2018/02/15
かなり間があいてしまったけれども、今年の日本シリーズは1戦、1戦どれもが目を離せないほどの接戦だった。
連日ものすごく良いものを観させてもらったので、日本シリーズが終わったあと11月末から12月初旬にかけては喪失にも似た脱力感に襲われた日々だった。
日本シリーズ回顧録
一進一退が続く日本シリーズ、第6戦までもつれこんだ11月27日の土曜日、延長12回表2アウトで廻ってきた川端慎吾の打席。
レフト前ヒットで出塁した塩見がワイルドピッチの末、2塁へ進塁したその後。
スライダーを何とかバットに当てた川端の打球は、ちょうどショートとレフトの間に落ち、塩見はホームへ生還。
ちょうど良いところに落ちたポテンと言えばポテンヒットだけど、この勝ち越し打はそれ以上に色々な偶然が詰まったポテンヒットだと思っている。
2アウトなので、打球がフェアグランドに転がる、もしくはフライが上がれば当然ランナーはなりふり構わず走る。あれがもしもノーアウトないしワンアウトのシーンだったなら、セカンド上の塩見も恐らく3塁止まりだったはずで。
2アウトだったから、打った瞬間に塩見が全速で駆けたのは言わずもがな。もうひとつの偶然はボールの滞空時間ではなかろうか。ホームまで余裕で間に合う走塁になったのは、川端の当たりが良くも悪くも滞空時間の長いフライだったからだ。
あれがもし、もう少し低い弾道でレフト前に落ちていたらどうだっただろう。ホームでタッチアウトになっていたかもしれないし、それ以前に三塁コーチャーがストップをかけていたかもしれない。逆に、もう少し高い弾道だったなら前進守備を敷いていた吉田正尚のレフトフライだったはずで。
ちょうど良い滞空時間で、ちょうど良い場所に落ちた、まさしく奇跡的な1打だったと思っている。単なるポテンヒットと言えばそれまでだけど、良いところにいい滞空時間で落ちた奇跡的なポテンヒットだと胸を張って言いたい。(自分が打ったわけではないが)
優勝を決めたあと、高津監督がインタビューでこう言っていたのも印象的だった。
決して(川端の)当たりはよくなかったけれども。えー・・・。当たりはよくなかっけれども、良いバッティングだったと思います
たまに出る高津監督の「あ、こういう言い方はよくないか」と思ったあとの補足的なヒトコトを、今年は何度耳にしてきただろう。
ポロっと出ちゃう「あ・・・こういう言い方はマズイか」的なところに、また人間臭さや人柄的なものを感じてしまう。
残念ながらロッテとスワローズの日本シリーズとはならなかったけれど、近いうちに同カードの日本シリーズはきっとやってくるはずだ。そう願いつつ、いまだ余韻に浸っている今日この頃です。
クライマックスシリーズ優勝記念としてネット限定販売された、こちらのつばくろう人形。
御多分に漏れず2つ注文してしまったけれども、届くのは受付締め切り後の約12週間と書いてあった。
受注締め切りはたしか11月初旬だったので、そこからざっくり計算しても1月末か2月頭だろうか。2022年になってから届くのか・・・と思ってしまったけども、そこはまぁ、生産ロスをなるべく無くすためだろうから致し方なし。
1体は、観戦に誘ってくれた従姉夫婦家族への御礼として。もう1体は、ヤクルトの活躍に久しぶりヤクルト愛が目覚めた娘への記念に贈ろうと思っている。
が・・・、自分も欲しくなってしまったので1体はリビングに飾ろうと思う。
そう、今年は何が楽しかったって、ヤクルト久しぶりの躍進はもちろんのこと。娘まで久しぶりノリノリになっていたことも嬉しかった。
そんな娘と神宮観戦に2度ほどいっしょに行ったのは、たしか2019年だっただろうか。
初めての神宮球場では、スワローズ攻撃の回になるとみんな総立ちで応援するような外野席の1席を取ってしまい。
娘、まわりが総立ちになって応援しはじめた瞬間に、目が点になっていたなぁ。そんな驚いている様子を察してくれたのか、真後ろの席の方が娘にミニ傘を貸してくれたりして。その借り物の傘をまわりと一緒になって振り振りできたことが、逆に良い思い出にもなったようだった。
もう1試合は阪神戦だったはず。知人に譲ってもらったチケットは阪神の3塁側で「どうして周りの人が喜んでいる時に悔しいのガマンしないといけなくて、逆に喜びたいときにもガマンしないといけないのだ」と、現地で憤っていた。かなりプンスカしていた。まぁ、気持ちはとてもよく分かる・・・笑
そんなこんなで娘とも共通の話題で喜べたし、まだまだ野球なら一緒になって楽しめると分かって良かった2021年でした。
四国ツーリングの際は、権現温泉にも行ってみよう
ヤクルト優勝に浮かれつつも喪失感に襲われていた12月初旬、たまたま愛媛新聞のこんな記事が目に留まった。
ヤクルト日本一に沸く温泉宿 池山隆寛から山田哲人へ続く「温泉組」
この記事を読んで、どうしてヤクルトは毎年、松山市のぼっちゃんスタジアムで公式試合を開催しているのだろう?という永年の素朴な疑問も解決したし、何よりも権現温泉に一度は足を運んでみようと思ってしまった。
ここ2年のコロナ禍で北海道、四国ツーリングは躊躇っていた。来年こそは四国ツーリングあるかな。その際は権現温泉にも立ち寄ってみようと思う。
前述の愛媛新聞記事にもあった、ヤクルトスワローズのちょっとした記念品展示コーナーを一度は目にしておきたい。
職場の方、いとこにもらった絶対大丈夫シールをトップケースの何処かに貼り付けてさ。