、どうぞ。

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けんけん

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鉄馬も好きだけど、本当の馬も好き。一口馬主やっていらっしゃるライダーさんいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。「FTR223と行く」ブログを書き始めたら、なおさらバイクへの愛着が増してしまったので、そんな愛情をココにどんどん残していきます。どうぞ宜しくお願いします。