2018/02/15
Vストローム250に乗って日本海へ沈む夕日を見に行くためだけのツーリング、2日めは只見にある旅館「みな川」さんから出発。
思えば今回なぜ「只見」だったのかといえば。
7月の連休前、職場での昼休みにグーグルマップを開きつつ、どこ行こうか?なんて、ぼ~っと眺めていたときのこと。たまたま横を通りかかった先輩に「只見イイよ、只見。なんもないけどね」なんて言われて。
その一言で、よっしゃ!只見に行ってみよか。となったわけです。
只見いいよ、只見。
どこへ行こうか決めてもいないときは、誰かの「イイよ」に従うとだいたい間違いないものだと思っています。
いや、間違いないどころか良い思い出になったりします。誰かが「イイ」って思っているもの、わざわざ教えてくれているのだから。
この本いいよ。だったり、この音楽いいよ。というオススメと同じで、この場所いいよ。と言ってくれるのは、何気ないことかもしれないけど自身にとっては大切なもので。誰かの気持ちのおすそ分けを頂いたような気がして、すごく嬉しくなったりします。
宿をチェックアウトしたあと、まず向かったのは道の駅「尾瀬街道 みしま宿」です。ここは第一只見川橋梁ビューポイントが有名のようです。
ビューポイントに向かうまで少しばかり急な山道の階段を登つことになるのですが、ぜぇぜぇ言いながら登りきったあと、渓谷にかかる橋を遠くから眺めることができる。
到着があと10分早かったら、この橋梁を走る電車も見ることができました・・・
町内中心地、三島町宮下地区にあるビューポイント「宮下アーチ三兄弟」は、一か所から3つの橋を眺めることができます。連なる3つの橋を眺めることができるスポットは、日本中でもココだけだとか。
こんな感じで、この日は橋づくしの只見~三島ツーリング。
それにしても、山や川にかかる橋という構図の風景には、人を惹きつけて止まない何かがあるに違いない・・・
只野から南会津、阿賀を抜け、新潟県へと向かう
西会津から阿賀を抜け新潟へと向かう国道459号、49号は山と山のあいだを走る気持ちの良い道。
道中、休憩がてら阿賀野川にある鹿瀬ダムを眺めつつ昨夜に握った山菜おこわおにぎりをいただく。雄大な景色も背景にダムを眺めながら食べる、大きめおにぎりひとつの美味しさよ・・・
阿賀野川沿いの道は本当に気持ちがよく、逆さまにしても気づかないような夏っぽい写真も撮ることができました。↑逆さま
↓ほんとの写真
新潟県村上市から、海沿いに南下して柏崎、上越市まで
新潟県に入ったあとは、内陸から村上市へと北上をしてから日本海側に出た。
というのも、なるべく日本海沿岸に沿って走り続けてみかたかったから。
ただ、これぞ沿岸ならではの気持ち良い道!は、村上市~新潟市内を抜けるまでは皆無でして・・・ちょっとだけ無駄に北上してからの南下だったかもしれない。
右前に日本海を眺めつつ、くわぁ~気持ちいい!というようなワインディングロードは柏崎原発を通り過ぎたあたりからでした。
そんな柏崎で、駅舎のすぐ向こう側が日本海という素敵なロケーションの駅をみつけたので立ち寄ってみました。
駅舎前にはハーレーが先に停まっていた。
ホーム内でハーレー乗りとおぼしき方に声をかけ「このホームからだと日本海に沈む夕日が見られますね?」と世間話をしたところ。
もっと綺麗に見られる場所があるんだよ。ここからバイクで2、3分もかからないところで、ちょうど今からそこに向かおうと思っている。とのこと。
それは自分も行ってみたい!ということで、急きょ同行させていただくことに。お、おおぅ!素敵な眺めです。日本海に沈む夕日を見るという目的が叶いました。
ご親切な地元ライダーさんに巡り会えてよかったです。
陽が沈む瞬間を待つあいだも(やぶ蚊に襲われながら)立ち話をしていると、昔は埼玉県加須に住まわれていて、仕事の関係で銚子にもよく行かれていたのだとか。利根川沿いの道をバイクで走って、取引先の銚子までよく行ったなぁ~なんて話を聞いたら、またちょっと親近感が。
今夜はホテル門前の湯を宿に取っていることを伝えると、門前の湯のすぐそばにある「麵屋あごすけ」は、上越市イチバン人気のラーメン屋だ!ということも教えていただきました。
たまたま立ち寄った無人駅での会話から、夕日スポットを教えていただいたり、おすすめラーメン屋さんを教えてもらったり。
こういう出会いがあるから、気ままなツーリング旅は大好きです。
朝8時すぎから20時までトコトコ走り続けていたので、お腹もぺこぺこ。ホテル門前の湯にチェックイン後、すぐに麵屋あごすけへと向かいます。
よぉし!今夜はオススメいただいたラーメン食べるぞぉ。と、意気込んでお店に到着すると、20時過ぎにも関わらず20人ほどの入店待ち行列が・・・
行列に並んで待つほどの気力と体力はすでになく、残念ながら麵屋あごすけは諦めました。
2021年7月24日の道のり
走行距離:410km
千葉から只見までの前日のほうが長距離を走った感覚があったけれど、それよりも長い距離を走っていた2日め。
日本海へ沈む夕日を見に行くだけのツーリングも、残すところあと1日。
最終日は千葉へと帰るツーリングですが、もうひとつ。もうひとつだけ、やってみたかったことを実現する日でもあったのです。