FTR223と行く

FTR223からVスト250乗りになりました。明日はバイクと、どこ行こう。バイクでトコトコ、どこ行こう。

【キャブレター】メインジェットとスロージェットの話

time 2018/03/28

【キャブレター】メインジェットとスロージェットの話

以前、「プラグを眺めているだけで何となくワクワクしてしまう」という記事を書きましたが、メインジェットとスロージェット調整も好きだったりします。

初めてキャブレターのオーバーホールを行った際、併せてメインジェット・スロージェットも交換してみたら、それはもうキャブ調整の沼にどっぷりと浸かってしまった思い出があります。ですので、好きと言うよりは「憎めない奴」感覚に近いのかもしれません。

メインジェットとスロージェットって、何?の話から

そもそも、キャブレターに取り付けられている「メインジェット」「スロージェット」って何?を、簡単に説明します。

メインジェットもスロージェットも、ジェットという名が付いている通り、燃料(ガソリン)を噴出する役割を持っているパーツになります。メインジェットは文字通り「主役のジェット」であり、主に中速~高速域での、燃料噴出量の調整役を担っているものです。その反対にスロージェットは、スローという言葉通りにアイドリング時~低速域担当です。

メインジェット、スロージェットどちらにも小さな穴が空いています。

画像で手に持っているのはスロージェットになりますが、このように幾つかの小さな穴が空いていて、この穴部分から燃料が出てエンジンへと吸い込まれていくようになっています。

FTR用のメインジェットとスロージェット交換パーツ

キャブレターのオーバーホール時、併せて購入したのはポッシュから販売されている、各サイズが揃ったジェットです。

  • メインジェット #125 #130 #135 #140 #145 #150
  • スロージェット #35  #38 #40 #42

この、メインジェット6サイズ、スロージェット4サイズを取り換えては試走、試走しては取り換えで、かなり苦労したことも今となっては良い思い出です。ちなみに、各数字が燃料を吹き出す穴のサイズになります。#125であれば1.25mm、#35は0.35mm。

スロージェットを例にすると、#35は0.35mmで、#38は0.38mmとなるので、その差はわずか0.03mmしかありません。ただ、この僅かな差が、燃料供給の最適具合を左右してしまうのですから驚きです。

ちなみに各ジェットにもサイズが刻印されているのですが、かなり小さい文字で読み取るのが面倒です。(単に老眼になっただけとも言えます(笑))届いた時に、娘にひとつひとつのサイズを読み上げてもらい、格納ケースに記入しました。

でもこれ、結構役に立つんです。今、何番手を付けているんだっけ?と思った時も、#140が空き部屋になっていることから、それがすぐに分かります。地味におススメです。

ジェット交換にはまってしまう要因

そもそも、自身がキャブレターのオーバーホールをしようと思ったきっかけは、エアクリーナーを新調(それまで付いていたものと同じ製品を新品交換)した途端、エンジンからの吹き戻し(燃料が燃焼し切らず、キャブレター側に戻ってきてしまう現象)が起きてしまったからでした。エアクリーナーを新調しただけで起きるものとは考えにくいので、併せて燃調のためジェット交換もしようと思ったのです。それが苦労の始まりとも知らず(笑

以下、これからジェット類をいじってみようと思っていらっしゃる方向けの、個人的アドバイスです。※整備素人の経験談なので参考程度にしてください。

メインとスローを、一度に交換しないこと

キャブレターを何度も取り外し、開け閉めすることを避けるためにやってしまいがちなことですが。メインジェットとスロージェットを1度に交換してしまうと、その後の走行で「吹けが悪い」「伸びが悪い」「カブる」等の症状が出た時に、どちらの交換が起因しているものなのか判断しづらくなってしまいます。低速時または高速域、どちらでの症状なのか?から、ある程度の憶測を立てることは可能ですが、スロージェットもしくはメインジェット、どちらか片方ずつの交換をおすすめします。

交換後の試走は、低速~最高速域まで、きっちり確認すること

例えばスロージェットの番手を交換した後のテスト走行で「低速時にカブらなくなった!よしOK!」で終わらせてしまうのではなく、ちゃんと中~高速域でも状態に問題がないかどうか、色々な速度帯でテスト走行しておくことをおすすめします。吹けが良くなって加速力が増したと思っていたけれど、実は最高速が落ちてしまっていたことに、後々になり高速道にのってみて初めて気づいた、というようなこともありうるのです。

スロージェットだけ交換したからと言ってアイドリングと低速時の調子だけを見るのではなく、高速域でも問題がないか。またその逆に、メインジェットだけを交換した際もアイドリング時や低速時のエンジン状態をしっかりと確認しておいた方が、より間違いありません。

負けないで。もう少し。

こんなことなら、エアクリーナー交換しなければ良かったな・・・とか、キャブ開けてみるんじゃなかった・・・というような後悔の念がふつふつと湧き上がってくる時もあるかもしれません。何となくしっくりこないけれども、ある程度は普通に走行できるようになったから、こんな感じでいっか。と妥協してしまいそうな時もあるかもしれません。

それでも諦めず、番手を上げたり下げたり繰り返していると、そのうち「びたっ!」と納まる、最適な乗り味を感じる日が来ます。と言うか、その日が来た時は最高に気持ち良いです。乗馬で言うところの、馬がやっと自分を認めてくれ、指示を聞いてくれるようになった感覚に近いかもしれません。

ジェットを換えてしまったばかりに、以降ずっと調子が戻らないということはありません。3つのスロージェットと、6つのメインジェットなので、組み合わせは「たったの18通り」です。ベストな乗り味になった時の最高に気持ち良い瞬間を思えば、やる気になれない天文学的数字でも何でもないです。

ジェットをいじっていると、改めてキャブレターの魅力に気づく

ジェット類に空いている穴、これって1mm以下のわずかな違いにも関わらず、少し変えてみるだけでエンジンの具合が明らかに変わるので、ほんとうキャブレターって面白い、すごいと思います。ちなみに、このジェット交換の沼に陥っていた時に、キャブレターの取り外し時間がどんどん短縮して出来るようになるという経験値も積むことができました。

自身のFTRは中古で購入したもので、購入当時からパワーフィルター化されていました。また、メイン・スロージェットともに、何番手が付けられているのかも、自身でキャブレターを開けてみるまで知らなかったという状態でした。それでも見よう見まねでそんな風になれるのですから、諦めずに(むしろ楽しみながら)ジェット調整に挑まれてみては如何でしょうか。

■備忘録 :  FTRのジェットサイズ(ノーマル)は、スロー♯35 メイン♯118

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けんけん

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千葉県は、ふなっしーと同じ市に住んでいます。鉄馬も好きだけど、本当の馬も好き。一口馬主やっていらっしゃるライダーさんいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。「FTR223と行く」ブログを書き始めたら、なおさらFTRへの愛着が増してしまったので、そんな愛情をココにどんどん残していきます。どうぞ宜しくお願いします。



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